ルカーチ温泉の料金・営業時間・入り方|地元の人が通うブダの温泉(2026年版)
この記事の目次
- 中庭に残る歴史:ただのスパではない温泉
- 2026年にルカーチ温泉が注目される理由
- 初めてのルカーチ温泉:上手な回り方
- ルカーチ温泉の料金と基本情報(2026年)
- 入場料
- 追加オプション
- 忘れ物をしたら
- 営業時間
- 住所と行き方
- キャビンとロッカー、どちらにするか
- 最初の印象と「ルカーチの迷路」
- 湯の話:プールとウェルネスエリアをくわしく
- 屋外のオアシス
- 歴史ある温泉の中心部
- サウナワールドは追加料金を払う価値があるか
- マッサージと貸切風呂
- ビアスパ:読み間違いではありません
- ひとつだけある本当の不満
- 近所で食べるならここ(温泉の軽食よりおいしいものがあります)
- 温泉のあとに:ギュル・ババ廟まで散歩
- 2026年、ブダペストのほかの温泉との比較
- 結論
- 連絡先
ゲッレールト温泉が改修で2028年まで、キラーイ温泉が無期限で休館しているいま、2026年にブダ側で予約すべき歴史ある温泉はルカーチ温泉(Lukács gyógyfürdő)です。中庭の壁には何百枚もの大理石の感謝の銘板が並び、いちばん古いものは1890年代のものです。この湯で本当に楽になったと感じた人たちが残していきました。
目当てにしたいのは、ブダペストでも特に医学的な効能が高いとされる湯と、地元の人が中心の客層です。いちばん静かなのは平日の朝です。14歳未満の子ども連れ(入場できません)や、5つ星ホテルのような更衣室を期待する人には向きません。ロッカー室やシャワーには古びた印象のところもあります。半日の予定で、まず湯につかり、近所で食事をして、丘を5分上ったギュル・ババ廟まで歩いてみてください。
日本の温泉とは勝手が違います。水着の着用が必須で、プールは男女一緒です。タオルとビーチサンダルは持参するか、館内で買うことになります。
※円換算は1フォリント=約0.49円(2026年11月3日のECB参考レート)で計算した目安です。レートは変動します。

中庭に残る歴史:ただのスパではない温泉
ルカーチ温泉の正門をくぐると、すぐにほかとは違う場所だとわかります。豪華なロビーの代わりにあるのは、大きなプラタナスの木陰に木漏れ日が落ちる静かな中庭です。壁を飾るのは金箔ではなく、もっと貴重なもの、何百枚もの大理石の感謝の銘板、ハーラターブラーク(hálatáblák)です。この湯で癒やされた世界中の人たちが残したもので、1890年代までさかのぼります。1枚1枚に感謝の物語があり、観光客向けの温泉では感じられない、この温泉の薬効の歴史を静かに、力強く伝えています。

大理石の感謝の銘板の壁。いちばん古いものは1890年代です。写真:Lukács Gyógyfürdő
この深い歴史の感覚は、施設全体に行き渡っています。ルカーチ温泉の物語は、いまの立派な建物よりずっと前に始まります。12世紀にはすでに、聖ヨハネ騎士団がこの泉で病人を治療していました。オスマン帝国の支配下では、力強い泉は入浴ではなく、火薬と穀物の水車小屋を動かすのに使われていました。歴史のおもしろい一面です。
いまの温泉の形ができ始めたのは1880年代で、パロタイ・フュレプ(Palotay Fülöp)が温泉ホテルに生まれ変わらせ、その評判はヨーロッパ中に広まりました。でも、この温泉の本当の魂は文化的な施設としての顔にあります。20世紀の大半、ここはハンガリーの芸術家や知識人の非公式なクラブハウスでした。偉大な作曲家コダーイ・ゾルターン(Kodály Zoltán)と同じ湯につかっているところを想像してみてください。伝説では、彼はときどきベンチの上に立ち、ほかの入浴客を即席の合唱団にして指揮したそうです。作家のオトリク・ゲーザ(Ottlik Géza)やエルケーニ・イシュトヴァーン(Örkény István)も常連で、この温泉はハンガリー文学の一部にもなりました。
重なり合う歴史は建築にも表れています。ゲッレールト温泉のようなひとつの壮大な構想ではなく、何世紀にもわたる増築と再建の結果としての折衷的なスタイルで、1920年代の端正な古典主義・ビーダーマイヤー様式の正面がそれをまとめています。博物館というより、いまも息づいているブダペストの歴史の一部です。
2026年にルカーチ温泉が注目される理由
