ブダペストの安い温泉ガイド|料金比較と節約のコツ(2026年版)

最終更新: 2026-11-01·4 分で読めます
この記事の目次
  1. 観光客向けと地元向けに二極化する温泉料金
  2. ブダペストでいちばん安いダンダール温泉
  3. パラティヌス:夏以外は格安で楽しめる
  4. ダガーイ温泉の魅力は料金よりドナウ川の眺め
  5. ブダペスト東部の地元の温泉、パシュカール温泉
  6. 料金と格式のバランスがいいルカーチ温泉
  7. オスマン朝の浴場を手ごろに楽しめるヴェリ・ベイ温泉
  8. 家族連れや1日ゆっくり過ごしたい人にはチッラグヘジ温泉
  9. 2026年の温泉料金を比較
  10. ブダペストカードで温泉代を節約
  11. 温泉代を安くする7つのコツ
  12. 日帰りで行く価値があるブダペスト郊外の2つの温泉
  13. 格安の温泉で覚悟しておきたいこと
  14. ブダペストの温泉の最新料金とチケット(2026年)
  15. 格安温泉の早見表
  16. 最後に
  17. 事前に電話するなら

ダンダール温泉(Dandár gyógyfürdő)の平日の大人料金は3,500フォリント(約1,700円)です。セーチェニ温泉の13,200フォリント(約6,400円)のおよそ4分の1で、認定を受けた療養温泉水も同じ地下の温泉帯から湧いています。それでもほとんどの旅行者に知られていないのは、「ブダペスト 温泉」と検索するとセーチェニ温泉か、12,000〜16,000フォリント(約5,800〜7,800円)のルダシュ温泉が真っ先に出てくるからです。

格安の温泉は、地元の人が日常的に通う場所です。湯気の立つプールでお年寄りがチェスを指し、家族連れはお菓子を持ち込み、案内表示はハンガリー語だけということもよくあります。お湯そのものを楽しみたいなら格安の温泉を、壮麗な建物や写真映えを求めるならセーチェニ温泉とルダシュ温泉がおすすめで、料金に見合った満足感があります。ダンダール温泉は14歳以上しか入れないので、家族連れにはチッラグヘジ温泉か、ダガーイ温泉のファミリー券が向いています。どこでも正規料金を払う前に、下で紹介する2時間券、午後券、ブダペストカードの割引を確認してください。

有名な温泉のうち2つは、現在利用できません。ゲッレールト温泉は2025年10月1日に改修のため休館し、工事は2028年まで終わりません。キラーイ温泉は無期限で休館中です。

日本の温泉とは違う点を、先に確認しておきます。湯には水着で入り、タオルとサンダルは持参が基本です。競泳用のプールを使うなら水泳帽も必要です。

※円換算は1フォリント=約0.49円(2026年11月6日のECB参考レートで換算)です。1,000円未満は10円単位、それ以上は100円単位で丸めています。料金はフォリント表示で、窓口で支払うのもフォリントです。為替は変動するので、円の金額は目安としてご覧ください。

観光客向けと地元向けに二極化する温泉料金

2026年のブダペストの温泉は、事実上、観光客向けの価格帯と地元向けの価格帯に分かれ、そのあいだの差は広がっています。セーチェニ温泉は平日のロッカー券が13,200フォリント(約6,400円)、繁忙期は最大15,800フォリント(約7,700円)です。ルダシュ温泉は月〜木曜12,000フォリント(約5,800円)、金〜日曜15,000フォリント(約7,300円)、祝日と繁忙日は16,000フォリント(約7,800円)です。どちらも何世紀もの歴史を持つ世界的な名所で、料金に見合った満足感がありますが、選択肢はそれだけではありません。

一方、ダンダール温泉は3,500フォリント(約1,700円)から1日中温泉に入れて、チッラグヘジ温泉は4,500フォリント(約2,200円)、パシュカール温泉は4,700フォリント(約2,300円)です。パラティヌスも夏の6,000フォリントのあと、2026年9月14日から3,800フォリント(約1,800円)になり、観光客向けの価格帯を大きく下回っています。だからといって、体験が劣るわけではありません。同じ地下の温泉帯から湯をくみ上げ、多くは同じ市営の料金表(Budapest Gyógyfürdői és Hévizei Zrt.)で運営され、認定を受けた本物の療養温泉水を使っています。違うのは主に、大理石の内装や写真映え、案内表示の言語の数です。ハンガリー中央統計局によると、この10年でハンガリー全国の温泉施設から90近くが姿を消しました。残っている温泉、とくに知名度より入浴そのものを大切にする手ごろな温泉は、そのぶん貴重な存在になっています。

ブダペストでいちばん安いダンダール温泉

ダンダール温泉は2026年、ブダペストでいちばん手ごろな温泉です。平日の大人券は3,500フォリント(約1,700円)、週末は4,000フォリント(約1,900円)で、平日の2時間券はわずか2,500フォリント(約1,200円)です。営業は毎日9:00〜19:00、木曜は22:00まで。入れるのは14歳以上だけで、温泉プール、ウェルネスエリア、屋外プール、サウナがあります。場所は9区のダンダール通り3番地(Dandár utca 3)です。

ブダペストのダンダール通りに面した、1930年築のダンダール温泉のレンガ造りの建物を通りから見たところ

ダンダール通りに建つ1930年築のレンガの建物。建設当時から、見た目より実用を重んじた造りです。写真:Dandár Gyógyfürdő

ダンダール温泉に入ると、観光ルートから離れたブダペストの日常に触れられます。建物があるのはフェレンツヴァーロシュ(Ferencváros)地区で、静かに再開発が進みながらも、飾らない雰囲気を残す労働者の街です。団体ツアーも、QRコードで並ばずに入れるチケットもありません。ブダペストを有名にしたミネラル豊富な温泉水と同じお湯を、観光地価格ではない料金で楽しめます。

ダンダール温泉の魅力の中心は温泉エリアです。湯はカルシウム・マグネシウム・炭酸水素塩と硫酸塩・塩化物の温泉水で、フッ素の含有量がとくに多く、温泉側は変形性関節症、慢性の炎症、椎間板の不調、神経痛に効くとしています。メインの温泉プールは36〜40°Cで、冬の平日の朝は、何十年も通っている地元のお年寄りと一緒に入ることになります。ウェルネスプールにはジェットがあります(一部は現在使えないと公式サイトにあるので、行く前に確認してください)。フィンランド式サウナと、塩と遠赤外線を組み合わせたサウナもあります。

ダンダール温泉でいちばん節約になるのは、平日の2時間券2,500フォリント(約1,200円)です。お湯につかってサウナに入り、すっきりした気分で出てくるには十分な時間で、ブダ側のカフェのスペシャルティコーヒー1杯とほぼ同じ値段です。学生とシニアはさらに安く、平日2,400フォリント(約1,200円)、週末2,700フォリント(約1,300円)です。サウナエリアと屋外プールを含むコンプレックス券も、平日4,500フォリント(約2,200円)にとどまります。

