ブダペストの安いランチ9選|3,500フォリント(約1,700円)以下で食べられる平日のランチメニュー

最終更新: 2026-11-04·4 分で読めます
この記事の目次
  1. ブダペストの安いランチ早見表
  2. エーベードメニューとは
  3. 1. Toldi konyhája:王宮の丘のふもとの昔ながらの食堂
  4. 料理
  5. 客層
  6. Toldi konyhája:基本情報
  7. 2. Mini Ételbár:家族経営の穴場
  8. 仕組み
  9. フーゼレーク
  10. Mini Ételbár:基本情報
  11. 3. Scruton V.P.:ビストロという選択肢
  12. 替わるメニュー
  13. 雰囲気
  14. Scruton V.P.:基本情報
  15. 4. GoodBar Buda:グヤーシュではなくハンバーガーの日に
  16. メニュー
  17. 雰囲気
  18. GoodBar Buda:基本情報
  19. 5. Mama’s Café and Canteen:ウーイリポートヴァーロシュの新顔
  20. 料理
  21. 店内
  22. Mama’s Café and Canteen:基本情報
  23. 6. Mór’s Eatery:シンプルで量が多く、中心部
  24. 料理
  25. Mór’s Eatery:基本情報
  26. 7. Semmi Extra és egy kis kert:オーブダのとっておきのランチ
  27. メニューの仕組み
  28. 庭
  29. Semmi Extra és egy kis kert:基本情報
  30. 8. Rizmajer Sörház Móricz:ビールと一緒にランチ
  31. 料理
  32. Rizmajer Sörház Móricz:基本情報
  33. 9. Véndiák Étterem:1938年から続くランチ
  34. 料理
  35. 旅行者にとって
  36. Véndiák Étterem:基本情報
  37. 地元の人のようにランチを頼むには
  38. 覚えておきたい言葉
  39. マナー
  40. お財布にやさしく、しっかり食べる

ブダペストでいちばん安くきちんとした食事ができるのは、平日のランチです。レストランは「エーベードメニュー(ebédmenü)」と呼ばれる定額のセットを出していて、スープとメイン、ときにはデザートも付き、同じ店のアラカルトよりずっと安い値段で食べられます。立ち食いのランゴシュの屋台ではなく、座って食べる食事です(ランゴシュもいいものですが)。

旅行者にとっては、観光地価格の上乗せのない本物のハンガリー料理で、昔ながらの食堂から今風のビストロまで、どこでも出しています。食べられるのは平日のお昼どきだけで、人気の料理は売り切れるので、早めに行ってください。下の9軒から選び、テイクアウトしたいなら自分の容器を持って行きましょう。

ブダペストの安いランチ早見表

コスパ最強Mini Ételbár:スープとメインで2,360フォリント(約1,200円)
自分で組み合わせるSemmi Extra:スープとメインで2,680〜2,880フォリント(約1,300〜1,400円)
メニューの幅が広いScruton V.P.:2品のビジネスランチ
いちばん今風GoodBar Buda(ハンバーガー、ピザ):ミニトリオ4,450〜5,650フォリント、定額ランチなし
伝統の味Véndiák:メニュー2,990フォリント、サービス料12.5%込みで3,364フォリント(1938年創業)
新顔Mama’s Café and Canteen(ウーイリポートヴァーロシュ)
予算セットランチで3,500フォリント以下(約1,700円)
主な時間帯平日のお昼どき(店によって異なります)
ひとことアドバイステイクアウトには自分の容器を持参

3,500フォリントを超えるのはGoodBar Budaの1軒です。定額のランチメニューがないため、ミニトリオは4,450〜5,650フォリントです。Véndiákの2,990フォリントのメニューはサービス料12.5%が加わって3,364フォリントになりますが、3,500フォリント以下に収まります。

料金はフォリント建てで、店で支払うのもフォリントです。円換算は1フォリント=約0.49円(2026年11月3日のECB参考レート)で計算した目安で、レートは変動します。

エーベードメニューとは

ハンガリーのエーベードメニューの習慣は何十年も前から続いています。会社員や学生、お昼に高いお金をかけたくない人たちのための、実用的な仕組みです。形はシンプルで、スープ(レヴェシュ、leves)とメイン(フーエーテル、főétel)のセットに、ときどき小さなサラダやデザートが付き、アラカルトで頼むよりかなり安い定額です。スープは週ごとに替わるので、グヤーシュ目当てならブダペストでグヤーシュを食べるならここのガイドを見るほうが確実です。