まず避けて通れない話からです。ゲッレールト温泉が2028年まで休館し、キラーイ温泉も無期限で休館しているため、ブダペストの温泉事情は大きく変わりました。セーチェニ温泉はこれまで以上に混み、ルダシュ温泉は美しいものの、規模が小さく料金も高めです。

屋外の温泉プールにつかる人たち。ほとんどが地元の人で、そこがこの温泉のよさです。写真:Lukács Gyógyfürdő
ルカーチ温泉は静かに表舞台に出てきました。この場所にはそれがよく似合います。ルカーチ温泉は有名になろうとしたことがなく、いい温泉であることに忙しかったのです。ここの湯はブダペストでも特に医学的な効能が高いとされ、カルシウム、マグネシウム、硫酸塩を豊富に含み、フッ化物イオンも多めです。変形性の関節の病気から事故後のリハビリまで、幅広くすすめられています。壁の大理石の感謝の銘板は、飾りではないのです。
家族連れへの大事なお知らせ: ルカーチ温泉は14歳以上という年齢制限を厳しく守っています。これはルカーチ温泉だけではありません。ルダシュ温泉とダンダール温泉は2022年4月から14歳未満を断っていて、セーチェニ温泉も2025年8月から加わりました。小さな子ども連れなら、マルギット島のパラティヌスのような家族向けの施設を検討してください。
初めてのルカーチ温泉:上手な回り方
ルカーチ温泉への行き方は簡単です。ブダ側のフランケル・レオー通り(Frankel Leó út)25-29番地にあり、公共交通で簡単に行けます。トラム4番か6番で「マルギット橋ブダ側(Margit híd, budai hídfő)」で降りて北へ数分歩くか、トラム17番か19番で目の前の「セント・ルカーチ温泉(Szent Lukács Gyógyfürdő)」停留所まで行けます。
ルカーチ温泉の料金と基本情報(2026年)
入場料
| 券の種類 | 平日(月〜木曜) | 週末(金〜日曜) |
|---|---|---|
| 大人 | 7,000フォリント(約3,400円) | 8,000フォリント(約3,900円) |
| シニア/学生 | 3,800フォリント(約1,800円) | 4,900フォリント(約2,400円) |
| 午後券 | 3,800フォリント(約1,800円) | - |
| コンプレックス券(オンライン限定) | - | 8,900フォリント(約4,300円) |
コンプレックス券とは? オンラインで買うときだけ選べる、週末限定の新しい券です。入場にサウナワールドとキャビンがセットになっています。どうせ両方を追加するつもりなら、かなりの節約になります。
追加オプション
| オプション | 料金(フォリント) |
|---|---|
| キャビンへのアップグレード | 1,000フォリント(約490円) |
| サウナワールド | 1,300フォリント(約630円) |
| 貸切風呂(2人/3時間) | 18,000フォリント(約8,700円)(現在は改修のため休止中) |
| 貴重品ボックス | 1,100フォリント(約530円) |
忘れ物をしたら
| 品物 | 料金(フォリント) |
|---|---|
| タオル(購入) | 6,900フォリント(約3,400円) |
| バスローブ | 12,600フォリント(約6,100円) |
| 水着 | 6,300フォリント(約3,100円) |
| 水泳帽 | 2,100フォリント(約1,000円) |
| スリッパ | 4,200フォリント(約2,000円) |
家にあるものにしては高い値段です。ホテルを出る前に荷物を確認すれば、そのぶん節約できます。
支払いはフォリントで、窓口で払う金額です。円は1フォリント=約0.49円(2026年11月3日のECB参考レート)で換算した目安で、レートは変動します。
営業時間
- 月曜、水〜日曜: 7:00〜19:00
- 火曜: 7:00〜22:00(延長営業)
- チケット売り場は閉館の1時間前に閉まります
- プールエリアは閉館の20分前までに出る必要があります
- サウナワールド: 月〜金曜は14:00から閉館まで|土・日曜と祝日は終日
- 飲泉所: 水・金曜11:00〜18:00
ひとことアドバイス: 火曜日は隠れたねらい目です。延長営業を知らない観光客が多いので、17時を過ぎて人が引いたあとに、のんびり夜の湯を楽しめます。この温泉に残っている、地元の人だけの秘密にいちばん近いものです。