ダンダール温泉へは簡単に行けます。トラム4番か6番でMester utcaまで行き、南へ約10分歩くか、ボラーロシュ広場(Boráros tér)から54番バスに乗ります。営業は毎日9:00〜19:00、木曜は22:00までで、チケット窓口は閉館1時間前に閉まります。タオルとサンダルは持参してください。ダンダール温泉の売店では、セーチェニ温泉やルダシュ温泉と同じく、タオル6,900フォリント(約3,400円)、サンダル4,200フォリント(約2,000円)で、どちらもダンダール温泉の入場券より高くつきます。

ダンダール温泉

  • 住所: Dandár u. 3, 1095 Budapest(9区)
  • アクセス: トラム4番・6番でMester utca下車、徒歩。または54番バス
  • 営業時間: 毎日9:00〜19:00、木曜9:00〜22:00。14歳以上のみ
  • 料金: 平日3,500フォリント(約1,700円)、週末4,000フォリント(約1,900円)
  • 2時間券: 平日のみ2,500フォリント(約1,200円)、別途デポジット1,000フォリント
  • 午後券: 2,500フォリント(約1,200円)
  • 学生・シニア: 平日2,400フォリント、週末2,700フォリント
  • 個室更衣室: プラス800フォリント
  • ウェブサイト: dandarfurdo.hu
  • ひとことアドバイス: コンプレックス券(4,500フォリント)ならサウナと屋外プールも使えて、それでも観光客向け温泉の基本券より安く済みます

ブダペストのマルギット島にあるパラティヌスの入口

写真:Illustratedjc、CC BY-SA 4.0

マルギット島のパラティヌス。2026年9月14日の料金改定から、平日の入場料は3,800フォリントです。

パラティヌス:夏以外は格安で楽しめる

マルギット島のパラティヌス(Palatinus strand)は、2026年9月14日の料金改定から、平日のロッカー券が3,800フォリント(約1,800円)、週末が4,200フォリント(約2,000円)です。平日は2時間券が2,600フォリント(約1,300円)、午後券が2,500フォリント(約1,200円)です。6月13日〜9月13日の夏料金は6,000/6,500フォリント(約2,900/3,200円)で、波のプール、スライダーパーク、季節営業の屋外プールが開いていた期間の料金です。秋の営業時間は毎日9:00〜16:00です。屋内の温泉プールと、1919年の開業にさかのぼる大きな屋外施設の両方があります。

パラティヌスの屋外プールと日光浴用の芝生を見渡したところ

上から見た屋外プール。中央にプール、まわりは一面の芝生です。写真:Palatinus Strandfürdő

パラティヌスは、街でもとびきり美しいマルギット島にあります。夏は6,000フォリントに上がるものの、料金のわりにあまり知られていない温泉です。ガイドブックで注目されるのは川の向こうの市民公園にあるセーチェニ温泉ですが、パラティヌスではドナウ川の中州で、ずっと安く温泉を楽しめます。夏は屋外プールと波のプールが人気で、それだけを目当てに訪れる人も多くいます。冬は屋内の温泉エリアが営業を続け、客はほとんど地元の常連になります。

最新の料金事情は次のとおりです。2026年1月、ほかの市営温泉がそろって値上げしたときも、パラティヌスは料金を据え置きました。屋外シーズンには独自の値上げがあり、2026年6月13日から平日の大人券は6,000フォリントになりましたが、2026年9月14日の秋料金で3,800フォリントに戻りました。これでパラティヌスはダンダール温泉に次ぐ2位に戻り、平日4,500フォリントのチッラグヘジ温泉が3位です。

運営はセーチェニ温泉やルダシュ温泉と同じブダペスト温泉会社(Budapest Spas)なので、設備は同じ水準で管理されています。湯はカルシウム・マグネシウム・炭酸水素塩を多く含み、複数のプールで36〜40°Cです。ロッカーの代わりに個室更衣室を使うと1,000フォリント(約490円)増しで、平日4,800フォリント(約2,300円)、週末5,200フォリント(約2,500円)になりますが、それでも有名温泉のロッカー券よりずっと安く済みます。

パラティヌスへの道のりも魅力のひとつです。ニュガティ広場(Nyugati tér)から26番バスに乗るか、トラム4番・6番でMargit hídまで行って島へ歩いて渡ります。マルギット島の公園を抜けて温泉へ向かう散歩では、多くの旅行者が知らないブダペストの一面に出会えます。

パラティヌス

  • 住所: Margaret Island, 1007 Budapest(マルギット島)
  • アクセス: ニュガティから26番バス。またはトラム4番・6番でMargit híd下車、徒歩
  • 営業時間: 毎日9:00〜16:00
  • 料金: 2026年9月14日から平日3,800フォリント(約1,800円)、週末4,200フォリント(約2,000円)(6〜9月のハイシーズンは6,000/6,500フォリント)
  • 2時間券/午後券: 平日2,600フォリント/2,500フォリント(週末の2時間券は3,000フォリントで土曜12:00まで販売、週末の午後券はなし)
  • 子ども・学生・シニア: 平日2,500フォリント、週末2,800フォリント
  • ファミリー: 平日7,600フォリント(3人)/10,100フォリント(4人)、週末8,400/11,200フォリント
  • 個室更衣室: プラス1,000フォリント
  • ウェブサイト: palatinusstrand.hu
  • ひとことアドバイス: ブダペストカードで20%引きになり、平日料金が3,040フォリント(約1,500円)まで下がります

ダガーイ温泉の魅力は料金よりドナウ川の眺め

ダガーイ温泉(Dagály gyógy- és strandfürdő)の大人料金は平日4,500フォリント(約2,200円)、週末4,900フォリント(約2,400円)で、子ども、学生、シニアは平日2,950フォリント(約1,400円)です。ドナウ川を望む13区にあり、温度の違う8つのプール、ウェルネスエリア、サウナがあります。2時間の水泳券は2,900フォリント(約1,400円)で、販売は月〜金曜の6:00〜8:00と17:30〜19:30だけです。

13区の地元の人に人気の温泉です。ドナウ川近くの広大な敷地にあり、夏の週末に家族連れでにぎわっても、ゆったり過ごせます。8つのプールは38°C以上のしっかりした温泉から、ぬるめの遊泳プールまでそろっていて、敷地の一部から見えるドナウ川の眺めは、屋内だけの温泉にはない魅力です。

ダガーイ温泉でいちばんお得なのはファミリー券です。大人2人と子ども2人で平日9,600フォリント(約4,700円)、1人あたり2,400フォリントになり、このガイドで4人家族が温泉に入るいちばん安い方法です。大人の料金ならダンダール温泉のほうが安いのですが、ダンダール温泉は14歳未満が入れないので、家族連れには選択肢になりません。子ども、学生、シニアは平日2,950フォリント(約1,400円)で、ウェルネスエリアは1,250フォリント(約610円)の追加です。

ダガーイ温泉は公式の練習施設でもあり、敷地をNemzeti Úszó- és Vízilabda Olimpiai Központ(国立水泳・水球オリンピックセンター)と共有しています。温泉プールでのんびりしている横で、オリンピックを目指す選手が泳いでいることもあり、ここならではの光景です。

