恐怖の館(テロハーザ)の料金・営業時間と見どころ|ブダペスト
この記事の目次
アンドラーシ通り60番地は、2つの独裁体制が続けて本部を置いた建物です。最初は矢十字党、次に共産党の秘密警察(ÁVH)でした。見学の最後に入る地下の独房は再現ではなく、当時の独房そのものです。外では路面電車が走り、恋人たちがマロニエの並木道を歩いていたそのとき、地下では人びとが拷問され、尋問され、処刑されていました。
建物はアンドラーシ通りの3分の2ほど進んだところにあります。シャンゼリゼ通りを手本にした目抜き通りなので、偶然この建物に出くわす人も少なくありません。クリーム色や黄色のネオ・ルネサンス様式の邸宅が並ぶなかで、60番地だけが淡い灰色です。屋上の黒い金属の庇には文字が反転して切り抜かれていて、日が当たるとTERRORの文字が外壁に影となって浮かびます。設計はF. コヴァーチ・アッティラ(Kovács Attila F.)で、その威圧感は今も変わりません。見学するつもりのなかった通行人まで、思わず足を止めます。

恐怖の館(Terror Háza)は、20世紀のブダペストが何を経験したのかを知るための場所で、見終わったあとも長く心に残ります。所要時間は約2時間です。14歳未満は大人の同伴が必要で、いずれにしても小さな子どもには映像がきつい内容です。チケットはオンラインで売っていないので窓口で直接買ってください。窓口は17:30に閉まります。見学のあとは、同じ通り沿いに数軒先のエコカフェ(Ecocafe)でコーヒーを飲むか、近くでパプリカチキンを食べて気持ちを落ち着けるといいでしょう。
見学の流れ
到着と「犠牲者の壁」
狙い目は火曜の朝です。週末の混雑を避けられ、学校の団体も少なくなります。開館は10:00ですが、その10分前には、どんよりした平日でもたいてい短い列ができています。まず知っておきたいのは、ここは人気の博物館だということです。ハンガリーの学校の団体から、この博物館を目当てにブダペスト旅行を計画した人まで、あらゆる人が訪れます。
待ち時間は建物そのものを観察するのにちょうどいい時間です。建物そのものが、人を威圧するために作られています。灰色の塗装は無機質で、役所のような冷たさがあります。ただ、本当に胸に迫るのは、通りから見える細部です。外壁に沿って目の高さに、小さな金属製の肖像写真が何百枚も並んでいます。これが犠牲者の壁です。有名な将軍や政治家ではなく、ごく普通のハンガリー人の顔です。1940年代の髪型をした若い女性や、労働者の帽子をかぶった男性、丸めがねの神父など、60番地の地下に連れて行かれ、二度と出てこなかった人たちです。顔を見ていると、恐怖政治とは抽象的な概念ではなく、一人ひとりの人生を組織的に壊していくことなのだとわかります。
入ってすぐの吹き抜けのアトリウム
重い扉を入ると、街の騒音が消えて別の世界に入ります。かつては馬車が出入りした屋外の中庭がガラス屋根で覆われ、大聖堂のように高い吹き抜けになっています。
まず耳に入るのは音です。低く、規則的で、工場のような響きです。ゆっくりになった心臓の鼓動に、重い金属がきしむ音と遠くで監獄の扉が閉まる音が混ざったように聞こえます。これが館内に流れる音楽で、作曲したのはハンガリーの音楽家コヴァーチ・アーコシュ(Kovács Ákos)です。館内のどこにいても聞こえて胸に響き、自分がちっぽけで不安な存在になり、誰かに見張られているような気分になるよう作られています。
アトリウムの中央には巨大なソ連製T-54戦車があります。ただ置かれているのではなく、高い台座の上で床から浮いているように見えます。近づいてよく見てください。戦車は黒く粘り気のある液体の浅い池の上にあります。油のようにも、古くなった血のようにも見えます。液面は完全に静止していて、戦車の底を映す黒い鏡になっています。見る人を不安にさせる、よく考え抜かれたインスタレーションです。この体制が機械と油と力によって支えられていたことが、入ってすぐに伝わってきます。

