ブダペストでハンガリー民族舞踊を見る・踊る|公演日程・料金とターンツハーズ入門

最終更新: 2026-11-05·3 分で読めます
この記事の目次
  1. ひと目でわかるまとめ
  2. 見るか、踊るか:夜の過ごし方を比べる
  3. 公演を見る
  4. 1. 伝統の家のハンガリー国立民族舞踊団
  5. 2. ライコー民族舞踊団:キラーイ通りの19:00公演
  6. 3. ドゥナ舞踊団:ヴァールケルト・バザールの待降節公演
  7. ターンツハーズの仕組み
  8. 4. 伝統の家の土曜ターンツハーズ
  9. 5. フォノー:水曜は踊りの夜、金曜はバンドの夜
  10. 6. 子ども連れなら:金曜のアプローク・ターンツァ
  11. 7. 夏は無料:ヴァールケルト・バザールのテラスで踊る
  12. 初めてのターンツハーズで知っておきたいこと

ブダペストでハンガリー民族舞踊を見るなら、ハンガリー国立民族舞踊団(Magyar Állami Népi Együttes)が本拠地の伝統の家(Hagyományok Háza)で踊る公演がいちばんです。コルヴィン広場(Corvin tér)にあり、11月の席は3,900〜6,900フォリント(約1,900〜3,400円)です。時間の短い観光客向けなら、キラーイ通り(Király utca)で19:00に始まるライコー民族舞踊団のショーが9ユーロからあります。

自分で踊りたいなら、ターンツハーズ(táncház、「踊りの家」)に行きます。伝統の家は毎週土曜19:00から初心者コース付きで2,800フォリント(約1,400円)、フォノー(Fonó)は毎週水曜に初心者グループを用意しています。ショーは約70分、席に座ってプロを見る夜です。ターンツハーズは生演奏で踊る社交の夜で、最初にひとつの村や地方のステップを習い、そのあとは夜遅くまで自由に踊ります。

※料金はフォリント表示で、窓口やオンラインショップで支払うのもフォリントです。円換算は1フォリント=約0.49円(2026年11月4日のECB参考レートで換算)です。為替は変動するので、円の金額は目安としてご覧ください。ライコーのショーは販売元がユーロで価格を出しています。

ひと目でわかるまとめ

本格的な舞台公演国立民族舞踊団、伝統の家(コルヴィン広場8番地)、3,400〜6,900フォリント
短い観光客向けショーライコー民族舞踊団、キラーイ通り20番地、19:00開始、9ユーロから
初心者向けターンツハーズ伝統の家、土曜19:00〜翌1:00、コース込み2,800フォリント
平日のターンツハーズフォノー・セルダ、水曜19:00から、前売り2,300フォリント
子ども連れアプローク・ターンツァ、金曜17:00〜18:30、1人1,400フォリント
パートナーは必要?不要です。フォノーではレッスン中に順番に替わります

見るか、踊るか:夜の過ごし方を比べる

夜の過ごし方 場所 日時 料金 向いている人
国立民族舞踊団の舞台公演 伝統の家、コルヴィン広場8番地 11月6日・7日、19日〜21日、28日、12月5日 3,400〜6,900フォリント(約1,700〜3,400円) 国立の舞踊団を本拠地で見たい人
ライコーの民族舞踊ショー キラーイ通り20番地 19:00、18:30から入場 パッケージにより9〜57ユーロ 最初の夜、時間固定、食事は選択制
伝統の家のターンツハーズ 伝統の家、アトリウム 土曜19:00〜翌1:00 コース込み2,800フォリント(約1,400円)、21:00以降2,000フォリント(約980円) 習ってから踊りたい初心者
フォノー・セルダ フォノー、ストレゴヴァ通り3番地 水曜19:00〜23:59 前売り2,300フォリント(約1,100円)、当日2,900フォリント(約1,400円) 一人旅、地元の常連と踊りたい人
フォノーの金曜ターンツハーズ フォノー、ストレゴヴァ通り3番地 告知された金曜の20:30から 前売り2,500フォリント(約1,200円)、当日3,000フォリント(約1,500円) モルドヴァ系と弦楽バンドの夜
アプローク・ターンツァ 伝統の家、アトリウム 金曜17:00〜18:30 1人1,400フォリント(約690円) 小さな子どものいる家族