行き方は、トラム1番でDagály utcaまで行くか、地下鉄M3(青線)のÁrpád híd駅から15分ほど歩きます。温泉のまわりは静かな住宅街で、湯上がりのランチを3,000フォリント(約1,500円)未満で食べられる地元の店がいくつかあります。食事を含めても、1日の出費を観光客向け温泉の入場券1枚分よりずっと安く抑えられます。

ダガーイ温泉・プール

  • 住所: Népfürdő u. 28-30, 1138 Budapest(13区)
  • アクセス: トラム1番でDagály utca下車。またはM3のÁrpád híd駅から徒歩
  • 営業時間: 毎日6:00〜20:00
  • 料金: 平日4,500フォリント(約2,200円)、週末4,900フォリント(約2,400円)
  • 子ども・学生・シニア: 平日2,950フォリント、週末3,800フォリント
  • 2時間の水泳券: 2,900フォリント、平日の6:00〜8:00と17:30〜19:30のみ
  • 4人家族: 平日9,600フォリント、週末11,050フォリント
  • ひとことアドバイス: 家族連れならファミリー券がいちばんお得です。大人2人と子ども2人なら1人あたり2,400フォリントになります

出典:ダガーイ温泉の料金と営業時間はnsu.huの料金表(2026年9月16日から有効)、2026年10月確認。

ブダペスト東部の地元の温泉、パシュカール温泉

ズグロー(Zugló、14区)のパシュカール温泉(Paskál gyógyfürdő)は、平日の大人券が4,700フォリント(約2,300円)、週末が5,700フォリント(約2,800円)で、平日は2時間券も午後券も3,800フォリント(約1,800円)です。営業は月〜金曜9:00〜20:00、土曜8:00〜20:00、日曜8:00〜22:00。改修を終えたばかりの温泉で、温泉プール、ウェルネスエリア、家族向けの設備があります。場所はEgressy út 178/fで、セーチェニ温泉から2km足らずなのに、料金は約3分の1です。

夏の日のパシュカールの屋外プール。階段と手すりのある広いターコイズ色のプールで人が泳ぎ、まわりに木々と赤いパラソル

夏の屋外プール。7月の午後はこれくらい混みますが、日曜の夜はほとんど空いています。写真:Paskál Gyógy- és Strandfürdő

パシュカール温泉は、地元の人の日常が流れるブダペストの住宅街にあります。近年の大規模な改修で、入場料からは想像できないほど清潔でモダンな施設になりました。温泉プール、ウェルネスエリア、しっかりした更衣室が、気取らない建物にまとまっています。

予算を抑えたい旅行者にとって、パシュカール温泉の魅力はセーチェニ温泉に近いことです。2つの温泉は2kmも離れておらず、セーチェニ温泉から20分歩けば、同じようにミネラル豊富な温泉水に約3分の1の料金で入れます。この一帯の温泉水はすべて同じ深い地下の温泉帯から湧いているので、お湯の質は変わらず、料金だけが安くなります。

まる1日つかる必要がない人には、3,800フォリント(約1,800円)の午後の2時間券がおすすめです。閉館2時間前に入れば、セーチェニ温泉のチケットの3分の1にも満たない料金で温泉を満喫できます。平日の2時間券には別途900フォリント(約440円)のデポジットが必要です。家族連れにもお得で、3人用ファミリー券(大人1人と3〜14歳の子ども1人以上)は平日9,400フォリント(約4,600円)、週末11,400フォリント(約5,500円)、4人用は平日13,400フォリント(約6,500円)、週末15,800フォリント(約7,700円)です。

パシュカール温泉へは、トロリーバス77番と82番が温泉のそばに停まり、デアーク・フェレンツ広場から約25分です。オスマン朝やアール・ヌーヴォー様式の名門温泉のような風格はありませんが、温かいお湯とサウナを気軽に楽しみたい日には、毎日でも通える料金のこうした温泉がぴったりです。

パシュカール温泉

  • 住所: Egressy út 178/f, 1149 Budapest(14区)
  • アクセス: トロリーバス77番か82番
  • 営業時間: 月〜金曜9:00〜20:00、土曜8:00〜20:00、日曜8:00〜22:00
  • 料金: 平日4,700フォリント(約2,300円)、週末5,700フォリント(約2,800円)
  • 2時間券: 平日3,800フォリント(約1,800円、別途デポジット900フォリント)、週末4,800フォリント(土曜12:00まで)
  • 午後券: 平日3,800フォリント(約1,800円)
  • 子ども・学生・シニア: 平日4,000フォリント、週末4,400フォリント
  • ファミリー(3人): 平日9,400フォリント、週末11,400フォリント
  • ファミリー(4人): 平日13,400フォリント、週末15,800フォリント
  • ウェブサイト: paskalfurdo.hu

料金と格式のバランスがいいルカーチ温泉

ルカーチ温泉(Lukács gyógyfürdő)の2026年の料金は、平日(月〜木曜)7,000フォリント(約3,400円)、週末(金〜日曜)8,000フォリント(約3,900円)で、前年から1,000フォリント上がりました。営業は毎日7:00〜19:00、火曜は22:00まで。ブダペストカードで1回無料、2回目からは20%引きです。

ブダペストのルカーチ温泉の、温かい屋外温泉プールに入る人たち

屋外の温泉プールでくつろぐ人たち。ほとんどが地元の人で、それもこの温泉の魅力です。写真:Lukács Gyógyfürdő

ルカーチ温泉は、ブダペストの温泉のなかでも恵まれた存在です。療養の実績がある歴史ある温泉で、感謝した患者たちが何世代も前から贈った大理石のプレートが壁に並び、ドナウ川のブダ側という名門温泉の立地にあります。それでも料金はセーチェニ温泉やルダシュ温泉の半分ほどです。2026年の1,000フォリントの値上げ(平日6,000から7,000、週末7,000から8,000)は、ブダペストの市営温泉で最大の上げ幅(率)でしたが、それでもしっかり中価格帯におさまっています。

予算を抑えたい旅行者にとって注目なのは、ブダペストカードとの組み合わせです。24時間、48時間、72時間のどのブダペストカードでも、ルカーチ温泉に1回無料で入れて、その後は20%引きです。24時間カードは2026年5月の値上げから約17,990フォリント(約8,700円)で、公共交通機関の乗り放題、博物館の無料入場、そのほかの割引も含まれます。ルカーチ温泉の無料入場1回は7,000〜8,000フォリント分で、BKKの24時間乗車券を単独で買うと2,750フォリント(約1,300円)なので、ほかの特典を使う前にカード代のかなりの部分を取り戻せます。

ルカーチ温泉の午後券(3,800フォリント、約1,800円。月〜木曜のみ、閉館前の2時間有効)もおすすめです。学生とシニアの料金も見逃せません。月〜木曜3,800フォリント、金〜日曜4,900フォリント(約2,400円)で、格安温泉の正規料金とほぼ同じです。サウナの追加料金は1,300フォリント(約630円)です。2人で3時間の貸し切り風呂も18,000フォリント(約8,700円)で掲載されていますが、改修工事のため一時休止中で、ウェルネスエリアのフィンランド式サウナも同じく休止しています(2026年10月確認)。