戦車の奥には、4階分の高さがある加害者の壁がそびえます。外の壁が犠牲者をたたえるのに対し、内側のこの壁には加害者が並んでいます。刑事、拷問者、密告者、死刑執行人の男女の小さな写真が何千枚もあります。ぞっとするのは、彼らがあまりに普通に見えることです。事務員や親戚のおじさん、空港でパスポートにスタンプを押す係員と見分けがつきません。「悪の凡庸さ」を目に見える形にした壁です。
地元の人にとっての恐怖の館
ブダペストの人にとって、恐怖の館は複雑な象徴です。気軽に遊びに来るハンガリー人はあまりいません。年配の世代にとっては今も深い心の傷で、建物の前を通らずに道の反対側へ渡る人もいます。ÁVH(共産党の秘密警察)がこの一角を支配し、黒いセダンが歩道に止まれば誰かが消えるという時代を覚えているからです。
一方、若い世代にとっては欠かせない学びの場になっています。ハンガリーの高校生の団体が、たいてい黙ったまま目を見開いて展示の間を進んでいきます。「祖父母はこれを生き延びた」と伝える、重い通過儀礼のようなものです。博物館の開館は2002年です。2026年9月1日からは、文化省の下にある国営企業Kulturális Vagyonkezelő Kft.が運営しています。それまで運営していた1999年設立の財団を、国会が解散したためです。
館内の順路と見どころ
展示は時代順・テーマ順に構成されていますが、歩きながら体で感じ取るように作られています。エレベーターで3階(現地の表記では2階)に上がり、下へ下へと進んで地下で終わります。実際に階を下りていくのと同時に、歴史の闇へ深く降りていく構成です。
見学を始める前に
まず窓口でチケットを買います。 オンライン販売はなく、予約ページも電子チケットも、サイト上での支払い方法もありません。事前に予約できるのは団体見学とガイドツアーだけです。それ以外の人は館内の窓口で買います。窓口は、建物が18:00まで開いていても17:30に閉まります。17:40に着いたら、ロビーがどんなに空いていても入れません。
次に、音声解説をどうするか決めます。 展示室はインスタレーションとして作られていて、暗く、物や映像であふれています。解説があるかどうかで得られるものが大きく変わります。博物館のオーディオガイドはチケットとは別に2,000フォリント(約970円)で、予約なしで館内で借りられます。言語は英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ロシア語で、日本語はありません。無料で使えるのが公式アプリで、App StoreとGoogle Playで入手でき、2つの独裁体制、犠牲者、抵抗した人びとを解説しています。録音ではなく人の案内を希望するなら、博物館の英語ガイドツアーは1グループ20,000フォリント(約9,700円)で、10人以上30人まで、10日前までの予約が必要です。予約済みのグループは優先入場できるので、混雑する土曜はとくに助かります。
カメラについて: 館内は写真も動画も禁止で、例外は1階の戦車だけです。誰もが撮りたいと思う場所が、ちょうど撮影を許された場所です。それ以外の場所ではカメラをしまってください。スマートフォンはマナーモードにし、展示エリアでの通話も禁止です。
3階(現地の2階):二重の占領
順路は第二次世界大戦の終わりから始まります。エレベーターを降りると、「二重の占領」を紹介する通路に出ます。ハンガリーは第一次世界大戦で失った領土を取り戻したいという思いから枢軸国側につき、その悲惨な選択の結果、1944年にナチス・ドイツに、1945年にはソ連に占領されました。
着替えの部屋: 館内でもとくに強い印象を残す展示です。楽屋かロッカールームのような部屋の中央で、マネキンがゆっくり回転しています。片側では矢十字党(ハンガリーのナチス)の制服を、反対側では同じマネキンが共産党政治警察の制服を着ています。伝えていることは単純で、重いものです。体制が変わり、思想が変わっても、恐怖は同じでした。ナチスのために拷問した同じ人間が、制服を着替えて共産党のために同じ仕事を続けたことも少なくありませんでした。時の権力に合わせて、暴力をふるい続けたのです。
