セゲドのアンナ温泉|料金・夜間営業・入り方(2026年版)
この記事の目次
温泉の街で過ごす1日
セゲド(Szeged)のアンナ温泉(Anna fürdő)は、環状通りに建つ小さな宮殿のような浴場です。トルコ風のドームを持つ1896年築の建物に日当たりのいい中庭があり、この浴場を生まれ変わらせた薬効のあるアンナ水に入れます。2棟まる1日で4,200フォリント(約2,000円)、夜間営業は週2回あり、毎朝通ってくる地元の人の姿が温泉の日常をつくっています。
2つの棟を行き来しながら中庭で軽食をとり、湯上がりにセゲドの街を歩く、という1日がおすすめです。
※料金はフォリント表示で、窓口で支払うのもフォリントです。円換算は1フォリント=約0.49円(2026年11月6日のECB参考レートで換算)です。為替は変動するので、円の金額は目安としてご覧ください。
環状通りに建つ宮殿のような浴場
温泉の住所はティサ・ラヨシュ環状通り24番地(Tisza Lajos körút 24)です。1896年にラング・アドルフとシュタインハルト・アンタルの設計で建てられ、ネオ・ルネサンス様式とトルコ風の様式を組み合わせています。入浴を特別な楽しみとして演出した、オーストリア=ハンガリー時代らしい建物です。
入館前に、正面にある公共の泉アンナの泉(Anna-kút)にも立ち寄ってみてください。ここからは温泉水が無料で出ていて、地元の人が1日中ボトルに詰めています。伝えられるところでは、1927年に深さ944mの井戸から湧き出たこの水を、実業家パツァウエル・デジェー(Patzauer Dezső)が娘の名にちなんで「アンナ」と名づけ、1938年には正式に薬用温泉水として認定されました。井戸が掘られる前、この建物は蒸し風呂として経営に苦しんでいましたが、この水のおかげで立ち直りました。
アンナ温泉の料金(2026年料金表)
運営会社の2026年料金表は2026年1月1日から有効です。ウェルネス券1枚で2棟とも使え、安いサーマル券は温泉棟だけが対象です。
| チケット | 料金(フォリント) | 料金(円) |
|---|---|---|
| 大人1日券(温泉棟+ウェルネス棟) | 4,200フォリント | 約2,000円 |
| 割引1日券(温泉棟+ウェルネス棟) | 3,350フォリント | 約1,600円 |
| 4歳未満の子ども(温泉棟+ウェルネス棟) | 200フォリント | 約100円 |
| 家族券(大人2人+子ども1人) | 10,500フォリント | 約5,100円 |
| 家族券(大人1人+子ども2人) | 9,800フォリント | 約4,800円 |
| 家族券に追加する子ども(4〜14歳) | 2,800フォリント | 約1,400円 |
| 平日午後券(17:00から) | 2,100フォリント | 約1,000円 |
| 平日1日券(温泉棟のみ) | 2,500フォリント | 約1,200円 |
| 平日午前券(温泉棟のみ、大人) | 1,800フォリント | 約870円 |
| 平日午前券(温泉棟のみ、割引) | 1,450フォリント | 約700円 |
| 夜間営業(水・金曜20:30〜24:00) | 3,650フォリント | 約1,800円 |
料金表にはほかに、30分のマッサージ5,500フォリント(約2,700円)と、サウナ・ロウリュ券850フォリント(約410円)もあります。ロウリュ券は有効な入場券に追加で買うものです。ロウリュの定員は最大8人(スチームのプログラムは10人)で、窓口で申し込みます。
出典:Szegedi Sport és Fürdők、アンナ温泉の料金表、2026年10月4日に確認。
ブダペストと比べると
セーチェニ温泉のロッカー付き平日券(月〜木曜)は13,200フォリント(約6,400円)、金曜と週末は14,800フォリント(約7,200円)です。アンナ温泉の2棟まる1日は4,200フォリントです。ブダペストの大きな温泉にもそれぞれの魅力がありますが、アンナ温泉なら3分の1の料金で1日中お湯を楽しめます。
出典:セーチェニ温泉の料金、2026年10月4日に確認。

入り方
館内の表示はほとんどハンガリー語ですが、スタッフは親切で、指さしでも通じます。わからない点はこの記事を参考にしてください。平日の14:00までは温泉棟の入口が医療受付で、14:00以降は正面入口から入ります。ウェルネス棟の改装された更衣室には100フォリント硬貨で使うロッカーがあり、硬貨は帰りに戻ってきます。温泉棟は昔ながらの方式のロッカーのままです。貴重品用のセーフティボックスの鍵は、プールの係員から無料で借りられます。