温泉はブダ側のフランケル・レオー通り(Frankel Leó út)にあり、トラム17番か、マルギット環状通り(Margit körút)を走るバスで行けます。館内はいかにも地元らしい雰囲気で、英語よりハンガリー語のほうがよく聞こえ、プールサイドのチェスも観光客向けの演出ではありません。ブダペストのクリエイターや医療関係者、近所の常連が、みな同じ38°Cのお湯に集まってきます。

ルカーチ温泉

  • 住所: Frankel Leó út 25-29, 1023 Budapest(2区)
  • アクセス: トラム17番。またはバスでフランケル・レオー通りへ
  • 営業時間: 毎日7:00〜19:00、火曜7:00〜22:00
  • 料金: 月〜木曜7,000フォリント(約3,400円)、金〜日曜8,000フォリント(約3,900円)
  • 午後の2時間券: 3,800フォリント(約1,800円)、月〜木曜のみ
  • 学生・シニア: 月〜木曜3,800フォリント、金〜日曜4,900フォリント
  • ブダペストカード: 1回無料、その後20%引き
  • ウェブサイト: lukacsfurdo.hu
  • ひとことアドバイス: ブダペストカードでルカーチ温泉に1回無料で入れるのが、ブダペストでいちばんお得な温泉の楽しみ方です

ブダペストのヴェリ・ベイ温泉

ヴェリ・ベイ温泉:16世紀オスマン朝時代の浴場で、5,700フォリントから落ち着いて温泉に入れます。

オスマン朝の浴場を手ごろに楽しめるヴェリ・ベイ温泉

ヴェリ・ベイ温泉(Veli Bej fürdő)の料金は、水〜金曜の午前の部が5,700フォリント(約2,800円)、月〜木曜の午後の部が6,700フォリント(約3,300円)、金曜の午後と週末が7,200フォリント(約3,500円)です。午前の部は水〜日曜6:00〜12:00、午後の部は毎日15:00〜21:00。ルカーチ温泉に近いブダ側の16世紀オスマン朝時代の浴場で、1回の利用は最長3時間です。美しく修復された小ぢんまりとした建物で、入場者数を絞って静けさを保っています。

にぎやかなセーチェニ温泉や、気さくな下町の湯といったダンダール温泉に比べると、ヴェリ・ベイ温泉は会員制クラブのような落ち着いた雰囲気を、手ごろな料金で味わえる場所です。マルギット橋の近くにある、丁寧に修復された小さなオスマン朝の浴場で、ほかの温泉とは雰囲気がまったく違います。人が少なく静かで、時間制限は厳格です。チケットは3時間有効で、超過すると1分ごとに40フォリント(約20円)かかります。定員が限られているので、混雑を感じることはまずありません。

修復ではオスマン朝時代のドーム建築を残しつつ、現代的なウェルネスの要素が加えられました。その結果、ブダペストでもっとも洗練された入浴体験と言えるものが、オスマン朝の総督ヴェリ・ベイその人の時代にさかのぼる建物で楽しめます。温泉プールは趣のある小部屋が連なるように配置されていて、大きな温泉のずらりと並ぶプールとはまったく違う、こぢんまりとした落ち着いた空間です。

平日午前の5,700フォリントなら、ヴェリ・ベイ温泉はルダシュ温泉のチケットの半分以下で、より静かな時間を過ごせます。午後の部は少し高い6,700フォリント、金曜の午後と週末は7,200フォリントですが、それでも観光客向けの価格帯よりずっと安く済みます。午前の部は水〜日曜の6:00〜12:00で、12:00〜15:00は閉まります。月曜と火曜は午後のみの営業です。チケットは窓口販売のみで、オンライン予約はなく、SZÉPカードも使えません。使い捨てタオルは1,100フォリント(約530円)、サンダルは1,900フォリント(約920円)です。祝日は休業で、例外は運営元がirgalmasrend.huに載せている日だけです。2026年12月31日(木)は通常どおり営業、2026年12月23日・24日・25日は休業、2027年1月1日は午前休業で15:00〜21:00に営業します。2026年12月26日(土)を含むそのほかの祝日はすべて休業です。マッサージは20分10,000フォリント(約4,900円)から65分20,000フォリント(約9,700円)まであります(ヴェリ・ベイ温泉の料金表、2026年5月15日から有効)。

温泉はブダ側のチャーサール(Császár)水泳施設の近くにあり、トラム4番・6番でMargit híd, budai hídfőへ行くか、フランケル・レオー通りを走るバスで行けます。注意したいのは、入口が少しわかりにくいことです。建物群の奥にあり、Googleマップが違う扉へ案内することがあります。「Császár」ではなく「Veli Bej」と書かれた案内をたどれば大丈夫です。

ヴェリ・ベイ温泉

  • 住所: Árpád fejedelem útja 7, 1023 Budapest(2区)
  • アクセス: トラム4番・6番でMargit híd下車。またはフランケル・レオー通りを走るバス
  • 営業時間: 午前の部は水〜日曜6:00〜12:00、午後の部は毎日15:00〜21:00
  • 料金: 水〜金曜の午前5,700フォリント(約2,800円)、月〜木曜の午後6,700フォリント(約3,300円)、金曜の午後と週末7,200フォリント(約3,500円)
  • 利用時間: 最長3時間(超過は1分40フォリント)
  • マッサージ: 10,000フォリント(20分)から
  • ウェブサイト: irgalmasrend.hu/site/velibej
  • ひとことアドバイス: いちばん安いのは水〜金曜の午前の部で、5,700フォリントです

家族連れや1日ゆっくり過ごしたい人にはチッラグヘジ温泉

チッラグヘジ温泉(Csillaghegyi Árpád Forrásfürdő)は、スポーツとウェルネスのセット券が平日4,500フォリント(約2,200円)、週末5,000フォリント(約2,400円)で、全ゾーンに入れるコンプレックス券は平日6,200フォリント(約3,000円)、週末6,600フォリント(約3,200円)です。2時間のスポーツ券は3,600フォリント(約1,700円)で、週末は土曜12:00までしか販売していません。子ども、学生、シニアは平日3,300フォリント(約1,600円)、週末3,700フォリント(約1,800円)です。

チッラグヘジ温泉はブダペストの北のはずれ、オーブダ・ベーカーシュメジェル(Óbuda-Békásmegyer、3区)にあり、街なかの温泉というより郊外のウェルネス施設に近い雰囲気です。敷地は緑が多く広々としていて、子ども専用のエリアもあり、客の多くは家族連れと地元の人です。近くにHÉV(郊外電車)のCsillaghegy駅があり、郊外にありながら意外なほど行きやすく、バッチャーニ広場から約15分です。

チッラグヘジ温泉はエリアごとに料金が分かれているので、買う前に確認しておくと安心です。3,600フォリントの2時間スポーツ券で入れるのは遊泳プールとスポーツゾーンで、泳いで少し温泉プールにつかるだけなら十分です。4,500フォリントのスポーツとウェルネスのセット券ではウェルネスエリアが加わります。6,200フォリントのコンプレックス券なら、スポーツ、ウェルネス、サウナワールド、子どもエリアのすべてに入れます。家族連れなら子どもエリアに入れるコンプレックス券がおすすめで、3人用ファミリー券(平日9,000フォリント、約4,400円。週末10,000フォリント、約4,900円)もお得です。4人用は平日12,300フォリント(約6,000円)、週末13,700フォリント(約6,700円)です。スポーツゾーンは6:00〜20:00、ウェルネスエリアは10:00〜20:00で、どちらも水曜は22:00まで。子どもエリアは週末、祝日、学校の休暇期間に10:00〜20:00です。