矢十字党のホール: 戦争最後の数か月、混乱と流血のなかで支配した矢十字党の時代を扱う展示です。キリスト教の十字架をゆがめた奇妙な「矢十字」のマークがいたるところに貼られています。「死の行進」やブダペストの街頭での恐怖を記録した映像も流れます。宴のために用意された食卓には、料理の代わりに切り刻まれたハンガリーの地図が皿に載っています。国が外国の勢力と国内の裏切り者によって切り分けられ、食い尽くされたことを表しています。
2階(現地の1階):グラーグと1950年代
らせん階段で2階に下りると、1940年代後半から1950年代前半の「スターリン主義」の時代、ラーコシ時代の展示が中心になります。平時のハンガリーでもっとも暗い時代とされることの多い時期です。
グラーグの部屋: 床一面にソ連の巨大な地図が敷かれています。歩いているうちに、強制収容所(グラーグ)の場所の上を歩いていることに気づきます。壁には、収容所に送られた70万人のハンガリー人の名前がLEDの文字で延々と流れていきます。その数の多さに圧倒されます。まさに彼らの苦しみの地図の上を歩くことになるのです。
50年代の部屋: 拷問室を別にすれば、館内でいちばん不気味な部屋かもしれません。当時のプロパガンダを再現した部屋で、アルミニウムと銀色の塗料で作られた彫像や作品が並んでいます。どれも安っぽくぎらぎらしていて、作りものめいて見えます。強制された楽観主義の「銀の時代」を表しています。笑顔のたくましい労働者、楽しそうなトラクターの運転手、慈悲深い指導者を描いたポスターが並びます。新聞が楽園だと書き立てる一方で、パンの値段について冗談を言った隣人がある晩突然いなくなる。そんな独裁下の暮らしの矛盾をとらえた部屋です。
司法の部屋: 床から天井まで調書とファイルで埋まった部屋で、司法による恐怖を表しています。見せしめ裁判は無秩序な暴力ではなく、きわめて官僚的な手続きでした。体制は無実の人を処刑するために、山のような書類を作りました。何千ものファイルが視覚的に迫ってきて、息苦しくなります。
地下:独房と処刑室
見学者の誰もが口にする、館内でもっとも恐ろしい場所です。
地下へは、ゆっくり動くエレベーターで下ります。扉が閉まり、照明が暗くなり、エレベーターは耐えがたいほどゆっくり下降を始めます。箱の中に閉じ込められたまま、画面に映像が流れます。元看守で死刑執行人だった人物への白黒のインタビューです。彼は落ち着いた事務的な声で、囚人をどう処刑したかを説明します。縄の結び方から首が折れる仕組み、そのあとの片づけまで、まるでタイヤ交換の手順でも話すような口調です。館内でこの声ほど胸に残るものはありません。
ようやく扉が開くと、そこはアンドラーシ通り60番地の地下です。空気が一変し、湿気とともに古いれんがと陰惨な過去のにおいが漂います。これは再現ではありません。当時の独房そのものです。
れんがの通路が迷路のように続きます。
- 水の独房: 窓のない小さな独房をのぞき込みます。ベッドも椅子もなく、床には冷たい水が張られていました。囚人は脚がむくみ、意志がくじけるまで、何日もここに立たされました。
- キツネの穴: 天井が低く、大人の男性は立つことも、体を伸ばして横になることもできない独房です。暗闇のなかで動物のようにかがむしかありませんでした。
- 処置室: 拷問室です。警棒や電極など、自白を引き出すために使われた単純で残酷な道具が並んでいます。
- 絞首台: 処刑室です。がらんとした空間に縄が1本下がっているだけの、すべてが終わった場所です。
地下に下りると、ほとんどの人が同じように黙り込みます。にぎやかだった団体も静かになります。空気が重くのしかかってきますが、それは展示のせいだけではありません。低い天井、冷たさ、そしてこの部屋が何のために使われたかを知っていることが重さになります。
涙のホールと出口
地下から上がると、最後の展示で少しだけ気持ちがほぐれますが、それもつかの間です。犠牲者を追悼する、光る十字架が林のように立つ涙のホールを通り、最後に加害者の写真のギャラリーの前を抜けて外に出ます。この恐怖の館を動かしていた男女です。その多くは裁きを逃れました。近くのアパートで国の年金を受け取りながら長く穏やかに暮らした者も少なくなく、犠牲者は名前のない墓に眠っています。外の光の下に出る直前に突きつけられる、苦い事実です。