住所と行き方
- 住所: 1023 Budapest, Frankel Leó út 25-29
- 交通: トラム4・6番(マルギット橋停留所)、またはトラム17・19番(セント・ルカーチ温泉停留所)
- ウェブサイト: lukacsfurdo.hu
旅行者にうれしい情報です。ブダペストカードがあれば、ルカーチ温泉は1回目が無料、2回目以降は毎回20%割引になります。市内をたくさん回る予定なら、このカードはかなりお得です。
じっくり通いたい人へ: ルカーチ温泉には15回分の回数券が80,000フォリント(約38,800円)であります。ブダペストに数週間滞在して定期的に通うなら、1回あたり約5,300フォリント(約2,600円)まで下がるので、いい買い物です。
キャビンとロッカー、どちらにするか
チケットを買うときに、ロッカーかキャビンかを聞かれます。ロッカーは文字どおり、男女別の大きな共同更衣室にある小さな金属の箱です。キャビンは個室の小さな更衣ブースで、着替えて荷物を置いておけます。キャビンへのアップグレードは1,000フォリント(約490円)の追加です。
ひとことアドバイス: カップルや友達2人なら、1人はキャビンつき、もう1人はロッカーつきのチケットにするのがいちばん経済的です。2人ともキャビンで着替え(せまいので交代で)、荷物も中に置いておけば、少し節約しながらプライバシーも確保できます。
最初の印象と「ルカーチの迷路」
ロッカーやキャビンの鍵になる電子リストバンドで改札を通ると、少し戸惑うかもしれません。館内は本物の迷路のようで、廊下は曲がりくねり、思いがけないところに階段があり、屋外プールを探すのがちょっとした冒険になります。
いらいらしないでください。何世紀もかけて形を変えてきた歴史ある建物の魅力のうちです。簡単な目安を書いておきます。上の階のメインの更衣室から、メインの階段を下りてください。右に曲がると屋外プール、左に曲がると迷路のような屋内の温泉エリアです。
湯の話:プールとウェルネスエリアをくわしく
ルカーチ温泉の中心は、もちろん湯です。ブダペストでも特に医学的な効能が高いとされる湯で、カルシウム、マグネシウム、硫酸塩などのミネラルを豊富に含み、フッ化物イオンも多めです(Ca−Mg−HCO₃、SO₄²⁻、F⁻)。変形性の関節の病気から事故後のリハビリまで、幅広くすすめられています。
屋外のオアシス
屋外プールは温泉の社交場で、地元らしいのんびりした雰囲気です。

上から見た屋外の温泉プール。流れるプールの通路と、縁に沿ったジェットつきのベンチが見えます。写真:Lukács Gyógyfürdő
- レジャープール: 主役は屋外の大きな「ファンシープール」で、水温は気持ちのいい33〜35℃です。現代的な楽しみがそろっていて、体を軽く押し流してくれる渦巻く「流れるプール」の通路や、肩のこりをほぐす強力なネックシャワーがあります。水中で背中をマッサージするジェットつきのベンチは、いまは使えません。
- 遊泳プール: レジャープールの両側に、しっかり泳ぎたい人向けの少し冷たい遊泳プールが2つあります(22℃と26℃)。地元の人なら知っている大事な点: この2つのプールでは水泳帽が必須です。とても厳しく守られていて、ほとんどの観光客が引っかかります。館内で2,100フォリント(約1,000円)で買えますが、自分で持って行くほうがずっと安上がりです。

中庭の遊泳プール。入る前に水泳帽をかぶってください。かぶっていないと取りに戻らされます。写真:Lukács Gyógyfürdő
歴史ある温泉の中心部
屋内に入ると、時代をさかのぼったような気分になります。雰囲気は静かで落ち着いていて、薬効の強い湯特有の、少し硫黄のようなにおいがします。ここには水温の違う3つの温泉浴槽(32℃、36℃、熱めの40℃)と、体を冷やす24℃の浴槽があります。年配のハンガリーの人たちが静かに湯につかり、防水の新聞を読み、湯の効き目にまかせている姿が見られる場所です。
飲泉所について: ここでは温泉水を実際に_飲む_こともできます。飲泉所が開いているのは水・金曜の11:00〜18:00です。味は、慣れが必要な味、とだけ言っておきます。それでも、せっかくここまで来たなら試してみる価値はあります。
サウナワールドは追加料金を払う価値があるか