源泉はアールパード泉(正式名称の由来です)で、温泉プールは32〜40°Cです。サウナワールドの一部はコンプレックス券が必要なので、スチームサウナとサウナが目当てなら全ゾーン券の予算を見ておいてください。2時間の午後券(平日3,200フォリント、約1,600円)は、帰り道にさっと温泉に入りたい人にぴったりです。

チッラグヘジ温泉

  • 住所: Pusztakúti út 2-6, 1038 Budapest(3区)
  • アクセス: HÉVのH5線でCsillaghegy下車(バッチャーニ広場から15分)
  • 営業時間: スポーツゾーン6:00〜20:00、ウェルネス10:00〜20:00、どちらも水曜は22:00まで
  • スポーツとウェルネス: 平日4,500フォリント(約2,200円)、週末5,000フォリント(約2,400円)
  • コンプレックス券: 平日6,200フォリント(約3,000円)、週末6,600フォリント(約3,200円)
  • 2時間スポーツ券: 3,600フォリント(約1,700円)、週末は土曜12:00までのみ
  • 午後券: 平日3,200フォリント
  • 子ども・学生・シニア: 平日3,300フォリント、週末3,700フォリント
  • ウェブサイト: csillaghegyifurdo.hu

2026年の温泉料金を比較

2026年のブダペストの温泉料金を並べると、格安の温泉は観光客向けの温泉より60〜75%安くなっています。平日のダンダール温泉(3,500フォリント)は、セーチェニ温泉(13,200フォリント)より73%、ルダシュ温泉(12,000フォリント)より71%安く、中価格帯のルカーチ温泉(7,000フォリント)でもセーチェニ温泉より47%安く済みます。いちばん安い平日券からいちばん高い繁忙日の券までの差は12,500フォリント(約6,100円)です。

2026年のブダペストの主な温泉について、平日の大人の標準券を安い順に紹介します。トップはダンダール温泉の3,500フォリント(約1,700円)、すぐ後ろにスポーツとウェルネスのセット券4,500フォリント(2時間スポーツ券なら3,600フォリント)のチッラグヘジ温泉、2026年9月16日から同じ4,500フォリント(約2,200円)のダガーイ温泉、続いて4,700フォリント(約2,300円)のパシュカール温泉です。ヴェリ・ベイ温泉は午前の部の5,700フォリント(約2,800円)から。かつて3,600フォリントで格安の代表だったパラティヌスは、夏の6,000フォリントを経て2026年9月14日から3,800フォリント(約1,800円)で、この一覧ではダンダール温泉に次ぐ2位です。ルカーチ温泉は7,000フォリント(約3,400円)です。ここから料金は一気に上がり、セーチェニ温泉は13,200フォリント(約6,400円)、ルダシュ温泉は曜日によって12,000〜16,000フォリント(約5,800〜7,800円)です。

温泉 平日の大人料金 週末の大人料金
ダンダール温泉 3,500フォリント(約1,700円) 4,000フォリント(約1,900円)
パラティヌス 3,800フォリント(約1,800円) 4,200フォリント(約2,000円)
チッラグヘジ温泉(スポーツとウェルネス) 4,500フォリント(約2,200円) 5,000フォリント(約2,400円)
ダガーイ温泉 4,500フォリント(約2,200円) 4,900フォリント(約2,400円)
パシュカール温泉 4,700フォリント(約2,300円) 5,700フォリント(約2,800円)
ヴェリ・ベイ温泉 5,700フォリント(約2,800円、水〜金曜の午前) 7,200フォリント(約3,500円)
ルカーチ温泉 7,000フォリント(約3,400円、月〜木曜) 8,000フォリント(約3,900円、金〜日曜)
ルダシュ温泉 12,000フォリント(約5,800円、月〜木曜) 15,000フォリント(約7,300円、金〜日曜)
セーチェニ温泉 13,200フォリント(約6,400円) 14,800フォリント(約7,200円)

3日間ブダペストに滞在するカップルなら、その差は驚くほど大きくなります。週末のセーチェニ温泉のチケット2枚は29,600フォリント(約14,400円)、平日のダンダール温泉のチケット2枚は7,000フォリント(約3,400円)です。差額の22,600フォリント(約11,000円)があれば、ブダペストの中価格帯のレストランでしっかり夕食がとれますし、キラーイ通りの屋台のランゴシュならおよそ6枚、遺跡バーめぐりなら丸1日分になります。お湯もミネラルも療養効果も、実質的には変わりません。違うのは建物と客層で、格安の温泉の客はほとんどが地元の人です。

週末料金でも差が広がります。ダンダール温泉は平日から週末への値上がりが小さく(3,500から4,000フォリント、500フォリント増しだけ)、セーチェニ温泉は週末に13,200から14,800フォリントへ上がり、繁忙日は最大15,800フォリントになります。次の繁忙期は2026年12月18日〜2027年1月6日です。どの温泉でも平日のほうが安く、その差は料金の高い温泉ほど大きくなります。

ブダペストカードで温泉代を節約

ブダペストカードでは、ルカーチ温泉に1回無料で入れて、セーチェニ温泉、ルダシュ温泉、パラティヌスが20%引きになります。公共交通機関の乗り放題と博物館の無料入場もついています。24時間カードは直近の値上げで約17,990フォリント(約8,700円)になり、以前より最初の出費は大きくなりましたが、ルカーチ温泉に1日分の移動と少なくとも1館の博物館を組み合わせるなら、いまも元が取れます。

ブダペストカード自体は何年も前からありますが、温泉の特典を活用している旅行者はまだ多くありません。ルカーチ温泉の無料入場1回は、行く曜日によって7,000〜8,000フォリント分です。公共交通機関の乗り放題(BKKの24時間乗車券を別に買うと2,750フォリント)と22館の博物館の無料入場を加えれば、博物館のチケットを1枚も使わないうちにカード代の半分以上を取り戻せます。セーチェニ温泉は20%引きで平日券が13,200フォリントから10,560フォリント(約5,100円)になり、安くはないものの、それなりの節約になります。ルダシュ温泉の平日料金も20%引きで12,000フォリントから9,600フォリント(約4,700円)になります。パラティヌス(2026年9月14日から平日3,800フォリント)は20%引きで3,040フォリント(約1,500円)になり、しっかり節約できます。

温泉中心の旅なら、1日目にブダペストカードでルカーチ温泉(無料)に入り、2日目にダンダール温泉やチッラグヘジ温泉などの格安の温泉に通常料金で入るのが、おすすめの組み合わせです。歴史あるブダ側の温泉と地元の人気温泉という、まったく違う2つの体験が、カード代のほかに合計約3,500〜4,500フォリント(約1,700〜2,200円)でできます。セーチェニ温泉に正規料金で1回入る場合と比べると、浮いたお金でもう1軒温泉に行けます。72時間のブダペストカードでも、ルカーチ温泉の無料入場は1回だけで、2回目は20%引きです。