旅行者にとっては、観光地価格の上乗せなしで本物のハンガリー料理を味わういい機会です。地元の人や在住者にとっては、ただのお昼ごはんです。味は店によって差があるので、このガイドでは料理そのものが行く理由になる店だけを選んでいます。

行く前に知っておきたいことがいくつかあります。

  • 時間が大事:ほとんどの店は平日の昼前から午後の早い時間までエーベードメニューを出しています。人気の料理は早めに売り切れます。
  • メニューは日替わりか週替わり:たいていスープ2〜4種、メイン2〜4種から選びます。
  • ベジタリアン向けもある:いまはほとんどの店に少なくとも1品の「ヴェガ(vega)」がありますが、ハンガリーなので肉料理が中心です。
  • 自分の容器を持参:テイクアウトに「シャーヤト・ドボズ(saját doboz)」、つまり自分の容器を受け付ける店が多く、環境にもやさしく歓迎されます。
  • カード払い:いまはほとんどの店でカードが使えますが、小さな食堂のために現金も少し持っておくと安心です。

白い皿にのった、こんがり揚がった豚のカツレツ2枚とフライドポテト、千切りレタス。ハンガリーの定番料理ラーントット・フース

写真:Christo, CC BY-SA 4.0。ラーントット・フース(rántott hús、豚のカツレツ)とフライドポテト。街じゅうのエーベードメニューの黒板に登場する料理です。この一皿はヴィシェグラードの食堂で撮影されたもので、このリストの店ではありません。

1. Toldi konyhája:王宮の丘のふもとの昔ながらの食堂

王宮の丘のふもと、バッチャーニ通り(Batthyány utca)にあるToldi konyhájaは、懐かしいハンガリー料理を出す昔ながらの食堂です。コチョニャ(kocsonya、肉の煮こごり)、トヨーシュ・ノケドリ(tojásos nokedli、卵とじのすいとん風パスタ)、タルホニャーシュ・フース(tarhonyás hús、粒状パスタと肉の煮込み)などが、たっぷりの量で出てきます。

1985年のハンガリーの食堂がどんな姿だったか知りたければ、Toldi konyhájaがその雰囲気を愛情をこめて残しています。黒板のメニュー、簡素なテーブル、飾らない接客がそろっています。

日替わりメニューはスープとメインで、「トルディの台所」という店名から期待するとおりの料理です。ボリュームがあり、伝統的で、まったく気取りがありません。

料理

メニューはハンガリーの家庭料理の定番を順に回します。コチョニャ(肉の煮こごりで、好みが分かれます)、トヨーシュ・ノケドリ、タルホニャーシュ・フース、そしてハンガリーのおばあちゃんも納得しそうな煮込み料理の数々です。凝ったものはなく、午後までもつ、おいしくおなかにたまる料理です。

客層

観光客向けの店ではありません。客は年配の地元の人が多く、どの地区にもこんな店があった時代を覚えている人たちです。ハンガリーの普段のお昼を食べられる場所を探しているなら、ここです。

Toldi konyhája:基本情報

  • 住所:Batthyány utca 14, District I, 1015 Budapest
  • ランチメニュー:スープとメイン。公式サイトもオンラインメニューも見つからないため、料金は店で確認してください
  • アクセス:バス16、16A番で王宮の丘方面、セール・カールマーン広場(Széll Kálmán tér)から徒歩10分

ひとことアドバイス:12:30前に着いてください。いい料理から先になくなり、13:30には残ったものから選ぶことになります。

2. Mini Ételbár:家族経営の穴場

7区のMini Ételbárは、20年にわたって家庭風のハンガリー料理を出してきた家族経営の店です。古風な外観の奥は意外なほどモダンな店内です。2,360フォリント(約1,200円)のランチメニューは、週替わりのスープ4種とメイン4種からスープとメインを1品ずつ選ぶ形で、鶏むね肉のグリルかフライにライスかフライドポテトを添えた料理はいつでも頼めます。周辺の通りへは無料で配達もしていて、注文は電話で、アプリは不要です。

