ハンガリーのクリスマス|伝統と地方のクリスマスマーケット5都市(2026年版)

最終更新: 2026-11-05·4 分で読めます
この記事の目次
  1. ハンガリーのクリスマスはイブの夜が中心
  2. 基本情報
  3. ハンガリーのクリスマスの祝い方
  4. プレゼントを運んでくるのは誰?
  5. 12月13日、ルツァの日
  6. 12月24日の斎戒と夕食、深夜ミサ
  7. レゲレーシュ
  8. 12月24日は祝日?
  9. ブダペスト以外のクリスマスマーケット
  10. デブレツェン
  11. セゲド
  12. エゲル
  13. ジェール
  14. ショプロン
  15. ペーチ
  16. ヴェスプレーム
  17. セーケシュフェヘールヴァール
  18. ゲデレー:ストーリー・オブ・ライツ
  19. マーケットへの日帰りの計画
  20. 迷ったときの選び方
  21. ハンガリーのクリスマスマーケットに行ったら
  22. 関連記事

ハンガリーのクリスマスはイブの夜が中心

ハンガリーでクリスマスをいちばん盛大に祝うのは12月24日の夜です。ツリーはその日の午後に飾られ、プレゼントは暗くなってから渡されます。25日の朝に着いても、いちばん大切な夜はすでに終わっています。

もうひとつ旅行者が見逃しがちなのが、ブダペスト以外のクリスマスマーケットです。デブレツェン(Debrecen)、セゲド(Szeged)、エゲル(Eger)、ジェール(Győr)、ショプロン(Sopron)では、どの街でも中心の広場に木の小屋が並び、イルミネーションが輝き、ホットワインの香りが漂います。数分歩けば大聖堂や城、ワインセラーもあります。エゲルとジェールはブダペストから日帰りで行け、デブレツェン、セゲド、ショプロンは1泊したほうが楽しめます。広場には夕暮れどきに着くようにし、屋台が閉まる24日ぎりぎりではなく、早めに出かけてください。

カーニバルからクリスマスまで、ハンガリーの1年の行事はハンガリーの祝日と伝統のカレンダー(英語)にまとめています。

※円換算は1フォリント=約0.49円(2026年11月6日のECB参考レート)で計算した目安です。支払いは窓口かオンラインでフォリント建てです。レートは変動します。

夜のデブレツェンのピアツ通り。トラムの線路の上に天使と星の電飾が張られ、木々は小さな電球に包まれ、アドベントの木の小屋が改革派大教会の双塔まで続く

写真:Papa Zsolt、CC0、トリミング。ピアツ通りのデブレツェンのアドベントのイルミネーション、2015年12月。

基本情報

本番の夜センテシュテ、2026年12月24日(木)の夜
祝日2026年12月24日、25日、26日。24日は11月3日の国会の議決による
プレゼントを運ぶ人12月6日にミクラーシュ、12月24日にイェーズシュカ
最初に始まるマーケットデブレツェン、2026年11月20日
日帰りしやすいマーケットエゲル(東駅から1時間52分)、ジェール(ケレンフェルド駅から1時間12分)
ブダペスト近郊の光の庭園ストーリー・オブ・ライツ、ゲデレー宮殿、HÉVで41〜43分
注意12月25日にはマーケットは開いていません。どこも24日までに閉まります

ハンガリーのクリスマスの祝い方

ハンガリーのクリスマスシーズンは、アドベント(待降節)の第1日曜から1月の公現祭まで続きます。アドベントの4週間は、かつては結婚式も踊りもない静かな斎戒の時期でした。2026年のおもな日付は次のとおりです。

日付(2026年) 行事
11月29日(日) アドベント第1日曜。アドベントリースの1本目のろうそくに火をともす
12月5日(土)〜6日(日) ミクラーシュ。子どもたちが磨いたブーツを窓辺に置いて一晩待つ
12月13日(日) ルツァの日。ルツァのいすを作り始め、ルツァの小麦をまく
12月20日(日) アドベント第4日曜
12月24日(木) センテシュテ。ツリー、プレゼント、クリスマスイブの夕食
12月24日から25日にかけての夜 深夜ミサ
12月25日(金)・26日(土) 祝日。26日はかつてレゲレーシュの中心の日

アドベントリースは、意外に新しい習慣です。19世紀半ばにドイツのルター派の牧師が車輪にろうそくを並べたものを考え出し、のちにモミの枝が巻かれるようになりました。カトリックの間に広まり始めたのは1930〜40年代で、ハンガリーもそのひとつです。いまではこのガイドのほとんどのマーケットに巨大なリースがあり、アドベントの日曜ごとにろうそくが1本ずつ増えていきます。

プレゼントを運んでくるのは誰?