温泉代を安くする7つのコツ

時間帯の工夫やカードの割引、地元の人の知恵を組み合わせれば、ブダペストの温泉代は観光客がその場で払う料金より40〜60%安くなります。とくに効果が大きいのは、セーチェニ温泉のグッドモーニング券(平日9:00前入場)10,500フォリント(約5,100円)で、通常料金より2,700フォリント(約1,300円)安くなります。ただし、街でいちばん安く温泉に入れるのは、いまもダンダール温泉の2,500フォリントの2時間券です。

1つ目は、できるかぎり平日に行くことです。ブダペストのどの温泉も、週末より平日のほうが安くなります。セーチェニ温泉、ルカーチ温泉、ルダシュ温泉は金曜から高い料金です。祝日はダンダール温泉、パシュカール温泉、パラティヌス、チッラグヘジ温泉、ルカーチ温泉が週末料金になり、セーチェニ温泉とルダシュ温泉はさらに高い繁忙日料金の15,800フォリントと16,000フォリントになります。節約額はダンダール温泉の500フォリントからルダシュ温泉の3,000フォリントまで。日程に少しでも余裕があれば、週末は避けたほうが無難です。これだけで、どんなクーポンやカードより節約できます。

2つ目は、早い時間か遅い時間に行くことです。セーチェニ温泉のグッドモーニング券(9:00前入場)は平日10,500フォリントで、通常券の13,200フォリントより2,700フォリント安くなります。ダンダール温泉とパシュカール温泉の午後券(閉館前2時間有効)は、それぞれ2,500フォリントと3,800フォリントです。利用時間は短くなりますが、温泉をひととおり楽しむには2時間あれば十分です。

3つ目は、必要なものをすべて持参することです。レンタルは期待できません。セーチェニ温泉とルダシュ温泉はどちらも、商品の欄にタオル6,900フォリント(約3,400円)、サンダル4,200フォリント(約2,000円)、水着6,300フォリント(約3,100円)を載せていて、セーチェニ温泉の料金表にはその下に、レンタルは現在休止中という一文があります。格安の温泉なら、これらは入場料より高くなります。何も持たずに来てしまったら、温泉の売店で買う前に、途中の店でそろえておくと安上がりです。ニュガティ駅の商業施設Westendに入っているDecathlonなら、マイクロファイバーのトラベルタオル、ゴムのビーチサンダル、水泳帽をそろえても、温泉でタオル1枚を買うより安く済みます。近くにない場合は、Pepco、KiK、大きめのDMでも同じものがそろいます。競泳用のプールを使うなら、水泳帽は必須です。

4つ目は、ブダペストで学んでいる学生なら、セーチェニ温泉のBudapestGOの特典を確認することです。BudapestGOアプリで学生用の公共交通機関の定期券を買ったブダペストの学生は、セーチェニ温泉の平日券を半額の6,600フォリント(約3,200円)で買えます。この定期券を持たない、旅行で訪れた学生は対象外です。

5つ目は、ブダペスト温泉会社の回数券を検討することです。ダンダール温泉の15回券は43,300フォリント(約21,000円)で、1回あたり2,887フォリント(約1,400円)と、1回券よりさらに安くなります。1週間以上滞在する人や何度も訪れる人なら、ダンダール温泉、パシュカール温泉、パラティヌス、チッラグヘジ温泉、ペステルジェーベト温泉で使える回数券は大きな節約になります。

6つ目は、食事は温泉の外でとることです。館内のカフェテリアや軽食スタンドは割高で、ランゴシュも大量生産のものが外の屋台のほぼ倍の値段で売られています。先に温泉に入り、食事はそのあとにするといいでしょう。セーチェニ温泉からなら、温泉の目の前の駅から地下鉄M1でオクトゴンまで行けば屋台の食べ物があります。ルカーチ温泉の近くなら、フランケル・レオー通りのパン屋が便利です。歩いてでも行きたい屋台はランゴシュのガイドにまとめています。近所のエートケズデ(étkezde、大衆食堂)のグヤーシュなら、温泉の軽食スタンドの約半額です。

7つ目は、ルダシュ温泉に行くなら、日を決める前に温泉の時間割を確認することです。オスマン朝時代のエリアは、いまも男女別の日があり、平日のうち3日は11:00から男女共用になります。

曜日 オスマン朝時代のエリア
月曜 男性専用6:00〜10:45、その後男女共用11:00〜22:00
火曜 女性専用、6:00〜20:00
水曜 男性専用、6:00〜20:00
木曜 男性専用6:00〜10:45、その後男女共用11:00〜20:00
金曜 男性専用6:00〜10:45、その後男女共用11:00〜20:00
土曜 男女共用、6:00〜20:00
日曜 男女共用、6:00〜20:00
祝日 週末の営業時間、男女共用6:00〜20:00

料金を左右するのは男女別の日ではなく、曜日とゾーンです。全ゾーン共通の大人券は、月〜木曜12,000フォリント(約5,800円)、金〜日曜15,000フォリント(約7,300円)、繁忙期16,000フォリント(約7,800円)です。さらに、月曜、木曜、金曜の10:45までに入れば、1ゾーンだけの券を8,000フォリント(約3,900円)で買えます。この時間帯のトルコ式浴場は男性専用ですが、同じ8,000フォリントのウェルネス・スパゾーンは誰でも入れます。これが、ルダシュ温泉が自ら販売しているなかでいちばん安い入り方です。

出典:ルダシュ温泉の時間割、祝日の営業時間、入場料、1ゾーン券はrudasfurdo.hu、2026年10月確認。

日帰りで行く価値があるブダペスト郊外の2つの温泉

ブダペストの北24kmにあるゲード温泉(Göd)は大人4,500フォリント(約2,200円)で(4,000フォリントから値上げ)、プール、サウナ、ウェルネスを通年利用できます。ドナウベンド沿いに北へ26kmのレアーニファル温泉(Leányfalu)も4,500フォリントで、療養プールとアトラクションプールがあります。ゲードはドナウ川の左岸、レアーニファルは右岸のセンテンドレのすぐ北にあります。

ブダペストの市境を少し越えてもいいなら、首都の北のドナウベンド地方に、市内の格安温泉と同じくらいの料金で、景色も楽しめる温泉があります。ゲード温泉はドナウ川の左岸、ブダペストの北24kmにあり、温泉はゲード市内の路線バス1番(Golf pálya停留所)と2番(Termál strand停留所)を案内しています。ブダペストの公共交通機関のパスは、市境から先の区間には使えません。温度の違う複数のプール、サウナがあり、全体に落ち着いた雰囲気です。冬の営業時間は月・水・金曜7:00〜19:00、火・木曜6:00〜14:00、土・日曜8:00〜20:00です。