控えめな外観にだまされないでください。中に入ると、「小さな食堂」という店名からは想像できない、清潔でモダンな空間が広がっています。この家族経営の店はダムヤニチ通り(Damjanich utca)界隈の人たちのお昼を20年支えてきました。

仕組み

2,360フォリントのメニュー(スープとメイン)は週替わりで、スープ4種とメイン4種がリストに並びます。食材は毎日仕入れていて、常連は1週間通っても同じものを食べずに済みます。近くの会社員がよく使っているのも納得です。

セットメニューが気分でなければ、鶏むね肉のグリルかフライにライスかフライドポテトを添えた料理がいつでもあります(頼りになる定番です)。週替わりメニューの料理は、売り切れるまで単品でも注文できます。

フーゼレーク

ハンガリーのフーゼレーク(főzelék、とろみのある野菜の煮込み)は、ランチの選択肢として過小評価されています。Mini Ételbárの週替わりリストにも登場します。軽いのにおなかが満たされる料理で、重い煮込みがつらい夏にぴったりです。

Mini Ételbárの料金(2026年)

  • メニュー:2,360フォリント(約1,200円)、スープとメイン
  • メニューのサラダ:追加で380フォリント(約190円)

食材は毎日仕入れているので、いつも新鮮です。

Mini Ételbár:基本情報

  • 住所:Damjanich utca 26/A, District VII, 1071 Budapest
  • アクセス:地下鉄M2線で東駅(ケレティ駅)、またはトロリーバス74番でダムヤニチ通り
  • 営業時間:月〜金曜11:00〜15:45(週末休み)、電話注文は9:00〜13:45
  • 料金:ランチメニュー2,360フォリント(約1,200円)
  • 配達:周辺の通りまで無料、40〜60分。注文は+36 30 365 3027
  • ウェブサイト:minietelbar.hu

ひとことアドバイス:料理は売り切れ次第終了なので、どうしても食べたいメインがあるなら電話で取り置きを頼みましょう(注文は9:00から)。

3. Scruton V.P.:ビストロという選択肢

ヴェレシュ・パールネー通り(Veres Pálné utca)にあるScrutonのビストロ、Scruton V.P.は、平日11:30〜14:00に2品のビジネスランチを売り切れまで出しています。朝から夜までにぎわうビストロで、フェレンツィエク広場(Ferenciek tere)から数分です。リモートワーカーや学生、ビストロの雰囲気をランチメニューの手軽さで楽しみたい人に向いています。

Toldi konyhájaがおばあちゃんの台所なら、Scrutonはいつもおいしいものが用意してある友だちの部屋です。温かく居心地のいい空間で、もう1杯コーヒーを頼んで午後じゅういようかと迷うような店です。

替わるメニュー

ビジネスランチはその週のメニューから2品を選ぶ形で、料理は週のなかで替わり、旬の食材を使っています。毎日のお昼が飽きません。

雰囲気

Scruton V.P.は食事の時間以外にも人が集まる場所です。朝はスペシャルティコーヒーとブランチ、昼はビジネスランチ、夜はディナーとワインやカクテル、さらにトークイベントや地域のイベントもあります。客層もそれを映していて、ノートパソコンを広げたフリーランス、授業の合間の学生、肩ひじ張らずに質を求める若い社会人が集まります。ひとりで食べても気まずくない店です。

Scruton V.P.:基本情報

  • 住所:Scruton V.P., Veres Pálné utca 12, District V, 1053 Budapest
  • アクセス:地下鉄M3線でフェレンツィエク広場、M3・M4線でカールヴィン広場(Kálvin tér)、M4線でフーヴァーム広場(Fővám tér)。ドナウ川沿いを走るトラム2番も便利
  • ランチメニュー:2品のビジネスランチ、平日11:30〜14:00、売り切れ次第終了
  • 雰囲気:居心地のいいコミュニティ・ビストロ、ノートパソコン歓迎
  • ウェブサイト:scruton.hu

ひとことアドバイス:ランチのあとはコーヒーを1杯。カフェの雰囲気のために休憩を延ばす価値があります。

4. GoodBar Buda:グヤーシュではなくハンバーガーの日に

GoodBar Budaはハンガリーの伝統から離れて、ハンバーガーとピザを出しています。60gのミニバーガー3個のMini Trió Burgerや、Mini Pizza Trioがあります。ブダ側、マムート(Mammut)近くのレヴーハーズ通り(Lövőház utca)にあり、パプリカとサワークリームから一息つきたい日のランチにぴったりです。