この街のもうひとつの記憶の場所は、川辺のドナウ河岸の靴です。鉄の靴が60足並び、建物もチケットも行列もありません。この2か所は、国がどう記憶すべきかについて互いに異なる答えを出していて、1回の旅で両方を見ると、どちらか一方だけよりはるかに多くのことがわかります。
近くで食べる・飲む
恐怖の館で2時間過ごすと、心が空っぽになったように感じるはずです。温かい料理と炭水化物、それにお酒が欲しくなります。幸い、ここは6区(VI. kerület)で、市内でも指折りの食の街です。近くの3軒が、見学後のひとときに向いています。
1. 安くて本格的:フリツィ・パパ(Frici Papa Kifőzdéje)
ハンガリーのおばあちゃんが作ってくれるような料理を予算を抑えて食べたいなら、地元で愛される定番店、フリツィ・パパがおすすめです。
- 雰囲気: 90年代から時が止まったような店で、チェックのテーブルクロスに蛍光灯、サービスは手早く飾り気がありません。いつもにぎやかで混み合い、気取らない雰囲気です。
- 食べたいもの: パプリカチキン(Csirkepaprikás)とノケドリ(小さなダンプリング)。濃厚でクリーミーな、ほっとする味です。ちょっと変わったものを試したいならフルーツスープ(Gyümölcsleves)を。ピンク色で冷たく甘い、前菜として出てくるデザートのようなスープです。
- 場所: キラーイ通り55番地。博物館から数ブロック南です。
- ウェブサイト: Frici Papa
2. 切り売りピザ:ピッツィカ(Pizzica)
座って食事をする気分になれず、手早くおなかを満たしたいなら、ピッツィカが便利です。イタリア人の家族が営み、ローマ風の切り売りピザ(al taglio)を出しています。
- 雰囲気: 小さくておしゃれな立ち食いの店です。たいていセンスのいい音楽が流れていて、イタリア人と地元の人がサッカーの話で盛り上がっています。
- 食べたいもの: ジャガイモとトリュフオイルのピザ。炭水化物どうしの組み合わせで意外に思えますが、一度食べたら忘れられない味です。辛いサラミもおすすめです。
- 料金の払い方: 切り分けた量で払います。2切れほどで1食になります。
- 場所: ナジメゼー通り21番地。アンドラーシ通りから1ブロック入ったところです。
- ウェブサイト: Pizzica(Facebook)
3. コーヒーで一息:エコカフェ(Ecocafe)
博物館のあとで少し気持ちを整えたいなら、アンドラーシ通りを68番地まで歩いてエコカフェに立ち寄ってみてください。Flowが閉店したいま、このあたりでいちばん落ち着いたモダンなスペシャルティ系のカフェです。
雰囲気:
環境に配慮したミニマルな内装に、北欧風の温かみがあります。木のテーブルとやわらかな照明、たくさんの観葉植物に囲まれた店内です。朝は、1日の始まりにフラットホワイトを買いに来る地元の人が絶えません。清潔で居心地がよく、数軒先で受けた重い気持ちを静かに切り替えられる場所です。
飲みたいもの:
フラットホワイトは安定しておいしく、オーガニック豆とエシカルに調達したブレンドに力を入れています。軽くフルーティーな味が好きならフィルターコーヒーを。焙煎は定期的に替わります。オーツミルク、アーモンドミルク、乳糖不使用ミルクもそろっています。
ヴィーガンのペストリーや軽食もあります。
場所:
アンドラーシ通り68番地。60番地の博物館と同じ側です。
ウェブサイト:
Ecocafe
エコカフェの住所はecocafe.huで2026年9月6日に確認しました。
行く時期、安全、天気
いちばんいい時間帯
おすすめは火曜か水曜の朝、開館直後の10:00です。月曜は休館なので、ほかの曜日で計画してください。
- 避けたい日: 週末と祝日、とくに1956年革命の記念日である10月23日です。行列がアンドラーシ通りまで延びることがあり、館内は一方通行です。混んでいると人の渋滞に巻き込まれ、見知らぬ人と肩をぶつけながら拷問室の前をのろのろ進むことになります。これでは展示に集中できません。
- 季節: 屋内の博物館なので、雨の日にぴったりです。ただし真夏(7・8月)は、何百人もの来館者の体温にエアコンが追いつかないことがあります。地下はいつも涼しいのですが、上の階は蒸し暑くなることがあります。
