ブダペストの小さな隠れ彫像めぐり|5体の場所と約3kmの散策ルート

最終更新: 2026-10-03·1 分で読めます
この記事の目次
  1. 探したい5体の彫像
  2. 1. カエルのカーミット(自由広場)
  3. 2. バルーンドッグ(ペスト側のドナウ遊歩道)
  4. 3. 小さなお姫さま(ドナウ遊歩道)
  5. 4. 太ったおまわりさん(ズリーニ通り)
  6. 5. 刑事コロンボと犬(ファルク・ミクシャ通り)
  7. 散策ルートと回る順番
  8. なぜこんな彫像があるのか
  9. 歩くときのコツ
  10. 最後に

ペスト中心部を約3km歩くと、5体の彫像に出会えます。自由広場のブロンズのカーミットに始まり、最後はファルク・ミクシャ通りで、コロンボの後ろに転がるピストルを持った小さなリスの死骸にたどり着きます。

カーミットとバルーンドッグは、コロドコ・ミハーイ(Kolodko Mihály)がゲリラ的に置いたミニブロンズ像で、コロンボの後ろのリスも彼の作品です。残りの3体は普通の街頭彫像ですが、こちらも見落としやすい点は同じです。ほとんどは地面の高さか手すりの上にあるので、目線を下げて探してください。

探したい5体の彫像

1. カエルのカーミット(自由広場)

自由広場(Szabadság tér)の中央にある公園に、小さなブロンズのカーミットが座っています。向いているのは、公園の真ん中にある小屋のほうです。コロドコ・ミハーイがここに置いたのは2017年7月です。同じ年の春に、19世紀からカエルの脚を食べる習慣があるザカルパッチャ地方の町ペレチン(Perechyn)に設置したカエルの複製です。探すつもりで歩かないと、気づかずに通り過ぎてしまう小ささです。

2. バルーンドッグ(ペスト側のドナウ遊歩道)

ジェフ・クーンズの作品をコロドコ流に小さくした、骨をかじる風船の犬のブロンズ像で、作者は「リビドー(Libidó)」と名づけました。セーチェニ鎖橋のたもと、インターコンチネンタルホテルの横のドナウ・コルソ(Duna-korzó)にあり、2019年5月18日に現れました。ただし、彼のブダペストでの活動はここから始まったわけではありません。最初にブダペストに置いた作品は、2016年にブダ側のベム河岸(Bem rakpart)に現れたアニメのイモムシ、フェークカツ(Főkukac)です。

ブダペストのドナウ遊歩道で、街灯の足もとに置かれたコロドコ・ミハーイの小さなブロンズ像バルーンドッグと骨 写真:Globetrotter19、CC BY-SA 3.0、サイズ変更。

3. 小さなお姫さま(ドナウ遊歩道)

5体のなかでいちばん写真に撮られる像で、じつはミニ彫像ではありません。マルトン・ラースロー(Marton László)が1972年に作った高さ50cmのオリジナルは、当時5歳だった娘がモデルです。娘は父が新聞紙で作った王冠をかぶって、お姫さまごっこをしていました。大きいサイズの像が遊歩道に置かれたのは1990年です。紙の王冠をかぶったブロンズの少女は、ペシュティ・ヴィガドー(Pesti Vigadó)近くのトラム停留所のそばで、コルソの手すりに腰かけています。通りがかりの人になでられて、ひざがぴかぴかに光っています。

4. 太ったおまわりさん(ズリーニ通り)

これもコロドコの作品ではありません。イッリェーシュ・アンドラーシュ(Illyés András)作の、まるまるとしたブロンズの警官像で、2008年10月20日、ズリーニ通り(Zrínyi utca)と10月6日通り(Október 6. utca)の角で除幕されました。聖イシュトヴァーン大聖堂から歩いてすぐです。台座はなく歩道にそのまま立っていて、1909〜1945年にブダペストの巡査が着ていた礼装の制服姿で、ズリーニ・ヘルメットまでかぶっています。地元の人は「ポツァコシュ・レンデール(pocakos rendőr)」、おなかの出たおまわりさんと呼んでいます。

5. 刑事コロンボと犬(ファルク・ミクシャ通り)