毎回のランチがハンガリー料理の歴史の勉強である必要はありません。ただハンバーガーが食べたい日もあります。GoodBar Budaのメニューは「中欧の食堂」より「カジュアルなアメリカンダイナー」に近い雰囲気です。

メニュー

トリオは通常メニューからミニバーガー3個かミニピザ3枚を選べる形で、ほとんどのピザはグルテンフリーの生地にもできます。おなかいっぱいになって楽しく、1週間ハンガリーの重い煮込みが続いたあとにはうれしい息抜きです。

雰囲気

若くて今風の、カジュアルな店です。ストリートフードの勢いがありつつ、ちゃんと座れます。静かにゆっくり食べる店ではなく、おいしくて早くて、いつもと違うものが食べたいときの店です。

GoodBar Buda:基本情報

  • 住所:Lövőház utca 33, District II, 1024 Budapest
  • アクセス:地下鉄M2線でセール・カールマーン広場(徒歩5分)
  • 営業時間:毎日11:00〜23:00(キッチンと配達は11:00〜22:00)
  • 料金:Mini Pizza Trio 4,450フォリント(約2,200円)、Mini Trió Burger 5,650フォリント(約2,800円)、ピザ・マルゲリータ3,300フォリント(約1,600円)。定額ランチはないので、ここでの食事は3,500フォリントを超えます
  • 向いている人:伝統的なハンガリー料理から一息つきたいとき

ひとことアドバイス:ミニバーガーは意外と食べごたえがあります。3個にフライドポテトを付ければ、しっかりした食事になります。

5. Mama’s Café and Canteen:ウーイリポートヴァーロシュの新顔

ウーイリポートヴァーロシュ(Újlipótváros)のMama’s Café and Canteenは、ブダペストのランチの新しい流れを代表する店です。レトロな雰囲気に頼らない、すっきりとしたモダンな店内で手づくりの料理を出しています。ランチメニューはスープとメイン(たとえばグリーンピースのスープとミラノ風パスタ、さつまいものポタージュと七面鳥のブラショーイ(Brassói)など)で、セットが気分でなければ日替わりの特別メニューもあります。デザートを含め、すべて店で手づくりしています。

ウーイリポートヴァーロシュはマルギット橋の北に広がる住宅街で、Mama’sは開店とともにこの地区にモダンなランチの店をもたらしました。

料理

日替わりメニューはシンプルで、スープとメインです。Mama’sの違いはキッチンの丁寧さにあります。スープは一から作り、七面鳥のブラショーイはしっかり味付けされ、デザートは自家製です。

日替わりメニューが合わなくても代わりの特別メニューがいつもあるので、選択肢がひとつしかないということはありません。

店内

店内はよくある食堂の雰囲気とは違います。チェックのテーブルクロスも、1970年代の懐古趣味もありません。あるのはすっきりした線、機能的なデザイン、自然光です。ひとりでランチを食べても落ち着ける店です。

Mama’s Café and Canteen:基本情報

  • 住所:Bessenyei utca 8, District XIII, 1133 Budapest
  • アクセス:トラム4・6番でレヘル広場(Lehel tér)、北へ歩く
  • ランチメニュー:スープとメイン。公式サイトもオンラインメニューもないため(2026年10月16日時点)、その日のメニューと料金は店で確認してください
  • 特徴:自家製デザート、日替わりの特別メニュー

ひとことアドバイス:13区に泊まっているなら便利な一軒です。

6. Mór’s Eatery:シンプルで量が多く、中心部

デアーク・フェレンツ広場の近くにあるMór’s Eateryは、飾らないハンガリーの家庭料理を出しています。コルヘイレヴェシュ(korhelyleves、二日酔いのスープ)やゲデレー風の鶏むね肉の詰め物などの定番を、たっぷりの量で食べられます。おいしくて量が多く、飾りはなし。しっかりおなかが満たされるランチです。

観光客の多い大通りから一本入ったところにあるMór’s Eateryは、ペストの中心部を歩きながら平日にきちんとランチを食べたい旅行者にとって選びやすい店です。メニューは新しさを狙わず、定番をきちんと作っています。