雰囲気の異なる2つの棟
建物は中庭を囲むように建っていて、右側が温泉棟、左側の旧女性棟がウェルネス棟です。棟ごとに営業時間が違い、共通券で両方に入れます。
温泉棟
営業時間:
- 月〜金曜:6:00〜20:00(14:00までは医療受付から入場)
- 土・日曜:7:15〜19:00
朝は常連が集まり、日中は家族連れや友人グループでにぎわう棟です。中心はアンナ水を満たした薬湯プールで、この温泉の主役といえる存在です。
設備:
- アンナ水の薬湯プール(37℃)
- 往復して泳げる遊泳プール(29℃)
- 泡の出るアトラクションプール2つ(32℃と34℃)
- 子ども用プール(32℃)
- 前回の休館期間に改装されたフィンランド式サウナ
- 日光浴のできる中庭
ユニークなのは湯の中のチェス盤です。チェス好きの友人と一局指したり、常連どうしの対局を眺めたりするのも楽しみのひとつです。
ウェルネス棟
営業時間:
- 月〜金曜:14:00〜20:00
- 土・日曜:7:15〜19:00
中庭を渡ると雰囲気が変わります。ウェルネス棟は平日は午後から開き、のんびりくつろぐための造りになっています。大きなアトラクションプール(34℃)、泡のベッドのプール(36℃)、小さなジャグジー(38℃)、15℃と10℃の水風呂2つがあります。
サウナエリア:
- 改装済みのフィンランド式サウナ2つ
- バイオサウナ
- 赤外線サウナ
- スチームキャビン
- アロマキャビン
- 体感シャワー
サウナとデッキチェアでは必ずタオルかシーツが必要なので、持って行ってください。
夜間営業
夜間営業は水・金曜の20:30〜24:00で、料金は3,650フォリント(約1,800円)、2棟とも開いています。
建物はライトアップされ、中庭にはひんやりした夜気が漂います。客の多くは、1週間の疲れを癒やしに来た地元の人です。待たずに入るにはコツがあります。水・金曜は、その夜のチケットを14:00から窓口で販売していて、そのチケットを持つ人は20:30から専用の列で入場できます。
出典:Szegedi Sport és Fürdők、夜間営業の前売りのお知らせ、2026年10月4日に確認。
中庭でランチ
2つの棟のあいだの中庭は日だまりで、ハンガリーのプールの定番、いわゆるストランド・フードを出すビュッフェがあります。わざわざ食べに来るほどではありませんが、1日温泉で過ごすときの腹ごしらえにはちょうどいい軽食です。ニンニク、サワークリーム、チーズをのせたランゴシュ(lángos)とパラチンタ(palacsinta、ハンガリー風クレープ)が、ハンガリーのプールの定番です。
温泉のあとに:セゲドで食べる
セゲドは食の街でもあり、湯上がりにしっかり食事をするのも楽しみのひとつです。
クラシック・グリル:セーチェニ広場のセルビア料理
住所:6720 Szeged, Széchenyi tér 5
電話:DiningCityの予約から連絡
Facebook:@classicgrill.szerbetterem
ウェブサイト:classicgrill.hu
営業時間:日〜木曜11:00〜22:00、金・土曜11:00〜23:00
Classic Grillは1998年からセルビア料理を出している店で、炭火焼きに力を入れています。
おすすめの料理:
- カイマク添えのプリェスカヴィツァ(4,190フォリント、約2,000円)
- チェヴァプチチ(3,990フォリント、約1,900円)
- グルマン・プリェスカヴィツァ(4,190フォリント)。ベーコン、スモークチーズ、辛いトウガラシ入り
- クラシック・プレート(12,900フォリント、約6,300円)。シェア用の盛り合わせ
- マケドニア風ラム(5,690フォリント、約2,800円)
大きなプラタナスの木陰になる屋外の中庭席があり、夏に向いています。スタッフは英語を話します。
レーギ・ヒード:セゲドの魚スープ
住所:6720 Szeged, Oskola u. 4
電話:+36-62/420-910
ウェブサイト:regihid.hu
Facebook:@VendegloARegiHidhoz
営業時間:日〜木曜11:30〜22:00、金・土曜11:30〜23:00(キッチンは1時間前に閉店)
セゲドに来たら、名物のハラースレー(halászlé)はぜひ味わいたい料理です。漁師のスープとも呼ばれる魚のスープで、レーギ・ヒード(Régi Híd Vendéglő)では濃厚なセゲド風に仕上げています。
名物料理:
- セゲド風ハラースレー(Szegedi halászlé)。パプリカをたっぷり使った赤い地元の魚スープ
