国会議事堂を望むレストランThe Spot Budapest|2,900フォリントのランチと冬のイグルー

最終更新: 2026-09-01·1 分で読めます
この記事の目次
  1. The Spot Budapestの基本情報
  2. 国会議事堂を眺めるならブダ側から
  3. 11月から冬のテラスに並ぶイグルー席
  4. 料理と料金
  5. 平日ランチがいちばんお得
  6. 飲み物とサービス料13.5%
  7. 営業時間、予約、行き方
  8. わざわざ行く価値は?ペスト側から川を渡るべきか
  9. 関連記事

The Spot Budapestでは、スープとメインのランチが2,900フォリント。食事をしながら、ドナウ川の真向かいにそびえるハンガリーの国会議事堂を眺められます。この店をすすめる理由はまさにこの組み合わせで、会計を見ても納得できます。ハンガリー料理とトランシルヴァニア料理はきちんとした味で、テラスからはコシュート・ラヨシュ広場(Kossuth Lajos tér)を正面に望む、ほかの店がうらやむほどの眺めが広がります。平日の昼なら、これだけそろって約1,400円です。

費用を抑えたいなら平日のランチ、そうでなければ冬の夕暮れどきに暖房つきのイグルー席がおすすめです。この店の魅力は何といってもテラスとイグルーの席なので、予約しておくと安心です。軽い料理や静かな店内を求める人には、ほかの店のほうが合います。店は2024年に、ヴィトニェード(Vitnyéd)のカンタール旅籠とレストラン(Kantár Fogadó és Étterem)を営む一家の2軒目として開きました。本店は2000年代から続く田舎の宿で、メニューにはいまも村の家庭料理の素朴さがそのまま残っています。

※円換算は1フォリント=約0.49円(2026年11月6日のECB参考レート)で計算した目安です。支払いはフォリントで、レートは変動します。

The Spot Budapestの基本情報

項目 内容
住所 バッチャーニ広場7番地(Batthyány tér 7)、1区
アクセス 地下鉄M2バッチャーニ広場駅から徒歩2分、トラム19番・41番
営業時間 11:00〜22:00、金・土曜は23:00まで
平日ランチ スープとメインで2,900フォリント
アラカルトのメイン 4,890〜13,990フォリント
サービス料 13.5%、会計に含まれる
予約 thespotbudapest.comまたは+36 30 679 5809
向かない人 軽い料理や静かな店内を求める人

国会議事堂を眺めるならブダ側から

国会議事堂は全長268m、ドームは川面から96mの高さにそびえ、ちょうどこのテラスのあたりから眺められるように建てられました。ペスト側に立つと真下から見上げることになり、壁しか見えません。バッチャーニ広場からは、ネオ・ゴシック様式の建物全体が一度に視界に入り、ドナウ川がその姿を水面に映します。

ブダ側のバッチャーニ広場近くの川岸から、ドナウ川越しに撮影した夜明けのライトアップされたハンガリー国会議事堂

写真:Andrew Shiva / Wikipedia、CC BY-SA 4.0。ブダ側の川岸から見た国会議事堂の写真で、レストランそのものではありません。

ライトアップは夕暮れに始まるので、夏なら19:00ごろ、真冬なら17:00近くに始まる時間帯の席が、昼の姿とライトアップされた姿の両方を見られます。予約の際は、川に面した席を希望しておきましょう。一段高いテラスか奥の店内かで、同じ料金でも夜の印象がまったく変わります。

11月から冬のテラスに並ぶイグルー席

寒い季節になると、テラスには暖房つきの透明なドームが並びます。この店がブダペストの冬のおすすめリストに必ず登場するのはそのためです。中に入っても眺めは変わらず、1月とは思えない暖かさです。広いテラスは最大70人、一段高いテラスはさらに40〜50人が座れ、イグルーはその範囲に普通のテーブル席として置かれています。そのため、イグルーは席の希望として伝えるもので、特別なプランやルールがあるわけではありません。

予約する前に知っておきたいことが2つあります。まず、週末や記念日になりそうな日の前後は真っ先に埋まります。また、ドームの中は暖房が入っているとはいえ真冬の屋外なので、厚手のセーター1枚より、脱ぎ着しやすい上着で調節するほうが快適です。

