ハンガリーの物価は高い?2026年の旅行費用と1日の予算
ブダペストはいまもウィーン、ベルリン、パリ、ロンドンより安く旅行できます。ただし、バックパッカーの間で語り継がれてきた300フォリントのビールはもうありません。フォリントが2026年に大きく上がったため、ユーロやドルで買えるものは「驚くほど安い」という昔の評判より目に見えて少なくなっています。
ウィーンよりおよそ30〜40%安く、パリやロンドンとはまったく別の価格帯です。お金がいちばん生きるのは、平日のランチセット、地元の酒場、公共交通、そして価格帯の頂点です。ミシュランの星付きレストランのテイスティングメニューは、パリの同クラスのほんの一部の値段で楽しめます。2024年ごろのブログ記事をもとに予算を組んだなら、少し余裕を足し、2019年の価格表ではなく、以下の交通、食事、飲み物、1日の予算の数字で計画してください。
※円換算は1フォリント=約0.49円(2026年11月3日のECB参考レートで換算)です。1,000円未満は10円単位、それ以上は100円単位で丸めています。為替は変動するので、円の金額は目安としてご覧ください。
近隣の都市と比べたハンガリーの物価
| 都市 | ブダペストとの比較 |
|---|---|
| ウィーン | 30〜40%高い |
| プラハ | ほぼ同じ。食事とホテルはブダペストが15〜20%安いことが多い |
| ベルリン | 25〜35%高い |
| パリ | 55〜65%高い |
| ロンドン | 65〜75%高い |
目安はいまも変わりません。中欧の都市をめぐる旅なら、いちばん安いのはブダペストで、すぐ後ろにプラハ、その次にベルリンとウィーン、パリとロンドンはまったく別の価格帯です。ウィーンやプラハと組み合わせる旅なら、宿泊日数を多めにブダペストに割り振ると全体の費用を抑えられます。
ブダペストの1日の予算(2026年)
当サイトの目安で、1人1日あたり、航空券は含みません。
ドルの金額は1ドル=325フォリント(1ユーロ=365フォリント)、2026年10月21日のECB参考レートで換算しています。円の金額は、そのドル額をフォリントに直したうえで、冒頭の円換算レートで計算した目安です。
| スタイル | 1日の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| バックパッカー | 25〜50ドル(約4,000〜8,000円) | ホステルのドミトリー、屋台の食事、公共交通、無料の見どころ |
| 中級クラス | 50〜100ドル(約8,000〜15,900円) | 格安ホテルか個室、レストランでの食事、有料の見どころを1日1か所 |
| 快適派 | 100〜200ドル(約15,900〜31,900円) | 3〜4つ星ホテル、レストラン、タクシー、温泉 |
| ラグジュアリー | 200ドル以上(約31,900円以上) | 4〜5つ星ホテル、テイスティングメニュー、専用車での送迎 |
この表のいちばん上の金額でも、パリなら中級ホテルの部屋代だけで消えてしまいます。それがいまもブダペストのいちばんの強みです。
交通費
- BKKの1回券: 500フォリント(約240円)。運転手から買うと700フォリント(約340円)です。
- 10枚つづりの回数券: 4,500フォリント(約2,200円)。1枚あたり450フォリント(約220円)です。
- 24時間券: 2,750フォリント(約1,300円)。1日に5〜6回以上乗るなら元が取れます。
- 72時間券: 5,750フォリント(約2,800円)。旅行者向けの1週間券はなく、その上は1か月有効のブダペスト・パスになります。
- 空港バス100E(Airport Express): デアーク・フェレンツ広場(Deák Ferenc tér)まで片道2,500フォリント(約1,200円)。通常の乗車券ではカバーされず、乗車券を持っている人はBudapestGOアプリで1,000フォリント(約490円)の追加券を買います。
- タクシー: ブダペストの公認タクシーはすべて、2026年8月1日から適用されている市の料金で走ります。初乗り1,300フォリント(約640円)、1kmごとに520フォリント(約250円)、待ち時間1分ごとに130フォリント(約60円)です。空港の発着は800フォリント(約390円)の加算があるため、初乗りは2,100フォリント(約1,000円)になります。空港では公式のFőtaxi乗り場を使い、流しのタクシーには乗らないでください。行き先までの料金はfotaxi.huの料金計算で見積もれます。