- トーチニシュ・カライ(Tócsnis karaj)。玉ねぎソースの豚ロースにジャガイモのパンケーキをのせたもの
- 赤ワイン煮込みの牛肉、サワークリームのガルシュカ添え(Vörösboros marhapörkölt tejfölös galuskával)
- ナマズのフライ(Harcsa rántva)
ベルヴァーロシ橋(Belvárosi híd)のたもとにあり、伝統的なハンガリー料理をたっぷりの量で出しています。予約がおすすめです。店は予約を求めていて、受付は上記の番号への電話のみ、10:00からです。混む時間帯はテーブルに時間制限が設けられることがあります。店内での食事には12%のサービス料がかかります。
出典:regihid.hu、2026年10月4日に確認。
ヘート・カーヴェーゾー:スペシャルティコーヒー
住所:6720 Szeged, Horváth Mihály utca 7
電話:+36-30/721-0776
Facebook:@hetkavezo
Instagram:@hetkavezo
営業時間:月〜金曜7:30〜18:00、土曜9:00〜13:00、日曜定休
ヘート・カーヴェーゾー(Hét Kávézó)は、セゲドで最も早くできたスペシャルティコーヒーの店のひとつです。浅煎りのシングルオリジン、エスプレッソ用のイタリアン・ブレンド、フィルター派にはエアロプレス、ケメックス、V60があり、コーヒーを飲まない人にはおいしい紅茶もあります。店内が狭いので、多くの人はカップを持ち帰り、歩行者天国のカーラース通り(Kárász utca)を歩きます。
セゲドの街を少し歩く
以下はどれもアンナ温泉から歩いて行ける距離です。
ドーム広場とセゲド大聖堂(奉献教会)
アンナ温泉からの距離:1.2km(徒歩15分)
ドーム広場(Dóm tér)はハンガリー有数の広さを持つ広場で、2本の塔を持つ奉献教会がそびえています。1879年の大洪水でセゲドの大部分が破壊されたあと、市が建設を誓った教会です。1930年に完成し、高さ92mの塔は街のどこからでも見え、内部にはハンガリーで2番目に大きなパイプオルガンがあります。
セゲドのシナゴーグ
住所:6722 Szeged, Jósika u. 10
アンナ温泉からの距離:約1km(徒歩15分)
セゲドのシナゴーグ(1903年)は、公式サイトによるとハンガリーで2番目、ヨーロッパで4番目に大きいシナゴーグです。青と金のドームを持つアール・ヌーヴォーの内装は、宗教建築にふだん興味がない人でも、思わず見とれる美しさです。
シナゴーグの規模と住所は公式サイトszegedizsinagoga.huの記載で、2026年11月7日に確認。
レーク宮殿
住所:6720 Szeged, Tisza Lajos krt. 56
現在:REÖK地域芸術センター
アンナ温泉からの距離:400m(徒歩5分)
アール・ヌーヴォーのレーク宮殿(Reök-palota、1907年)は、曲線と装飾に覆われて水が流れるような姿をしていて、ハンガリーで最も写真に撮られる建物のひとつです。現在は芸術センターで、企画展が入れ替わりで開かれています。
温泉マナーの要点
- 入る前にシャワーを浴びる
- 温泉エリアでは静かに。常連は落ち着きを求めて来ています。
- タオルとビーチサンダルは持参。サウナとデッキチェアではタオルかシーツが必須です。
- 帰りにアンナの泉でボトルに水を詰める
- プールが混んでいるときはマッサージ用の噴出口を譲り合う
- スマートフォンはロッカーに入れ、水しぶきを立てるのは遊泳プールだけにする
初めての温泉なら、ブダペストの温泉マナーと入り方も参考にしてください。
最後に
アンナ温泉は、いまも地元の日常の温泉として使われている美しい古い浴場です。朝は静かで、週末の午後はにぎやかで、料金はとても手ごろです。プールは清潔でよく手入れされています。年季を感じるのは、温泉棟の古い更衣室とロッカーくらいです。計画のときに気をつけたいのは、棟ごとに営業時間が違うことだけです。朝は温泉棟で常連と一緒にお湯につかり、ウェルネス棟が開く午後まで過ごすか、水曜か金曜の夜にもう一度訪れるのがおすすめです。
アンナ温泉の実用情報
連絡先
- 正式名称:Anna Gyógy-, Termál- és Élményfürdő
- 住所:6720 Szeged, Tisza Lajos körút 24
- 電話(朝の窓口・医療受付):+36 62 553 333、内線3
- 電話(温泉の窓口):+36 62 553 330、内線141
- ウェブサイト:szegedsport.huのアンナ温泉ページ
- メール:info@szegedsport.hu