安全とバリアフリー
- 安全: 6区はブダペストでも安全で高級なエリアのひとつです。混雑する場所ではどこでも同じですが、行列ではポケットに気をつけてください。
- バリアフリー: 段差のないルートが必要なら、出かける前に博物館(+36 1 374 2600)に電話して、館内の経路を確認してください。
- 子ども: 博物館の規則では、14歳未満の子どもは大人の同伴が必要で、館内では保護者が監督する責任を負います。入口で間違えやすいのはこの点なので、グループの構成はこの規則に合わせてください。規則とは別に覚えておきたいのは、展示の生々しさです。遺体、処刑、戦争犯罪の映像があります。規則が許しても、小さな子どもに見せる必要はありません。
料金と、事前購入できない理由
ブダペストは昔ほど安くありませんが、西ヨーロッパと比べれば博物館のチケットはまだ手ごろです。珍しいのは料金ではなく、買い方です。
チケットのオンライン販売は一切ありません。 電子チケットも予約ページもオンライン決済もなく、博物館は入場案内のページで大文字でそう明記しています。個人のチケットはすべて窓口で直接買い、窓口は建物の閉館より30分早い17:30に閉まります。事前に手配できるのは団体見学とガイドツアーだけで、どちらも10日前までの申し込みが必要です。
2026年9月22日に再開館し、博物館はいつもより待ち時間が長くなると案内しています。 9月中旬に技術的な理由で閉館していて、再開後の関心は例外的に高まっています。展示室に一度に入れる人数が決まっているため、入口の列が長くなります。時間に余裕をもって、17:30の窓口締め切りぎりぎりにならないようにしてください。
| チケット | フォリント | 円(目安) |
|---|---|---|
| 通常料金 | 4,000 | 約1,900円 |
| 割引料金 | 2,000 | 約970円 |
| 団体(20人以上、1人あたり) | 3,000 | 約1,500円 |
| 団体割引(20人以上、1人あたり) | 1,500 | 約730円 |
| 英語ガイドツアー(1グループ、10人以上30人まで) | 20,000 | 約9,700円 |
割引料金2,000フォリントの対象: EEA市民の6〜25歳と62〜70歳、そして家族です。博物館は家族を、18歳未満の2人以上とその近親者と定義していて、こちらもEEA市民が対象です。窓口で確認されるので、証明できる写真付きの身分証を持参してください。
無料の対象: 6歳未満、70歳以上のEEA市民、障害者手帳を持つ人とその同伴者1人(診断書だけでは認められません)、EEAの小・中・高校の現職および退職教員(公式の教員証、国際教員証、または学校発行の英文証明書が必要)です。
ちょうど70歳の人は、博物館の2つの規則のどちらにも当てはまります。 割引料金を62〜70歳、無料を70歳以上と表記しているためです。該当するなら、窓口で無料のほうを申し出てください。
毎月第1日曜日は、EEA市民が無料です。 対象は18歳未満の子どもと同伴の近親者2人まで、そして26歳未満の全員です。日程に少しでも融通がきくなら、この日に合わせるのがおすすめです。
支払う前にもうひとつ。窓口で館内規則を読んで同意できないと判断した場合は、展示室に入る前であれば、未使用のチケットとレシートを持って、購入から30分以内かつ窓口の営業時間内に払い戻しを受けられます。
このページのチケット料金、営業時間、オーディオガイド、来館者規則は、博物館の料金、来館案内、ガイドツアー、来館者規則の各ページ、再開館と待ち時間の案内はお知らせのページで、いずれも2026年10月6日に確認しました。運営者の変更は博物館の2026年8月31日の発表(ハンガリー語)で、同じ日に確認しました。毎月第1日曜日のルールは、2026年11月7日に料金のページで再確認しました。
※料金はフォリント表示で、窓口で支払うのもフォリントです。円換算は1フォリント=約0.49円(2026年11月6日のECB参考レートで換算)です。為替は変動するので、円の金額は目安としてご覧ください。
アクセスと営業時間
住所: 1062 Budapest, Andrássy út 60.