公演を見る

コルヴィン広場に面したブダイ・ヴィガドーのクリーム色のネオバロック様式の正面。円柱、楕円の窓、彫刻のある破風、入口に下がる2枚の舞踊公演のポスター

コルヴィン広場のブダイ・ヴィガドー(Budai Vigadó)。伝統の家と国立民族舞踊団の本拠地です。写真:Akela3、CC BY-SA 3.0、縮小、Wikimedia Commons経由

1. 伝統の家のハンガリー国立民族舞踊団

どんな公演か: ハンガリーを代表する民族舞踊団で、今シーズンは創立75周年を迎えています。本拠地は伝統の家の建物であるブダイ・ヴィガドーで、公演は名場面の寄せ集めではなく、専属のダンサーとオーケストラによる一本の舞台作品です。

行く価値: 旅行者がハンガリー民族舞踊のプロの水準にいちばん近づける場所で、料金も地元向けの価格です。弱点は、作品ごとにテーマ(ワイン、農村の一年、民謡収集家)があることです。題名ではなく日付で選ぶのが現実的です。

ひとことアドバイス: 15分早く着いて、ホールを探し、開演前にビュッフェに寄っておきましょう。

日付 演目 開演 料金
11月6日(金)・7日(土) A bor dicsérete(ワイン賛歌) 19:00 3,900/5,300/6,900フォリント(約1,900/2,600/3,400円)
11月19日(木)・20日(金)・21日(土) Gyökerek és szárnyak(根と翼)、休憩なし約75分 19:00 5,300/6,900フォリント(約2,600/3,400円)
11月28日(土) Közös ég alatt(同じ空の下で)、舞踊団と子ども・青少年の民俗芸術協会Örökségの合同公演、休憩なし約90分 18:00、劇場ホール(Színházterem) 公演ページに料金の記載なし
12月5日(土) 「Szállj el, madár…」Kallós Zoltán öröksége(民謡収集家カッローシュ・ゾルターンへのオマージュ) 15:00、19:00 3,400/4,900/6,400フォリント(約1,700/2,400/3,100円)

午後に漁夫の砦にいるなら、コルヴィン広場は同じブダ側の坂の下です。舞踊団がミュパで上演するクリスマスの家族向け公演は、クリスマスコンサートのガイド(英語)に載せています。12月の旅程づくりには12月のブダペストも役立ちます。

出典:国立民族舞踊団の公演予定、ワイン賛歌、根と翼、Közös ég alatt、カッローシュへのオマージュの各ページ(hagyomanyokhaza.hu)、日程と料金を2026年11月5日確認。

2. ライコー民族舞踊団:キラーイ通りの19:00公演

どんな公演か: 1950年創立のプロの舞踊団、ライコー民族舞踊団(Rajkó)による1時間の民族舞踊ショーです。販売するのは、1995年から外国人客向けにフォークロアの夜を開いてきたハンガーリア・グループ(Hungária Group)です。18:30から入場してウェルカムドリンク、19:00と19:50に30分ずつの2部、間に20分の休憩があります。

行く価値: 旅行者向けに作られています。開始時刻が決まっていて、時間が短く、複数の地方の音楽と衣装が見られ、食事も付けられます。観客のためのショーで、劇場の新作ではありません。国立民族舞踊団の水準を求めるなら、コルヴィン広場を予約してください。

料金: ショーとウェルカムドリンクで9〜19ユーロ、グヤーシュとパン付きで14〜28ユーロ、3品のディナー付きで34〜57ユーロです。チケットの種類(大人、学生、子ども、シニア)で料金が変わります。オンラインショップには、ブダペストカードの所有者は無料になるグヤーシュとショーのプランもあり、予約時にカード番号の入力が必要です。販売元の利用規約では法定の撤回権はありません。キャンセルできるのは有料のキャンセル保険をオプションで付けた場合だけで、開始12時間前までです。その保険料は返金されません。