料理と料金

料理はハンガリー料理で、トランシルヴァニアの色が濃く出ています。そのため、中心部の観光客向けの定番メニューにはない料理が並びます。ロールキャベツはサワークリームとスモークした豚すね肉をのせた素朴な盛りつけで、気取った一皿ではありません。パプリカチキンには自家製のノケドリ(nokedli)が添えられます。グヤーシュはチペトケ(csipetke、ちぎりパスタ)入りのスープで出てきます。それがグヤーシュの本来の姿だからです。

料理 料金 円の目安
チペトケ入りグヤーシュスープ 3,990フォリント 約2,000円
トランシルヴァニア風チョルバスープ 3,490フォリント 約1,700円
自家製ノケドリ添えパプリカチキン 5,890フォリント 約2,900円
トランシルヴァニア風ロールキャベツ、スモークした豚すね肉のせ 5,990フォリント 約2,900円
ノケドリ添えの牛肉のペルケルト 6,990フォリント 約3,400円
カリカリに焼いた豚すね肉、ステーキフライ添え 7,890フォリント 約3,900円
スペアリブ、焼きトウモロコシ、ソース2種 8,890フォリント 約4,400円
鴨のローストの半羽、紫キャベツ添え 8,990フォリント 約4,400円
牛サーロインステーキ、フライドポテト、焼きトウモロコシ 13,990フォリント 約6,900円
ショムローイ・ガルシュカ 3,490フォリント 約1,700円

出典:店のメニューとウィークリーメニュー、2026年9月1日に確認。支払いはフォリントで、円は1フォリント=約0.49円(2026年11月6日のECB参考レート)で換算した目安です。

ハンガリーのグヤーシュスープ(gulyásleves)のアップ

写真:Christo、CC BY-SA 4.0、via Wikimedia Commons。イメージとして使っている一般的なグヤーシュの写真で、この店の料理ではありません。

2人で行って一方がよく食べるなら豚すね肉、この店の看板料理を味わいたいならロールキャベツがおすすめです。同じ系統の料理をもっと知りたいなら、ハンガリーの伝統料理とおいしいグヤーシュの店のガイドで、街のほかの店を紹介しています。

気になる点も挙げておきます。料理は重めで、メニューは肉料理が中心です。ベジタリアン向けの料理もあるものの数は少なく、7月に軽い地中海風の料理を期待して行くと、がっかりするかもしれません。

平日ランチがいちばんお得

ウィークリーメニューは月〜金曜で、スープは日替わり、メインは少数のローテーション、その組み合わせが2,900フォリントです。最近のメニューには、半熟卵をのせたほうれん草のクリーム煮、カリカリのパンチェッタをのせたトゥーローシュ・チュサ(túrós csusza)、ノケドリ添えのパプリカチキン、じっくり煮込んだロールキャベツがありました。キャベツかキュウリのサラダが500フォリント、ショムローイ・ガルシュカが600フォリントで、3品にしても4,000フォリント(約2,000円)以下です。

国会議事堂を眺めながら約1,400円でランチが食べられるのが、この店のいちばんの魅力です。注意点は、メニューが毎週替わることです。月曜に見た内容は2週間後には出てきません。祝日はその日のランチメニュー自体がなくなります。

飲み物とサービス料13.5%

パーリンカは果物を問わず4clで3,500フォリント(約1,700円)で、アプリコットからサワーチェリー、マルメロまでそろいます。グラスワイン(0.125L)は、チョパク(Csopak)のオラスリズリングかSauskaのロゼの2,490フォリント(約1,200円)からで、St. Andreaのエゲル・ビカヴェール(Egri Bikavér)はCoravinで注ぐリストから1杯4,990フォリント(約2,400円)です。豚すね肉やペルケルトに合わせるならこれです。生ビールは0.3Lが1,450フォリント(約710円)、0.5Lが1,950フォリント(約960円)。エスプレッソは900フォリント(約440円)です。