レアーニファルは少し遠く(市の中心部から北へ約26km)なりますが、ドナウ川沿いの道のりは景色がよく、移動そのものも楽しめます。療養温泉プール、アトラクションプール、子ども用プールがあり、通年営業で、地域のイベントも定期的に開かれます。10月の工事のあと療養プールは再開しましたが、50mプールは2026年10月16日から使えず、代わりに屋外プールで競泳ができます。大人4,500フォリントで、ゲードやダガーイ温泉と同じ、パシュカール温泉より安い料金です。郊外の静けさとドナウ川の眺めがあり、客のほとんどはハンガリー人の家族で、市内とはまったく違う雰囲気を楽しめます。

どちらもドナウベンドのほかの見どころと組み合わせれば、すばらしい日帰り旅行になります。ゲードはヴァーツへ向かう途中にあり、レアーニファルはセンテンドレのすぐ近くです。朝にレアーニファルで温泉につかり、そのあとセンテンドレの石畳の通りとギャラリーをのんびり歩く1日は、多くの旅行者が見逃しているブダペスト近郊の楽しみ方です。

格安の温泉で覚悟しておきたいこと

ブダペストの格安の温泉は、お湯はすばらしく、設備もそれなりに整っています。ただ、セーチェニ温泉やルダシュ温泉の観光客向け料金を支えている壮麗な建築、多言語のスタッフ、行き届いた設備は、たいていありません。英語の案内は少なく、設備は古めで、すべてが地元の人の習慣に合わせてあると考えておくといいでしょう。

セーチェニ温泉の代わりにダンダール温泉を、ルダシュ温泉の代わりにパシュカール温泉を選ぶなら、どんな違いがあるかを知っておくと安心です。建物は写真映えより実用重視で、ダンダール温泉の写真がSNSで注目を集めることはまずありませんし、パシュカール温泉にはセーチェニ温泉のような映画のようなネオバロック様式の背景もありません。ロッカールームは簡素なことが多く、更衣スペースのプライバシーも少なめで、全体の印象は「19世紀のウェルネスの宮殿」より「手入れの行き届いた市営施設」に近いものです。

格安の温泉のスタッフは英語があまり話せないこともあります。案内表示はハンガリー語だけのことも多いのですが、温泉の入り方の基本はどこでも同じなので、言葉の壁で困ることはめったにありません。水着に着替え、矢印に従ってお湯に入るだけです。格安の温泉のなかには、すべての窓口でクレジットカードが使えるわけではないところもあるので(メインのチケット窓口は使えます)、フォリントの現金を少し持っておくと安心です。

ただし、温泉水そのものの質が落ちるわけではありません。これこそ格安の温泉をおすすめするいちばんの理由です。ブダペストは世界有数の地熱地帯の上にあり、料金が安くても高くても、同じ地下の温泉帯からお湯が湧いています。ダンダール温泉のフッ素を多く含むカルシウム・マグネシウムの湯は、有名温泉と同じ症状に処方されていて、ダガーイ温泉の温泉プールも、高級温泉と同じ深い水源から湯を引いています。温泉の療養効果や入浴体験そのものが目的なら、格安の温泉で本質は味わえます。壮麗な建築や写真映えを求めるなら、セーチェニ温泉とルダシュ温泉は料金に見合った満足感があります。旅の目的に合わせて選んでください。

ブダペストの温泉の最新料金とチケット(2026年)

ブダペストの温泉の料金は、ダンダール温泉の3,500フォリント(約1,700円)から、祝日と繁忙日のルダシュ温泉の16,000フォリント(約7,800円)まで幅があります。特に記載がなければ、料金にはロッカーの利用が含まれます。個室更衣室へのアップグレードは、たいていの温泉で800〜1,000フォリント増しです。ブダペストカードでは、ルカーチ温泉に1回無料で入れて、セーチェニ温泉、ルダシュ温泉、パラティヌスが20%引きになります。

格安(平日5,000フォリント未満): いちばん安いのは平日3,500フォリント、週末4,000フォリントのダンダール温泉で、続いてチッラグヘジ温泉のスポーツとウェルネスのセット券(4,500/5,000フォリント)、2026年9月16日からのダガーイ温泉(4,500/4,900フォリント)、パシュカール温泉(平日4,700フォリント、週末5,700フォリント)です。

中価格帯(5,000〜10,000フォリント): ヴェリ・ベイ温泉は時間帯によって5,700〜7,200フォリント。パラティヌスは6〜9月のハイシーズンにこの価格帯(平日6,000フォリント、週末6,500フォリント)にありましたが、2026年9月14日に3,800/4,200フォリントへ下がりました。ルカーチ温泉は月〜木曜7,000フォリント、金〜日曜8,000フォリントで、ブダペストカードがあれば初回は無料です。

高価格帯(10,000フォリント超): セーチェニ温泉は10,500フォリント(グッドモーニング券)から15,800フォリント(繁忙期)まで。ルダシュ温泉は12,000〜16,000フォリントです。ゲッレールト温泉は休館中で再開は2028年の見込み、キラーイ温泉は無期限で休館中です。

料金は税込みです。オンライン購入はほとんどの温泉でできて、多少は列に並ばずに済むことがありますが、格安の温泉ではオンライン割引はありません。ダンダール温泉、パシュカール温泉、チッラグヘジ温泉は、2026年1月7日に施行されたBudapest Gyógyfürdői és Hévizei Zrt.の料金表で運営されています。ダガーイ温泉はこの料金表に含まれていません。この温泉の料金情報の多くが間違っているのはそのためで、施設は国立水泳センターの所有で独自の料金を設定していて、最後の改定は2026年9月16日です。

出典:料金、営業時間、祝日の休業は各温泉の公式サイト。dandarfurdo.hu、palatinusstrand.hu、paskalfurdo.hu、csillaghegyifurdo.hu、lukacsfurdo.hu、szechenyifurdo.hu(BudapestGOの学生向け特典を含む)、rudasfurdo.hu、ヴェリ・ベイ温泉の料金はirgalmasrend.hu、祝日の営業は同温泉の一般案内ページ、goditesz.huとleanyfurdo.hu。ブダペストカードの条件はbudapestinfo.huとrudasfurdo.hu。いずれも2026年10月確認。

セーチェニ温泉の次の繁忙期、ヴェリ・ベイ温泉とルダシュ温泉の祝日の規則、レアーニファル温泉のプールのお知らせは、2026年11月1日にszechenyifurdo.hu、irgalmasrend.hu、rudasfurdo.hu、leanyfurdo.huで再確認。

格安温泉の早見表

いちばん安い温泉ダンダール温泉:平日3,500フォリント(約1,700円)
総合的なコスパがいちばんチッラグヘジ温泉:4,500フォリント(約2,200円)、スポーツゾーンとウェルネス
ブダペストカードを使うならルカーチ温泉:どのブダペストカードでも1回無料、その後20%引き
家族連れにおすすめダガーイ温泉:4人家族で平日9,600フォリント(約4,700円)
いちばん安い2時間券ダンダール温泉:平日2,500フォリント(約1,200円)
パラティヌスの注意点2026年9月14日から平日3,800フォリント。6〜9月のハイシーズンは6,000フォリント
中心部にいちばん近い格安温泉ダンダール温泉(9区)
休館中の温泉ゲッレールト温泉(2028年再開見込み)、キラーイ温泉(無期限)
シーズン紹介した温泉はすべて通年営業(屋内エリア)