出典:thebudapestguide.comのHungarian Folklore Dance Performance & ConcertとHungária Group、利用規約、料金と時間と規約を2026年11月5日確認。

3. ドゥナ舞踊団:ヴァールケルト・バザールの待降節公演

ドゥナ舞踊団(Duna Művészegyüttes)は今シーズン、主にハンガリー各地の町や学校を回っています。年内に一般客が見られる予定として舞踊団の公式カレンダーに載っているのは、11月29日(日)19:00からヴァールケルト・バザール(Várkert Bazár)で上演される待降節公演「Angyalok szárnyán(天使の翼に乗って)」です。カレンダーに料金の記載がないので、予定を組む前に舞踊団のサイトでチケット情報を確認してください。

出典:dunamuveszegyuttes.huのイベントカレンダー、2026年11月5日確認。

ターンツハーズの仕組み

民族衣装で踊る男女のブロンズのレリーフ。1972年5月6日の日付と「Az első budapesti táncház」の文字が刻まれている

リスト・フェレンツ広場(Liszt Ferenc tér)にある、1972年5月6日のブダペスト最初のターンツハーズを記念するブロンズの銘板。写真:Fekist、CC BY-SA 3.0、縮小、Wikimedia Commons経由

ターンツハーズの運動は1970年代初め、都会の若者が村の踊りを村の演奏家から直接習い始めたことでブダペストに生まれ、いまも続いています。夜の流れは決まっています。まずレッスンがあり、たいていはひとつの地方の踊りを数週間かけて習います。そのあとバンドが自由に踊るための曲を夜遅くまで演奏し、途中に歌の時間が1〜2回入ります。

4. 伝統の家の土曜ターンツハーズ

どんな夜か: 伝統の家がアトリウムで開く毎週のターンツハーズで、毎週土曜19:00〜翌1:00です。入門のターンツハーズを掲げていて、通りから入ってきた人が踊って帰れることを目指しています。ひとつの地方を数週間かけて教え、最後は舞踏会で締めくくります。11月(7日、14日、21日、28日)はジメシュ(Gyimes)の踊りです。

行く価値: まったくの初心者と再開組のためのコースが別にあります。弱点は、ひとつのサイクルが続きものなことです。3週目には常連が先に進んでいるので、できれば1週目に行ってください。

ひとことアドバイス: 窓口は18:00〜22:00です。それより遅く着く場合はオンラインでしか買えないので、前もって買っておきましょう。ターンツハーズの間、建物内で飲食できるのはアトリウムのビュッフェで買ったものだけです。

  • コースとターンツハーズ:2,800フォリント(約1,400円)
  • ターンツハーズのみ(21:00から):2,000フォリント(約980円)

出典:hagyomanyokhaza.huのHagyományok Háza táncház、料金と時間を2026年11月5日確認。

5. フォノー:水曜は踊りの夜、金曜はバンドの夜

どんな夜か: ウーイブダ(Újbuda)にあるフォノー・ブダイ・ゼネハーズ(Fonó Budai Zeneház)は、1995年に開いた民営の音楽ホールで、定期的なターンツハーズをいくつも抱えています。水曜のシリーズ「フォノー・セルダ(Fonó Szerda)」は19:00〜23:59です。いまのサイクルはトランシルヴァニアのマジャルペーテルラカ(Magyarpéterlaka)の踊りで、初心者と上級者のグループを別の講師が教え、歌のレッスンもあります。次に告知されている水曜は11月11日です。

行く価値: レッスン中はペアが絶えず替わるので、パートナーを連れて行く必要はありません。コルヴィン広場より中心から離れていて、カレンダーは1回ずつ告知されるので、出かける前に公演ページで次の水曜を確認してください。

金曜の夜: 告知された金曜には、バンドが主役のターンツハーズもあります。11月13日のベルカ・エジュッテシュ(Berka Együttes)によるモルドヴァ系の夜、11月27日のカプツァ・ゼネカル(Kaptza Zenekar)による弦楽の夜で、どちらも20:30からです。料金は前売り2,500フォリント(約1,200円)、当日3,000フォリント(約1,500円)です。