1,300フォリント(約630円)を追加すると、サウナヴィラーグ(Szaunavilág)、つまりサウナワールドに入れます。中には、塩の結晶のサウナ、アロマスチームキャビン、赤外線サウナ、セッションが行われる大きなフィンランド式サウナ(2026年10月5日から改修のため閉鎖)、さらにヌーディストサウナまであり、イグルーやテピダリウムなどの休憩エリアもそろっています。

デッキチェアの並ぶ屋上テラス。プールとプールの合間のひとときに。写真:Lukács Gyógyfürdő
お知らせ(2026年): ハーブサウナは現在営業していません。迷路の中で探し回らないように書いておきます。
改修のため閉鎖中: 男性用更衣室、貸切風呂のサービス、バリアフリーの更衣設備は一時的に使えません。2026年10月5日からはサウナワールドのフィンランド式サウナも閉まっています。技術的な理由で使用停止中: レジャープールの背中マッサージのジェット。
出典:閉鎖のお知らせは2026年10月3日にlukacsfurdo.huとその英語のページで確認しました。
営業時間に注意: 平日、サウナワールドが開くのは14:00からです。週末と祝日は終日営業です。サウナが目当てなら、それに合わせて計画してください。
ひとことアドバイス(サウナのマナー): これはぜひ知っておいてください。サウナワールドはヨーロッパの伝統的なスタイルの水着なしのゾーンです。入るときにサウナシーツを渡され、座ったり横になったりするときは必ずそれを敷いて、体が木のベンチに直接触れないようにします。ヌーディストのエリアでは体を覆うかどうかは自由ですが、衛生のためにベンチにシーツを敷くのはここでも必須です。このマナーを先に知っておけば気まずい思いをせずにすみ、地元の文化への敬意も示せます。
結論として、サウナ好きなら種類の多さを考えると本当にお得です。軽く蒸気浴をしたいだけなら、通常のチケットに含まれるスチームルームで十分です。
マッサージと貸切風呂
もう一段ぜいたくをしたいなら、ルカーチ温泉にはマッサージのメニューがいくつかあります。2026年は、アロマまたはリフレッシュのマッサージが20分で9,000フォリント(約4,400円)、45分で13,000フォリント(約6,300円)です。いちばん安いマッサージではありませんが、温泉プールで1時間過ごして筋肉がほぐれたあとのいいマッサージは格別です。
ふだんは貸切風呂(2人・3時間で18,000フォリント、約8,700円)もあります。特別なお祝いや、人目を気にせず過ごしたいときにぴったりです。ご注意: 公式サイトによると、貸切風呂のサービスは改修工事のため一時的に休止しています。これを予定に組み込む前にlukacsfurdo.huを確認してください。
ビアスパ:読み間違いではありません

ルカーチ・ビアスパの木の浴槽。それぞれにビールサーバーがついています。写真:Lukács Gyógyfürdő
ルカーチ温泉には専用のビアスパがあります。2人用の木の浴槽が9つある別室で、麦芽、ホップ、ビールの塩を混ぜた36〜38℃のさら湯に45分つかりながら、浴槽の横のサーバーからチェコのクラフトビールを好きなだけ注げます。飲むビールが湯に入ることはありません。運営はセーチェニ温泉のビアスパと同じThermal Beer Spaですが、ここでは浴槽がメインのプールから離れた場所にあります。
| ルカーチのビアスパのチケット | 平日 | 週末 |
|---|---|---|
| ビアスパのみ(温泉の入場なし) | 22,000フォリント(約10,700円) | 26,400フォリント(約12,800円) |
| ビアスパ+ルカーチ温泉の1日券と個室の更衣室 | 30,500フォリント(約14,800円) | 34,900フォリント(約16,900円) |
| ビアスパ+ルカーチ温泉の1日券+20分のマッサージ | 39,500フォリント(約19,200円) | 43,900フォリント(約21,300円) |
セッションは毎日11:00〜19:00です。日〜木曜は、13:00〜15:00に始まるセッションが20%割引になり、これはルカーチだけの割引です。予約は運営会社のルカーチ・ビアスパの予約ページから。48時間以上前にキャンセルすれば90%が返金されるか日程を変更でき、48時間を切ると返金はありません。