そして、値段以上に知っておきたいのがサービス料です。13.5%のサービス料が最終的な合計に含まれています。料理のメニューにも飲み物のメニューにも書かれています。任意ではなく、会計の合計にあとから上乗せされるものでもありません。さらに20%のチップを置いていく必要はなく、店もそれを期待していません。ハンガリーのチップの考え方はチップのガイドにまとめています。同じ眺めをほかの角度から比べたいなら、川沿いのレストランのガイド(英語)とルーフトップバーのまとめでほかの店を紹介しています。

営業時間、予約、行き方

曜日 営業時間
月〜木曜 11:00〜22:00
金・土曜 11:00〜23:00
日曜 11:00〜22:00

予約は店の公式サイトのフォームか、電話+36 30 679 5809で受け付けています。地下鉄で店のすぐ前まで行けます。M2をバッチャーニ広場駅で降り、川の方へ歩くと、店は広場に面しています。トラム19番と41番は川沿いの道に止まります。路上駐車は限られていますが、駅がこれだけ近ければ気にする必要はありません。

ちょっとした心づかいもあります。ディップと一緒に出てくるパンは、なくなると追加してくれ、その分が会計に加算されることはありません。ブダペストではパンが別料金のことも多いので、うれしい気配りです。

わざわざ行く価値は?ペスト側から川を渡るべきか

「わざわざ行くべきか」と迷うのは、ふつう高速道路で2時間かかる田舎の温泉のような場所です。この店なら移動は川の下を地下鉄で1駅、デアーク・フェレンツ広場からM2で4分、そこから歩いて2分です。ペスト側に泊まる旅行者が迷うのは、近くに300軒ものレストランがあるのに、夕食のためにわざわざドナウ川を渡るかどうかでしょう。

眺めのためだけでも行く価値があり、料理も2皿目まで頼みたくなる水準です。費用を抑えたいなら2,900フォリントの平日ランチ、そうでなければ夕暮れどきのイグルー席を選びましょう。小皿料理や静かな店内を求めるなら、ほかの店のほうが合います。その場合はロマンチックなレストランのガイドで別の候補を紹介しています。

ブダ側にあるもうひとつの利点は、漁夫の砦とブダ城地区まで少し坂を上るだけで行けることです。ブダ側を回る午前の予定に、寄り道せずにランチを組み込めます。

ブダペストより本店のほうが近い場所にいるなら、ヴィトニェードの本店もいまも営業しています。

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よくある質問

The Spot Budapestは予約が必要ですか?

テラス席かイグルー席が目当てなら、予約しておきましょう。この店の魅力は、ほとんどがその席にあります。予約はthespotbudapest.comのフォームか、電話+36 30 679 5809で受け付けています。平日のランチを店内で食べるときだけは、たいてい予約なしで入れます。

平日のランチメニューはいくらですか?

毎週替わるウィークリーメニューで、スープとメインが2,900フォリント(約1,400円)です。同じメニューのキャベツかキュウリのサラダは500フォリント(約250円)、ショムローイ・ガルシュカは600フォリント(約290円)で、13.5%のサービス料は店のほかのすべてと同じく最終的な会計に含まれます。

料金とは別にサービス料がかかりますか?

はい、13.5%で、料理のメニューにも飲み物のメニューにも明記されています。任意の追加ではなく最終的な合計に含まれているので、さらにチップを置く必要はなく、スタッフもそれを期待していません。

ベジタリアンでも食べられますか?

食べられますが、選択肢は少なめです。メニューには、ミックスサラダ2,190フォリント(約1,100円)、ブッラータ5,990フォリント(約2,900円)、トーストしたパンの器に入ったガーリッククリームスープ3,890フォリント(約1,900円)、フライドチーズとフライドポテト4,890フォリント(約2,400円)、スパゲッティ・アーリオ・オーリオ3,390フォリント(約1,700円)、ポモドーロかアラビアータ3,890フォリント(約1,900円)、付け合わせのグリル野菜1,990フォリント(約980円)があります。

テラスのイグルーとは、具体的にどんなものですか?

寒い季節にドナウ川に面したテラスに設置される、暖房つきの透明なドームです。1月でも国会議事堂の眺めを楽しめます。広いテラスは最大70人、一段高いテラスはさらに40〜50人が座れ、イグルーはその範囲に置かれた普通のテーブル席です。

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