料理

週替わりメニューはAとBの2種類で、それぞれスープとメインが決まっています。たとえばコルヘイレヴェシュ(ザワークラウト、サワークリーム、ソーセージが入った有名な「二日酔いのスープ」)に、ゲデレー風の鶏の詰め物(ハムとチーズを詰めたハンガリーの定番料理)を合わせます。量の多さは店の方針です。

Mór’s Eatery:基本情報

  • 住所:Király utca 1/d, District VII, 1075 Budapest
  • ランチメニュー:公式サイトもオンラインメニューも見つからないため、メニューと料金は店で確認してください
  • アクセス:地下鉄M1・M2・M3線でデアーク・フェレンツ広場
  • 量:かなり多め

ひとことアドバイス:デアーク周辺にいて、午後に歩く前にしっかり食べておきたいときにおすすめです。

7. Semmi Extra és egy kis kert:オーブダのとっておきのランチ

オーブダ(Óbuda)のコロシ広場(Kolosy tér)近くにあるSemmi Extra és egy kis kert(「特別なものは何もない、小さな庭つき」)は、平日だけ週替わりメニューを出しています。スープは2種類(カップ790フォリント、ボウル990フォリント)、メインは4種類(1,890フォリント)で、たいてい肉なしの料理もあります。セメントタイルと植物で飾ったビストロ風の店内に本物の庭のテラスもあり、安いランチでも雰囲気を楽しめることを示しています。スープとメインで2,680〜2,880フォリント(約1,300〜1,400円)です。

店名はわざと控えめですが、店内は控えめではありません。4人の友人のアイデアから生まれた店で、ラヨシュ通り(Lajos utca)の店舗では、店で焼くバンズのハンバーガーやフラットブレッドに加えて、季節のビストロ料理も出しています。セメントタイル、緑、自然光の店内は、格安食堂というよりきちんとしたビストロです。

メニューの仕組み

定額のセットメニューと違って、Semmi Extraでは自分で組み合わせを選べます。スープは2サイズ(カップ790フォリント、ボウル990フォリント)、メインは各1,890フォリントで毎週4種類、デザートは790フォリントです。

10月12日の週は、パローツ・スープ(palócleves)か春野菜のスープに、タルホニャーシュ・フース、鶏のカツレツとポテトサラダ、キャベツのパスタ、またはグリーンピースのフーゼレークにパーリジ(párizsi、ボローニャソーセージ)のフライでした。地元のランチの店としては、驚くほどの品ぞろえです。

庭

本当に庭があります。居心地のいい中庭で、天気がもつかぎり外で食べられます。家族連れも犬連れも歓迎で、キッズコーナーとキッズメニューもあります。

Semmi Extra és egy kis kert:基本情報

  • 住所:Lajos utca 46, District III (Óbuda), 1036 Budapest
  • アクセス:HÉVのH5線でティーマール通り(Tímár utca)、トラム1番でベーチ通り(Bécsi út)
  • 営業時間:月〜金曜11:30〜23:00、土・日曜12:00〜23:00(週替わりメニューは平日のみ)
  • 料金:スープ790〜990フォリント+メイン1,890フォリント=2,680〜2,880フォリント(約1,300〜1,400円)
  • 特徴:庭のテラス、週替わりメニューにはたいてい肉なしの料理あり

ひとことアドバイス:ブダ側の北のほうを観光するなら、オーブダまで足をのばす価値があります。アクインクムのローマ遺跡(英語)と組み合わせれば1日楽しめます。

8. Rizmajer Sörház Móricz:ビールと一緒にランチ

モーリツ・ジグモンド広場(Móricz Zsigmond körtér)のRizmajer Sörházは、パブのくつろいだ雰囲気のなかでランチメニューを出しています。ソーセージとじゃがいものスープや豚の煮込みにビールを合わせても、許されるどころか歓迎される店です。週替わりでスープ2種とメイン2種があり、デザートも頼めます。義務ではなく、ひと休みとしてのランチです。

ほとんどのランチの店は、お昼を燃料補給として扱います。手早く、実用的に、すぐ終わります。Rizmajerは違います。ここはランチも出すパブ(シェールハーズ、sörház=ビアハウス)で、雰囲気もそのとおりです。午後の予定に余裕があるなら、急かされない店で生ビールとともにきちんとランチを食べるのはとても満足できる時間です。