公共交通:
- 地下鉄: M1(黄色の線)でヴェレシュマルティ通り駅(Vörösmarty utca)かオクトゴン駅(Oktogon)へ。どちらも徒歩2分です。M1はそれ自体が見どころで、ヨーロッパ大陸でいちばん古い地下鉄です。
- トラム: 4番か6番でオクトゴンへ。アンドラーシ通りを川と反対方向に2分歩きます。
営業時間:
- 月曜: 休館
- 火〜日曜: 10:00〜18:00
- チケット窓口の締め切り: 17:30
地元の人が知っているコツ
- クロークの利用は必須です。 料金はかかりません。スーツケース、傘、A3より大きいバッグは預けます。そしてリュックサックは大きさに関係なくすべて預けます。小さなデイパックなら大丈夫だろうと思いがちですが、これも預けなければなりません。スタッフがバッグの中身を確認することもあります。ロッカーも無料ですが、鍵をかけるのに100フォリント硬貨(約50円)が必要で、あとで戻ってきます。1枚持っていけば、ロビーで両替を頼んで回らずにすみます。
- 食事は見学の前に。 展示エリアは飲食禁止で、飲み物はしっかりふたの閉まるボトルに入ったものだけです。アンドラーシ通りを歩きながら持ってきたふたのないコーヒーは持ち込めません。
- トイレは先に: 見学を始める前にトイレを使ってください。順路は3階(現地の表記では2階)から地下へ向かう一方通行なので、途中で行きたくなると、来館者の流れに逆らって戻ることになります。
混雑に合わせて計画する
計画の段階で考えておきたいのが、順路を進むペースです。
館内は物語の道筋として作られているので、ある程度決まった速さで進むことになります。30人ののんびりした団体の後ろにつくと、なかなか追い越せません。展示が見えないまま通路をのろのろ進み、前の団体のおしゃべりを聞くことになります。大きな団体が来たら1分ほど待って先に行ってもらうと、また静かに見学できます。
展示にははっきりした視点があります。2つの独裁体制を、その下で苦しんだ人びとを通して並べて語っていて、2つの時代をどう比べているかについては歴史家の間で長く議論されてきました。その議論に決着をつけなくても、見学から得られるものは大きいはずです。ハンガリーのホロコーストを深く知りたいなら、パーヴァ通りのホロコースト記念センターをあわせて訪れると心に残ります。両方を見ると、この時代の全体像がいちばんよくわかります。
恐怖の館は行く価値があるか
恐怖の館は「楽しい」観光地ではありません。重く、悲しく、人間が互いにどこまで残酷になれるかに少し怒りを感じながら出てくることになるでしょう。
それでも、ぜひ訪れてほしい場所です。最初の部屋から最後の部屋まで引き込まれる力強い展示で、この美しい街の歴史のいちばん暗い章を見せてくれます。アンドラーシ通りのカフェに座ってフラットホワイトを飲み、Wi-Fiに文句を言える自由が、どれほどの犠牲の上にあるのかを思い出させてくれます。戦車を見て、地下の独房の現実を受け止めたら、帰りにピッツィカでピザを食べて一息つきましょう。
このテーマが旅の中心になりそうなら、ブダ城の地下にある岩の病院が同じ時代を地下から伝えています。ほかの博物館は、ブダペストのおすすめ博物館で所要時間別に確認できます。
よくある質問
恐怖の館では本当に写真を撮れないのですか?
ほぼ撮れません。館内は写真も動画も禁止で、例外は1階の戦車だけです。多くの人がいちばん撮りたい戦車だけは撮影できます。それ以外の場所ではカメラをしまい、スマートフォンはマナーモードにしてください。
お化け屋敷のような怖さですか?
いいえ、驚かせる仕掛けはありません。ここで感じるのは、官僚機構や拷問、国家による支配がもたらす恐ろしさです。驚いてどきどきするというより、気持ちがずっしりと重くなる展示です。
日本語のオーディオガイドはありますか?
日本語はありません。オーディオガイドはチケットとは別に2,000フォリント(約970円)で、予約なしで館内で借りられます。言語は英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ロシア語です。App StoreとGoogle Playで配布されている無料の公式アプリも使え、2つの独裁体制、犠牲者、抵抗した人びとを解説しています。アプリを使うならイヤホンを持参してください。博物館が販売するガイドツアーは英語で、1グループ20,000フォリント(約9,700円)、10人以上、10日前までの予約が必要です。
並ばずに入る方法はありますか?
ありません。優先入場券はなく、オンライン販売も一切ないので、チケットはすべて入口で買います。予約済みのグループは優先入場できますが、行列を避ける方法はそれだけです。個人で行くなら、火曜の朝早くに着くようにしてください。
見学にはどのくらい時間がかかりますか?
歴史が好きで、アプリを使って部屋ごとにじっくり見るなら3時間ほどかかります。多くの人は1時間半〜2時間で見終えます。急げば45分でも回れますが、おすすめしません。
事前予約で窓口の列を避ける


料金確認日 2026-11-02. これらのリンクから予約すると、追加料金なしで当サイトの運営を支えることができます。 しくみについて.