よれよれのコートのテレビの刑事が、犬と一緒にブダペストで像になっています。作者はフェケテ・ゲーザ(Fekete Géza)で、2014年3月にファルク・ミクシャ通り(Falk Miksa utca)とセント・イシュトヴァーン環状通り(Szent István körút)の角、キーゼルバッハ画廊(Kieselbach Galéria)の前に設置されました。なぜここにコロンボがいるのかは、通りの名前でわかります。コロンボを演じたのはピーター・フォークで、この通りは「ペスター・ロイド」紙の編集長だったファルク・ミクシャにちなんで名づけられています。像を見たら、ぜひ後ろにも回ってみてください。配電盤の足もとに、前足にピストルを握ったコロドコの小さなリスの死骸が転がっています。題名は「Ars longa, vita brevis」。2018年6月からそこにあり、刑事のすぐ背後で事件が起きている、という趣向です。

出典:kozterkep.huのカーミット、バルーンドッグ、小さなお姫さま、太ったおまわりさん、コロンボ、リスの各ページとhu.wikipedia.org、2026年10月3日確認。

散策ルートと回る順番

スタート: 自由広場(カーミット)
次に: 聖イシュトヴァーン大聖堂近くのズリーニ通り(太ったおまわりさん)
続いて: セーチェニ鎖橋近くのドナウ遊歩道(バルーンドッグ)
遊歩道沿いに: 小さなお姫さま
ゴール: ファルク・ミクシャ通り(刑事コロンボ)

全長: 約3km
所要時間: 立ち寄りを含めて1〜2時間

バルーンドッグと小さなお姫さまは、どちらもドナウ遊歩道にあります。そのまま川沿いを歩き続けたい人は、ドナウ遊歩道の散策ガイドで残りの区間を順番に紹介しています。

なぜこんな彫像があるのか

5体のうち2体、カーミットとバルーンドッグはコロドコ・ミハーイの作品で、コロンボの後ろのリスも彼のものです。彼は許可を取らずに、目立たない低い場所に小さな作品を置いていきます。どれもハンガリーの文化や歴史、ポップカルチャーをユーモアたっぷりに題材にしたものです。小さなお姫さま、太ったおまわりさん、コロンボはまったく別の彫刻家の作品ですが、どれも見落としやすく、ゆっくり歩いてはじめて気づく像なので、一緒に回るのがおすすめです。ガイドブックにはあまり載らない街の小さな秘密を、一つずつ見つけていく楽しさがあります。

コロドコの作品をすべて見たい人へ。 場所、由来、見つけるコツをまとめたコロドコのミニ彫像ガイド(英語)があります。

歩くときのコツ

  • 下を見る。 ほとんどは目の高さではなく、地面の高さか手すりの上にあります
  • 朝に歩く。 人が少なく、写真もきれいに撮れます
  • Googleマップを使う。 「mini statue budapest」や「Kolodko」で検索すると正確な位置が出ます
  • 移設されることもある。 場所が変わるものもあるので、予想した場所になければ地図を確認してください

最後に

ブダペストの主な観光地は2日あれば回れます。この彫像めぐりは、街をゆっくり歩き、細かなところに目を向けるきっかけになります。好奇心のある人ほど楽しめる散歩です。

よくある質問

ブダペストのミニ彫像めぐりには何時間かかりますか?

全長約3kmのルートで、立ち寄りを含めて1〜2時間です。自由広場のカーミットから歩き始め、ファルク・ミクシャ通りの刑事コロンボで終わります。

コロドコ・ミハーイの作品はどれですか?

この5体のうち、カエルのカーミットとバルーンドッグの2体がコロドコ・ミハーイのゲリラ・ミニ彫像です。刑事コロンボの後ろにある、ピストルを持った小さなリスの像も彼の作品です。小さなお姫さま、太ったおまわりさん、コロンボ本人は別の彫刻家が手がけました。

ミニ彫像はどうやって見つければいいですか?

目線を下げて歩いてください。ほとんどは地面の高さか手すりの上にあり、目の高さにはありません。Googleマップで「mini statue budapest」や「Kolodko」と検索すると、正確な位置が出てきます。ときどき移設される像もあるので、予想した場所になければ地図で確かめてください。

ミニ彫像めぐりにいちばんいい時間帯は?

人の少ない朝がおすすめです。写真もきれいに撮れます。

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