予約する前に知っておきたいこと:
- 年齢: 14歳未満は温泉エリアに入れないので、小さな子ども連れの家族はビアスパのみのチケットにし、セッション中はずっと大人が部屋にいる必要があります。18歳未満にはビールは出ません。
- タオルとビーチサンダル: 持参してください。ビアスパではタオルを5,000フォリント(約2,400円)で売っています。
- 時間帯: プールも楽しみたいなら、早めの枠を予約してください。温泉はビアスパの最終セッションが終わる19:00に閉まるので、遅い枠だとそのあとプールに入る時間はほとんどありません。例外は火曜日で、温泉は22:00まで開いています。
- 部屋: メインのプールから離れているので静かです。ただし広くはないので、満員の週末の枠は窮屈に感じるかもしれません。
セーチェニ温泉のビアスパとの比較は、2つの場所を並べて比べたセーチェニ・ビアスパのガイド(英語)をご覧ください。
出典:温泉の公式サイトのビアスパのページ、Thermal Beer Spaの料金、営業時間とFAQ、返金規定。2026年10月17日に確認。
ひとつだけある本当の不満
完璧な場所はありません。おとぎ話を期待して行く前に、ルカーチ温泉の欠点もひとつ伝えておきます。プールと歴史ある中庭はすばらしいのですが、付属の設備には古さが目立つところがあり、ロッカー室といくつかのシャワー室は古びた印象です。
これで行くのをやめるほどではありません。ルカーチ温泉が観光パンフレット向けに磨かれた高級スパではなく、地元で長く愛されてきた実用的な施設だというしるしです。気取らない魅力のひとつでもありますが、5つ星の完璧さを期待しているなら知っておいてください。(それを求めるならルダシュ温泉のほうが合うかもしれません。ただし料金は高く、個性は少し薄れます。)
近所で食べるならここ(温泉の軽食よりおいしいものがあります)
館内には簡単なビュッフェ(「Lukács Büfé」)があり、シュニッツェルのような素朴なハンガリー料理を出していますが、特筆するほどではありません。温泉の館内での支払いはすべてキャッシュレスなので、銀行カードか温泉のチャージ式カードが必要です。食欲は取っておきましょう。本当のごちそうはすぐ外にあります。
- 時代をさかのぼるなら: 温泉から少し歩いたところにあるバンビ(Bambi)は、生きた博物館のような店です。赤い合皮のいすから、愛想のないところまで味のある接客まで、1960年代からほとんど変わっていないカフェバーです。年配の常連がチェスを指し、コーヒーは昔ながらの水玉模様のグラスで出てくる、地元で愛される店です。シンプルなトーストサンドを頼んで、本物のレトロな雰囲気にひたってください。
- イタリアのストリートフードなら: 温泉の文字どおり隣にある小さな店で、アランチーニと呼ばれるシチリアのライスコロッケが食べられます。外はカリッと、中はチーズたっぷりで、とてもおいしく、温泉のあとの上質な軽食にぴったりです。具は何種類かあり、ベジタリアン向けもそろっています。
- 伝説のスイーツなら: ブダペストのスイーツ好きにとっての巡礼地です。ダウブネル(Daubner)は老舗で、いつも店の外まで続く行列がその実力を物語っています。バスで少し、または歩いて15分かかりますが、食べ歩き好きなら外せません。定番のエステルハージ・トルタ(Eszterházy torta、くるみのケーキ)、クレーメシュ(krémes、大きなバニラクリームのケーキ)、それに塩味のシャイトシュ・ポガーチャ(sajtos pogácsa、チーズのスコーン)を頼んでください。
- ちゃんと座って食事をするなら: しっかり食べたいなら、マルギット橋の近くにあるHíd Bisztróがいい選択です。ハンガリー料理と各国料理の安定したメニューがあり、夏はすてきなテラスもあります。
温泉のあとに:ギュル・ババ廟まで散歩
ルカーチ温泉から丘を5分ほど上ると、ギュル・ババ廟(英語)があります。美しく修復された16世紀のオスマン朝時代の霊廟で、ヨーロッパで最も北にあるイスラムの聖地です。香りのいいバラ園に囲まれ、ドナウ川とペストを見渡すすばらしい眺めがあります。とても静かで入場無料の場所で、温泉の歴史ある雰囲気とよく合います。
2026年、ブダペストのほかの温泉との比較
ブダペストの温泉の顔ぶれが入れ替わったいま、選択肢を現実的に整理しておきます。