上の数字はすべて、各温泉が自ら公表している料金です。

最後に

2026年のブダペストの温泉は2つの価格帯に分かれていて、安いほうは旅行者にほとんど知られていません。何百万人もの観光客が1人13,200フォリント以上を払ってセーチェニ温泉に向かう一方で、住宅街に点在する市営の温泉は、同じ地熱のお湯をずっと安く提供しています。いちばん安いのはダンダール温泉の3,500フォリントで、チッラグヘジ温泉の4,500フォリントも内容を考えるとかなりお得です。夏の6,000フォリントを経て2026年9月14日から3,800フォリントに戻ったパラティヌスは、セーチェニ温泉の3分の1以下です。そしてブダペストカードで1回無料になるルカーチ温泉なら、安さと歴史ある雰囲気を両方楽しめます。

ゲッレールト温泉とキラーイ温泉の休館は、皮肉にも格安の温泉に目を向けるいい機会になっています。以前なら有名温泉を選んでいた旅行者がほかの温泉を探すようになり、何十年も地元の人に親しまれてきた、手ごろでミネラル豊富な温泉に出会っています。お湯の質は料金に関係なく、ダンダール温泉の36°Cの温泉プールも、ルダシュ温泉の36°Cの温泉プールも、入った感覚はまったく同じです。違うのは支払う金額だけです。

タオルとサンダルを用意し、BudapestGOアプリをダウンロードしたら、地元の人が通う温泉に出かけてみてください。入場料は5桁ではなく4桁で、隣でくつろいでいるのは何年も通う常連です。これこそブダペストらしい温泉体験で、ミネラル豊富なお湯に2時間つかって2,500フォリント(約1,200円)から楽しめます。

事前に電話するなら

事前に問い合わせたいときの主な電話番号です。

  • ルカーチ温泉: +36 1 326 1695
  • パラティヌス: +36 1 340 4500
  • ダガーイ温泉: +36 20 375 2658
  • パシュカール温泉: +36 1 252 6944
  • ヴェリ・ベイ温泉: +36 1 438 8587

最終更新:2026年11月1日

よくある質問

2026年、ブダペストでいちばん安い温泉はどこですか?

ダンダール温泉で、平日の大人料金は3,500フォリント(約1,700円)です。平日の2時間券ならさらに安く2,500フォリント(約1,200円)です。2番目は2026年9月14日から3,800フォリント(約1,800円)のパラティヌス(夏は6,000フォリント)、続いてスポーツ・ウェルネスゾーンが平日4,500フォリント(約2,200円)のチッラグヘジ温泉です。どちらもブダペストの地下の温泉帯からくみ上げる、認定を受けた療養温泉水を使っています。

ブダペストカードで温泉に無料で入れますか?

ルカーチ温泉に1回無料で入れます(通常7,000〜8,000フォリント)。2回目以降のルカーチ温泉は20%引きで、セーチェニ温泉、ルダシュ温泉、パラティヌスも20%引きです。24時間カードは2026年5月から約17,990フォリント(約8,700円)で、公共交通機関の乗り放題と博物館の入場が含まれます。ルカーチ温泉に1日分の移動と博物館1館以上を組み合わせると、もっとも効率よく元が取れます。

2026年、ゲッレールト温泉とキラーイ温泉は営業していますか?

どちらも休館中です。ゲッレールト温泉は2025年10月1日に改修のため休館し、再開は2028年の見込みです。キラーイ温泉は無期限で休館しています。代わりに手ごろな料金で楽しめるのは、歴史ある雰囲気のルカーチ温泉(7,000フォリント)、ダンダール温泉(3,500フォリント)、オスマン朝の建築が残るヴェリ・ベイ温泉(5,700フォリント)です。

ブダペストの温泉は平日と週末で料金が違いますか?

違います。どの温泉も週末より平日のほうが安くなります。セーチェニ温泉、ルカーチ温泉、ルダシュ温泉は金曜から週末料金です。ダンダール温泉、パシュカール温泉、パラティヌス、チッラグヘジ温泉は月〜金曜が平日料金で、土曜、日曜、祝日が週末料金です。差額はダンダール温泉の500フォリント(3,500と4,000)からルダシュ温泉の3,000フォリント(12,000と15,000)まで。平日に行けば温泉によって8〜25%安くなり、混雑もかなりやわらぎます。

安い温泉にも本物の療養温泉水がありますか?

あります。このガイドで紹介する温泉はすべて、公式に認定された療養温泉水を使っています。水源はブダペストの地下の温泉帯で、120を超える天然の源泉から1日7,000万リットルが湧いています。ダンダール温泉の湯は、フッ素を多く含むカルシウム・マグネシウム・炭酸水素塩と硫酸塩・塩化物の温泉水です。料金の安さは設備の簡素さと住宅街という立地によるもので、湯の質が劣るわけではありません。

温泉に学生割引やシニア割引はありますか?

このガイドのどの温泉にもあります。いちばん安い割引料金はダンダール温泉の平日2,400フォリント(約1,200円)です。ダガーイ温泉は子ども、学生、シニアが平日2,950フォリント(週末3,800フォリント)、ルカーチ温泉の割引料金は平日3,800フォリントです。どこでも有効な学生証(ISICカード可)か、年金受給者であることを示す書類が必要です。

安い温泉の営業時間は?

ダンダール温泉は毎日9:00〜19:00、木曜は22:00まで。パラティヌスは毎日9:00〜16:00。パシュカール温泉は月〜金曜9:00〜20:00、土曜8:00〜20:00、日曜8:00〜22:00。チッラグヘジ温泉はスポーツゾーンが6:00〜20:00、ウェルネスエリアが10:00〜20:00で、どちらも水曜は22:00まで。ルカーチ温泉は毎日7:00〜19:00で火曜は22:00まで、ダガーイ温泉は毎日6:00〜20:00です。ヴェリ・ベイ温泉は午前の部が水〜日曜6:00〜12:00、午後の部が毎日15:00〜21:00です。祝日はダンダール温泉、パシュカール温泉、パラティヌス、チッラグヘジ温泉、ルカーチ温泉が週末料金、セーチェニ温泉とルダシュ温泉が繁忙日料金になります。ヴェリ・ベイ温泉は12月31日は通常どおり営業し、2026年12月23日・24日・25日は休業、2027年1月1日は午前休業で15:00〜21:00に営業します。12月26日を含むそのほかの祝日は休業です。セーチェニ温泉は2026年12月25日と2027年1月1日は20:00閉館です。

市内中心部から安い温泉へは公共交通機関で行けますか?

どの温泉も公共交通機関で行けます。ダンダール温泉はトラム4番・6番でMester utca下車。パラティヌスは西駅(ニュガティ駅)から26番バス、またはトラム4番・6番でMargit híd下車。ダガーイ温泉はトラム1番、または地下鉄M3のÁrpád híd駅から徒歩。パシュカール温泉はトロリーバス77番か82番。チッラグヘジ温泉はバッチャーニ広場からHÉVのH5線で15分です。BKKの1回券は500フォリント(約240円)で、ブダペストカードなら乗り放題です。

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