- Bolt: アプリが配車を確定する前に固定料金を表示するので、人から聞いた料金の幅ではなく、アプリの表示で確かめてください。
出典:BKKの運賃表とFőtaxiの料金改定のお知らせ、いずれも2026年10月に確認。同じ数字は当サイトのブダペスト物価インデックス(英語)にも載せています。
空港から市内への行き方は、ブダペスト空港から市内への行き方ですべての選択肢を比べています。
食事と飲み物の値段
節約の決め手はエーベードメニュー(ebédmenü)です。 ハンガリーのレストランは平日のおよそ11:00〜15:00に、スープとメインの日替わりランチセットを出しています。Mini Ételbár、Mákvirág、Semmi Extraでは2,360〜2,680フォリント(約1,200〜1,300円)です。住所つきの一覧は3,000フォリント以下のランチガイドにまとめています。
- サワークリームとチーズのランゴシュ: Retro Lángosで3,490フォリント(約1,700円)。川から1ブロックのドゥナ通りにある2軒のランゴシュ店では、同じものが4,990〜5,490フォリント(約2,400〜2,700円)で、さらに15%のサービス料がかかります。詳しくはランゴシュのおすすめガイドで紹介しています。
- グヤーシュ(スープ): Mama GoulashとGettó Gulyásで2,900〜3,090フォリント(約1,400〜1,500円)。ドゥナ通りでは5,990〜6,990フォリント(約2,900〜3,400円)に15%のサービス料が加わります。
- 生ビール(0.5リットル)、地元の酒場: GrinzingiとKakas Presszóで1,200〜1,320フォリント(約590〜650円)。Kobuci KertやInstant-Fogasのような廃墟バーでは1,320〜1,570フォリント(約650〜770円)、シンプラ・ケルト(Szimpla Kert)では2,200〜2,500フォリント(約1,100〜1,200円)です。伝説の300フォリントのビールはもうありません。
- エスプレッソ: 800〜870フォリント(約390〜430円)。
- フレッチ(ワインのソーダ割り): バーではデシリットル単位で値段がつき、ワイン1デシリットルあたり400〜590フォリント(約200〜290円)、ソーダ1デシリットルあたり60〜130フォリント(約30〜60円)です。
- カクテル: 普通のバーで2,990〜3,890フォリント(約1,500〜1,900円)、シンプラ・ケルトで4,000〜5,500フォリント(約2,000〜2,700円)。
価格は当サイトのブダペスト物価インデックス(英語)から引いています。インデックスには数字ごとに店名と確認日を載せています(2026年10月確認)。 温泉のチケット、見どころの入場料、旅行者向けeSIMの料金もインデックスにあります。
ブダペストが西ヨーロッパのどの首都よりも割安なのは、高級レストランです。 Babel(英語)や2つ星のStandのようなミシュランの星付きレストランのテイスティングメニューは、パリやコペンハーゲンの同クラスのほんの一部の値段です。メニューと料金は季節で変わるので、予約の前に各レストランの公式サイトで最新のテイスティングメニューの料金を確かめてください。星付き店、ビブグルマン、本当に予約する価値のある店の一覧はブダペストのミシュランガイドにあります。
宿泊費
市内でいちばん安いのはホステルのドミトリーで、次にホステルの個室、格安ホテルと中心部のアパートメント、その上に3つ星、4〜5つ星のホテルが続きます。宿泊料金は日によって大きく変わるので、印刷された料金の幅を信じるより、予約サイトで自分の日程の料金を比べてください。安い価格帯で泊まるコツは、早めに予約することと、ショルダーシーズン(3月〜5月、9月〜11月)に旅することです。夏のハイシーズンと12月は何もかも上がります。値段だけで選ぶより、キッチン、プライバシー、ホステルのにぎやかさのうち何がほしいかで選んでください。
ブダペストを出るとさらに安くなる
ハンガリーの地方は、宿も食事も、たいてい首都より安く済みます。