  • フォノー・セルダ:前売り2,300フォリント(約1,100円)、当日2,900フォリント(約1,400円)

出典:フォノーの公演予定、Fonó Szerda、Kaptza Zenekar、Berka Együttesの各ページとフォノーの紹介、2026年11月5日確認。

6. 子ども連れなら:金曜のアプローク・ターンツァ

伝統の家の子ども向けターンツハーズ「アプローク・ターンツァ(Aprók tánca)」は、金曜17:00〜18:30にアトリウムで開かれます。季節の行事にちなんだ踊り、遊び、歌、工作があり、毎週違う楽器が登場します。入場は2歳以上1人1,400フォリント(約690円)で大人も同額、予約は不要です。告知されている日程は11月6日、13日、20日、27日と12月4日、11日です。ほかの子ども向けの過ごし方は家族で楽しむブダペスト(英語)にまとめています。

出典:hagyomanyokhaza.huのAprók tánca、2026年11月5日確認。

7. 夏は無料:ヴァールケルト・バザールのテラスで踊る

夏になるとターンツハーズは屋外に出ます。2026年はヴァールケルト・バザールが、6月26日〜8月28日のうち5回の金曜、19:00からテラスで無料の民族舞踊の夜を開きました。1回3時間で、初心者向けの講師と生演奏のバンドが付きました。来年の夏については会場のイベントページを確認してください。

出典:varkertbazar.huのHungarian folk dance evenings、2026年11月5日確認。

初めてのターンツハーズで知っておきたいこと

  • レッスンに間に合うように行きましょう。 始まりから参加すれば踊れますが、遅れて行くと見ている時間が長くなります。遅い時間帯はステップを知っている人たちのものです。
  • パートナーがいなくても大丈夫です。 ペアが順番に替わるのも、誰かを踊りに誘うのも普通のことです。断られても気にする必要はありません。
  • 服装: 街歩きと同じ服に、つるつるした床で回れる靴、脱げる上着が1枚あれば十分です。
  • 帰り道: 土曜のターンツハーズは翌1:00に終わるので、出かける前にナイトバスのガイド(英語)を見ておきましょう。
  • もっと音楽を聴きたいなら: フォークやワールドミュージックの店はライブハウスのガイド(英語)に、毎年8月にブダ城地区を民芸品で埋める民俗工芸祭(英語)は別のページにまとめています。

よくある質問

ブダペストのターンツハーズにはパートナーが必要ですか?

必要ありません。フォノーの水曜のターンツハーズではレッスン中ずっとペアが替わり、主催者も一人でも二人でも参加できると明記しています。伝統の家は土曜のターンツハーズを、通りから入ってきた誰もが踊れる入門の場と位置づけていて、まったくの初心者向けのコースもあります。

ブダペストの民族舞踊ショーはいくらですか?

伝統の家で行われる国立民族舞踊団の11月と12月の公演は、席と演目によって3,400〜6,900フォリントです。キラーイ通りで19:00に始まるライコーのショーは、ウェルカムドリンク付きで9ユーロから、グヤーシュ付きで14〜28ユーロ、3品のディナー付きで34〜57ユーロです。

ターンツハーズにはどんな服装で行けばいいですか?

動きやすい普段着と、くるりと回れる底の平らな靴で十分です。民族衣装は舞台のためのもので、ターンツハーズで着る必要はありません。脱げる上着を1枚持っていくと楽です。

子どもはブダペストのターンツハーズに参加できますか?

子ども向けの回なら参加できます。伝統の家のアプローク・ターンツァは金曜17:00〜18:30で、踊り、歌、工作があり、2歳以上は1人1,400フォリント、予約は不要です。フォノーには10代向けのカマス・ターンツハーズもあります。

国立民族舞踊団とドゥナ舞踊団は同じ団体ですか?

別の団体です。ハンガリー国立民族舞踊団(Magyar Állami Népi Együttes)は伝統の家に属し、コルヴィン広場で公演します。ドゥナ舞踊団(Duna Művészegyüttes)は別のカンパニーで、ブダペストでの次の予定は11月29日19:00からのヴァールケルト・バザールでの待降節公演です。

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