営業時間(2026年1月3日から)
温泉棟
月〜金曜:6:00〜20:00 (14:00までは医療受付から入場)
土・日曜:7:15〜19:00
ウェルネス棟
月〜金曜:14:00〜20:00
土・日曜:7:15〜19:00
夜間営業
水・金曜:20:30〜24:00 (温泉棟+ウェルネス棟)
祝日と休館日
祝日と振替出勤日は週末の営業時間になります。2026年の残りの休館予定日は12月24日〜25日と12月31日〜1月1日です。
出典:Szegedi Sport és Fürdők、アンナ温泉の営業時間、2026年10月4日に確認。
持ち物
- 水着
- タオルかシーツ(サウナとデッキチェアで必須)
- ビーチサンダル
- ウェルネス棟のロッカー用の100フォリント硬貨(帰りに戻ってきます)
- 無料のアンナ水を詰める空のボトル
支払い
- SZÉPカード:K&H、OTP、MBHのカードが温泉とウェルネスのサービスに使えます(物販には使えず、Aktív Magyarokのサブアカウントは不可)
- 窓口でのフォリント現金
子ども
14歳未満は大人の同伴が必要で、薬湯プールと35℃を超えるプールには入れません(医師の処方がある場合を除く)。6歳未満は温泉棟の2つのアトラクションプールを含む泡やマッサージのあるプールすべてに入れないので、遊泳プールと子ども用プールで過ごします。それより大きい子どもはアトラクションプールも使えます。
出典:Szegedi Sport és Fürdők、アンナ温泉の設備概要(プールと水温)、館内規則(子ども、タオル)、SZÉPカードのページ、改装のお知らせ(ロッカー)、2026年10月4日に確認。
おすすめの時間帯
- 平日の午前:温泉棟が常連の時間で、落ち着いていて地元らしい雰囲気です
- 平日の14:00以降:2棟とも開いています
- 水・金曜の夜:雰囲気ががらりと変わります。チケットは14:00から
- 週末の午後:家族連れで混み合います
行き方
- 鉄道:セゲドはブダペストと鉄道で結ばれています。ハンガリーの列車の乗り方はハンガリー鉄道旅行ガイドへ
- 市内交通:セゲド市内の移動は簡単です
運転や鉄道のチケット手配が面倒なら、ブダペスト発の日帰りツアーを利用すると、移動の手間なく街の中心まで行けます。
よくある質問
アンナ温泉は子ども連れでも楽しめますか?
楽しめますが、年齢による制限があります。14歳未満は薬湯プールと35℃を超えるプールに入れず、6歳未満は温泉棟のアトラクションプールを含む泡やマッサージのあるプールすべてに入れません。いちばん小さな子どもは、遊泳プールと子ども用プールが家族向けのエリアになります。ウォーターパークではなく温泉なので、スライダーはありません。
ハンガリー語が話せなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。館内の表示はほとんどハンガリー語ですが、スタッフは親切で、指さしでも通じます。平日の14:00までは、温泉棟へは医療受付から入る点に注意してください。
温泉棟とウェルネス棟の違いは何ですか?
温泉棟には薬効のあるアンナ水のプール、遊泳プール、アトラクションプール、子ども用プール、サウナがあり、平日は6:00に開きます。ウェルネス棟にはサウナエリア、ジャグジー、水風呂があり、平日は14:00に開きます。4,200フォリントの券で両方に入れます。
混雑を避けるにはいつ行けばいいですか?
いちばん落ち着いているのは平日午前の温泉棟です。いちばん混むのは週末の午後です。
夜間営業は行く価値がありますか?
行く価値は十分あります。水・金曜の20:30〜24:00で、2棟とも開いていて、料金は3,650フォリントです。当日の14:00から窓口でチケットを買い、専用の入場列を使ってください。
アンナ水は飲めますか?
外にある無料のアンナの泉からも同じ認定薬用温泉水が出ていて、地元の人が毎日ボトルに詰めています。
ブダペストの温泉よりお得ですか?
料金だけで比べれば、かなり割安です。2棟まる1日で4,200フォリント、セーチェニ温泉の平日料金は13,200フォリントです。
アンナ温泉はバリアフリーですか?
スロープ、エレベーター、バリアフリー対応の更衣室については、行く前に温泉へ問い合わせてください。電話番号は実用情報の項目にあります。
特別なイベントはありますか?
定期的なものは水・金曜の夜間営業です。ときどきテーマ付きのサウナ週末も開かれ、運営会社のニュースページで告知されます。
宿泊を考えている方へ
これらのリンクから予約すると、追加料金なしで当サイトの運営を支えることができます。 しくみについて.