- エゲル(Eger): 家族経営のゲストハウス(パンジオー、panzió)はブダペスト中心部のホテルより安く、日替わりランチはブダペストと同じか少し安い程度です。
- バラトン湖(Balaton): 季節による差がとても大きく、夏の週末は料金が2倍、3倍になることもあります。ゲストハウスが安くなるのはショルダーシーズンです。
- ペーチ(Pécs): ハンガリーでとくに安く長期滞在できる町のひとつです。
- デブレツェン(Debrecen): 家賃もホテル代もブダペストより低めです。
どの町もブダペストから都市間列車で結ばれていて、MÁVの経路検索でルートと日付ごとの運賃がわかります。日程に融通がきくなら、首都の外に何泊か移すのが、旅行全体の費用を下げるいちばん大きな手です。
ブダペストカードは元が取れるか
ブダペストカードには、公共交通の乗り放題、ルカーチ温泉(Lukács gyógyfürdő)の無料入場、セーチェニ温泉(Széchenyi gyógyfürdő)、ルダシュ温泉(Rudas gyógyfürdő)、パラティヌス(Palatinus strand)の割引、いくつかの博物館の無料入場が含まれます。料金は24時間17,990フォリント(約8,800円)、48時間23,990フォリント(約11,800円)、72時間29,990フォリント(約14,700円)で、BKKと当サイトの物価インデックス(英語)によります(2026年10月確認)。同じ期間に公共交通をたくさん使い、有料の温泉に1回以上、博物館にもいくつか行くなら元が取れます。ほとんど歩いて回り、有料の見どころが全部で1〜2か所なら不要です。詳しい計算はブダペストカードの節約ガイドにあります。
結論
2026年のハンガリーは、西ヨーロッパと中欧でいまもとくに安く旅行できる国のひとつで、ウィーン、ブダペスト、プラハをめぐる旅では、ブダペストが予算の要になります。ただ、数年前の「驚くほど安い」という評判は2つの面で崩れています。フォリントがユーロにもドルにも強くなったこと、そしてホテル、有名レストラン、有名な温泉といった観光向けの価格が、食料品、公共交通、地元のレストランのような日常の費用より速く上がったことです。
実際の目安としては、格安の穴場ではなく、手ごろなヨーロッパの首都として予算を組むと、困るより得をした気分になれます。ランチはエーベードメニュー、ビールは地元の酒場、移動は公共交通にすれば、1日50〜70ドル(約8,000〜11,100円)でいまも十分快適に旅ができます。有名な温泉、ホテル街のレストラン、どこへ行くにもタクシーという旅にすると、ブダペストはプラハと同じくらいかかり、ウィーンとの差も評判ほど大きくはなりません。
よくある質問
ハンガリーはチェコより安いですか?
2026年はほぼ同じくらいです。とくに食事と中級ホテルでは、ブダペストのほうが15〜20%安いことがよくあります。ただし、その差は以前より縮まっています。
ブダペストはウィーンより安いですか?
はい、はっきりと安いです。全体でおよそ30〜40%安く、食事と飲み物ではさらに差が開きます。
ブダペストでは1日いくら予算を見ておけばいいですか?
快適な中級クラスの1日なら50〜100ドル(約8,000〜15,900円)です。個室の宿、レストランでの食事、有料の見どころ1か所、公共交通がこれに入ります。バックパッカーなら25〜50ドル(約4,000〜8,000円)、ラグジュアリー派は200ドル(約31,900円)以上を見ておいてください(いずれも当サイトの目安)。
ハンガリーの物価は最近上がりましたか?
はい、2つの面で上がっています。インフレでレストランとホテルの料金が上がり、さらにフォリントが2026年に1ユーロ=365フォリント、1ドル=約325フォリントまで強くなりました(2026年10月21日のECB参考レート)。2025年の予測でよく見た400フォリント超の水準より強いため、どちらも外貨で買えるものが古いガイドより少なくなることを意味します。
旅行者にいちばん効く節約の習慣は何ですか?
観光エリアのディナーの代わりに、地元のレストランで平日のランチセット(エーベードメニュー、ebédmenü)を食べること、そしてタクシーではなく公共交通を使うことです。この2つを組み合わせるだけで、1日100ドルの旅と1日50ドルの旅の差になります。
事前予約で窓口の列を避ける


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