料理

週替わりメニューはスープ2種とメイン2種です。最近の例は、ソーセージとじゃがいものスープとタラゴン風味のコールラビのスープに、大麦パスタを添えた豚の煮込みか、サラダ付きのベジタリアン・トルティーヤでした。デザートは追加料金で頼めます。しっかりした伝統的な料理で、たぶん頼むことになるビールによく合います。

Rizmajer Sörház Móricz:基本情報

  • 住所:Móricz Zsigmond körtér 4, District XI, 1114 Budapest
  • 営業時間:毎日12:00〜23:00
  • アクセス:トラム4・6番でモーリツ・ジグモンド広場
  • ランチメニュー:その日の料金は店で確認してください
  • 雰囲気:くつろいだパブ、ビールに合う

ひとことアドバイス:午後の予定がゆるいなら、ランチと一緒に生ビールを0.5リットル。そのための店です。

9. Véndiák Étterem:1938年から続くランチ

エジェテム広場(Egyetem tér)のVéndiák Étteremは、1938年から伝統的なハンガリー料理を出してきました。2,990フォリント(約1,500円)のランチメニューもその伝統を受け継いでいて、カリフラワーのスープとシュテファーニア・ヴァグダルト(ミートローフ)、セロリのポタージュとチーズを詰めた豚肉などの定番が並びます。ちゃんとしたレストランで、ランチメニューの値段で本物のハンガリーの味を食べたい旅行者に向いています。

Véndiákは5区のなかでも少し静かな一角、エジェテム広場でELTE(エトヴェシュ・ロラーンド大学)の法学部の向かいにあります。1938年に開店し、いまでは中心部の名店で、キッチンはずっと伝統的なハンガリー料理を守ってきました。

料理

2,990フォリントのメニューは1週間分がまとめて発表され、平日は毎日内容が替わります。どの日もスープ1品とメイン1品で、どちらもハンガリーの伝統そのものです。たとえばカリフラワーのスープに、ゆで卵を中に入れたミートローフのシュテファーニア・ヴァグダルト(Stefánia vagdalt)とパセリポテト、あるいはセロリのポタージュに、チーズを詰めた豚のカツレツとリジビジ(risibisi、グリーンピース入りのごはん)です。フュージョンが流行する前のハンガリー料理を形づくってきた料理です。

旅行者にとって

Véndiákは、本物のレストランで本物のハンガリー料理をランチメニューの値段で食べたい旅行者にとって、とてもいい選択です。アラカルトならかなり高くなる料理を、ランチメニューなら手ごろに試せます。

Véndiák Étterem:基本情報

  • 住所:Egyetem tér 5, District V, 1053 Budapest
  • アクセス:地下鉄M3線でフェレンツィエク広場、M2線でアストリア(Astoria、徒歩5分)
  • 営業時間:11:00〜24:00
  • 料金:ランチメニュー2,990フォリント(約1,500円)。サービス料12.5%が加わるので、2,990フォリントのメニューは約3,364フォリント(約1,600円)になります
  • 向いている人:観光地価格ではない本物のハンガリー料理を食べたい旅行者
  • ウェブサイト:vendiakrestaurant.com

ひとことアドバイス:ランチのあとはダウンタウンの5区(英語)を歩いてみましょう。ペストのまさに中心です。

地元の人のようにランチを頼むには

エーベードメニューを自信を持って頼むための実用メモです。

覚えておきたい言葉

  • エーベードメニュー(Ebédmenü):日替わりのランチメニュー
  • レヴェシュ(Leves):スープ
  • フーエーテル(Főétel):メイン料理
  • ヴェガ(Vega):ベジタリアン
  • シャーヤト・ドボズ(Saját doboz):自分の容器(テイクアウト用)
  • エルヴィテルレ(Elvitelre):持ち帰りで
  • ヘイベン(Helyben):店内で

マナー

  • ランチのピークは12:00〜13:00です。料理を選びたいなら早めに、混雑を避けたいなら遅めに行きましょう。
  • 食堂スタイルの店では、たいていカウンターで注文してから席を探します。
  • 安い店ではチップは喜ばれますが、必須ではありません。端数を切り上げるか10%を足してください。詳しくはハンガリーのチップガイドをどうぞ。
  • 英語のメニューが充実しているとは思わないでください。食べたいものを指さすか、Google翻訳を使うか、冒険を楽しみましょう。