- ゲッレールト温泉: 改修のため2028年まで休館。選択肢になりません。
- キラーイ温泉: 無期限で休館し、再開日は発表されていません。こちらも選択肢になりません。
- セーチェニ温泉: 営業中で見事ですが、ゲッレールト温泉から流れてきた客を受け入れているため、いつもよりかなり混んでいます。料金も高めです。
- ルダシュ温泉: 営業中で、美しく改修され、屋上プールがあります。料金は高く、規模は小さめで、こちらも14歳以上です。
- ルカーチ温泉: 営業中で、手ごろで、本物です。地元の人が本当に信頼している湯で、総合的にいい選択です。
ほかの温泉もまとめて比べたいなら、ブダペストの温泉ガイドをどうぞ。
キラーイ温泉の状況は運営会社のサイトkiralyfurdo.hu(「無期限休館」)で、2026年11月1日に確認しました。
車いすでの利用に関するルカーチ温泉のお知らせは、2026年10月3日にlukacsfurdo.huで確認しました。
結論
ルカーチ温泉の魅力は、本当に効き目のある湯、手で触れられるほどの深い歴史、そしてほかでは再現できない地元らしい雰囲気の組み合わせです。セーチェニ温泉の壮大な柱やルダシュ温泉の屋上の華やかさと張り合おうとはしていませんし、その必要もありません。
ブダペストで湯につかりたくなったら、豪華な宮殿のような温泉を眺めるのももちろんいいでしょう。でも、心から体を休めたいならルカーチ温泉へ来てください。渦巻くレジャープールに場所を見つけ、まわりのハンガリー語のおしゃべりに耳を傾け、温泉の都の本当の素顔を感じてください。
連絡先
ルカーチ温泉(Lukács Gyógyfürdő)
住所:Frankel Leó út 25-29, 1023 Budapest
電話:+36 1 326 1695
ウェブサイト:lukacsfurdo.hu
よくある質問
ルカーチ温泉には何を持って行けばいいですか?
水着、タオル、ビーチサンダル(必須)です。水泳帽が必要なのは屋外の遊泳プールを使う場合だけですが、ここはとても厳しいので念のため持って行きましょう。館内で買うと、タオルは6,900フォリント(約3,400円)、水着は6,300フォリント(約3,100円)、水泳帽は2,100フォリント(約1,000円)かかります。
ルカーチ温泉の所要時間はどのくらいですか?
プールとサウナワールドを急がずに楽しむなら、少なくとも2〜3時間は見ておいてください。地元の人の多くは半日ここで過ごします。ビアスパ、ギュル・ババ廟、食事を組み合わせれば、ブダ側で1日まるごと過ごせます。
ルカーチ温泉が空いている時間帯は?
地元らしい落ち着いた雰囲気を味わうなら、平日の朝に行ってください。ほとんどが地元の人で、とても静かです。22:00まで開いている火曜の夜も、意外なほど落ち着いています。
ルカーチ温泉は現金とカードのどちらで払えますか?
入口では現金(フォリント・ユーロ)、銀行カード、SZÉPカードで払えます。館内はキャッシュレスのみなので、カードを使うか、入口でチャージ式のカードに入金してください。
ルカーチ温泉に子どもは入れますか?
入れません。ルカーチ温泉に入れるのは14歳以上だけです。ブダペストではほかにも同じ温泉があり、ルダシュ温泉とダンダール温泉は2022年4月から、セーチェニ温泉は2025年8月からです。
2026年、ゲッレールト温泉は営業していますか?
営業していません。ゲッレールト温泉は2025年10月1日に大規模な改修のため休館し、再開は2028年の見込みです。ブダ側でいちばんの代わりはルカーチ温泉で、同じく歴史ある雰囲気と本格的な薬効のある湯を、より安い料金で楽しめます。
ルカーチ温泉は車いすで利用できますか?
いまは完全には対応していません。ルカーチ温泉の公式サイトによると、バリアフリーの更衣設備は改修工事のため一時的に使えず、終了日は示されていません。特別な配慮が必要なら、事前に+36 1 326 1695へ電話してください。
ルカーチ温泉の館内で写真は撮れますか?
個人で使う目的なら撮れます。プライバシーには気をつけてください。建物を広く撮るのは問題ありませんが、ほかの入浴客を撮るのは避けましょう。
事前予約で窓口の列を避ける

料金確認日 2026-11-02. これらのリンクから予約すると、追加料金なしで当サイトの運営を支えることができます。 しくみについて.