安いランチのコツ

  • 多くの店がFacebookに週替わりメニューを載せているので、行く前に確認しましょう。
  • 食堂ではフーゼレーク(野菜の煮込み)がいちばん安いことがよくあります。
  • 小さな店のために現金を持って行きましょう。ビストロならたいていカードが使えます。
  • ランチと街歩きを組み合わせましょう。これらの店は観光エリアにあるとは限りません。

お財布にやさしく、しっかり食べる

ブダペストはいまも、ヨーロッパで安くおいしく食べられる街のひとつです。レストランの値段はじわじわ上がっていますが、エーベードメニューの伝統は健在です。3,500フォリント(約1,700円)以下で、西ヨーロッパの多くの首都ならかなり高くつく、座って食べるきちんとしたランチが食べられます。

このガイドの9軒は、その幅を示しています。昔の雰囲気を残す食堂、明るい今風のビストロ、地元に愛される近所の店、そしてランチメニューの値段で旅行者を迎える中心部のレストランです。

最初の一軒なら、メニューの幅と雰囲気でScruton V.P.、昔ながらの食堂ならToldi konyhájaです。どちらを選んでも間違いありません。

ランチメニューは午後の早い時間に終わり、人気のスープから先になくなるので、早めに出かけましょう。

料金、営業時間、メニューは2026年10月16日に各店の公式サイトで確認しました(Mini Ételbár、Scruton、GoodBar、Semmi Extra、Véndiák。Véndiákは週替わりメニューのPDFとサービス料12.5%を含む)。Mama’s Café and Canteenには2026年10月16日時点で公式サイトもオンラインメニューもありません。同店のメニューとRizmajerのランチの料金は店で確認してください。2026年11月4日に再確認:vendiakrestaurant.comの週替わりメニューPDF(2,990フォリント+サービス料12.5%)、Semmi Extraの週替わりメニューのページ、GoodBar Budaのメニュー、rizmajersor.huの営業時間。2026年11月4日に確認したところ、Toldi konyhájaとMór’s Eateryの公式サイトは見つかりませんでした。メニューと料金は店で確認してください。

よくある質問

「エーベードメニュー」とは何ですか?

ハンガリーの定額の日替わりランチの習慣で、たいていスープとメインがセットになっていて、決まった値段(多くは3,500フォリント以下)で食べられます。ほとんどの店が平日のお昼どきに出しています。

観光客でも入りやすい店ですか?

入りやすいです。特にVéndiákは英語のメニューがあり、場所も中心部で、観光客に向いています。Toldi konyhájaのような小さな食堂は地元色が強く、英語はあまり通じませんが、歓迎してくれます。

ベジタリアン向けのメニューはありますか?

ほとんどの店で、毎日少なくとも1品はベジタリアン向けのメインがあります。週替わりメニューにたいてい肉なしの料理があるSemmi Extraは、ベジタリアンにおすすめです。Toldiのような昔ながらの食堂は、ハンガリー料理がもともと肉中心なので選択肢が少なめです。

テイクアウトはできますか?

できます。ほとんどの店でテイクアウト(「エルヴィテルレ(elvitelre)」)ができ、自分の容器(「シャーヤト・ドボズ」)の持ち込みをはっきり歓迎している店も多くあります。環境にやさしく、ブダペストではごく普通のことです。

ハンガリー語が話せないと困りますか?

話せると便利ですが、必須ではありません。Google翻訳も使えますし、メニューを指さしても通じます。昔ながらの食堂では、笑顔と身ぶりで十分伝わります。

その日のメニューはどうやって調べますか?

ほとんどの店がFacebookページに週替わりメニューを載せています。大きめのレストランはウェブサイトもあります。昔ながらの食堂では、入口の黒板にメニューが書かれていることがよくあります。

安いだけでなく、味もいいのですか?

このガイドで紹介している店はいいです。値段と味の両方がそろった店だけを選んでいます。

ハンガリー料理以外が食べたいときは?

Scruton V.P.は週のなかで料理が替わり、GoodBar Budaはハンバーガーとピザを出しています。昔ながらの店でも、ときどき各国料理がメニューに入ります。各国料理の安い店をもっと探すならブダペストのレストランガイド(英語)をどうぞ。平日のランチの値段でポーランドの家庭料理を食べるなら、マルギット環状通りのZakopane Ételbár(英語)で、ジュレックやピエロギがハンガリー料理と並んでいます。

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