ハンガリーの子どもたちのもとには、プレゼントを持った訪問者が2回やって来ます。聖ニコラウスにあたるミクラーシュは12月5日の夜に来て、窓辺のきれいに磨いたブーツをお菓子や果物でいっぱいにします。お供のクランプスス(krampusz)は、いい子にしていなかった子のために小枝の束を持っています。窓辺に贈り物を置く習慣は、オーストリアに起源を持つ都市部の風習という面もあり、ミクラーシュという名前は19世紀にチェコ語から入りました。戦後のソ連の影響が強かった時代にはテーラポー(Télapó、冬のおじいさん)とも呼ばれ、いまも両方の名前が使われます。ブーツや小枝の束ヴィルガーチ(virgács)、ブダペストでミクラーシュに会える場所はミクラーシュのガイドで紹介しています。

本命のプレゼントは12月24日、幼子イエスのイェーズシュカが、ツリーと一緒に運んできます。何世紀も前のドイツ語圏では聖ニコラウスがその役でしたが、プロテスタントの改革者たちが幼子イエスに役目を移し、ハンガリーはその伝統を受け継ぎました。トランシルヴァニアのハンガリー系の家庭では、天使が来るところもあります。村の家庭で盛大にプレゼントを贈り合うようになったのは意外に最近で、1945年以降のことです。飾りつけたツリーも同じような道をたどり、19世紀前半の貴族の家から市民の家へ、そして20世紀にようやくすべての家庭に広まりました。

12月13日、ルツァの日

聖ルチアの日には、糸紡ぎ、機織り、洗濯、パン焼きをしてはいけないという民間の禁忌がありました。いまも残る習慣が2つあります。ルツァのいすは13日に作り始め、クリスマスイブまで毎日少しずつ仕上げるもので、伝統的には13種類の木を使いました。作った人はそれを深夜ミサに持って行き、上に立って村の魔女が誰かを見抜くとされました。そのあとケシの実をまきながら家まで走って帰り、いすを燃やしました。ルツァの小麦はもっと穏やかな習慣で、12月13日に皿に小麦の粒をまいて芽を出させます。クリスマスまでに緑が濃く育つほど翌年の収穫と家族の健康に恵まれるとされ、いまも多くのハンガリーの家庭がクリスマスの食卓にこの皿を置きます。

12月24日の斎戒と夕食、深夜ミサ

12月24日はクリスマスの前夜祭で斎戒の日でした。農村では畑仕事ではなく、掃除、パン焼き、料理をして過ごしました。カトリックの家庭は夕方の鐘が鳴るまで何も食べず、そのあとの夕食では、肉を使わない斎戒の料理と長く続くコースが組み合わされました。薄いウエハース、にんにく、りんご、くるみ、ケシの実の麺、そして翌年の豊かさを願う豆やレンズ豆です。広く伝わる決まりとして、食卓にひじをついてはいけない、家の女性は食事中に席を立ってはいけない、というものがありました。多くの家では、そのあと深夜ミサの時間まで家族でくるみを賭けてカードをしました。この夜は動物が言葉を話すと信じられ、娘たちは井戸をのぞいて未来の夫の姿を探しました。

いまの食卓は、魚のスープかロールキャベツ、そしてくるみかケシの実のロールケーキのベイグリ(bejgli)です。ツリーには包み紙に入ったフォンダン菓子、サロンツクル(szaloncukor)を吊るします。すべてハンガリーのクリスマス料理のガイドで、値段や買える場所と一緒に紹介しています。

レゲレーシュ

12月26日、聖ステファノ(最初の殉教者)の日には、レゲシュ(regösök)と呼ばれる若い男たちのグループが、裏返しにした毛皮のコートを着て、鎖を下げた杖と摩擦太鼓を持ち、家々を回りました。特に年ごろの娘がいる家が目当てでした。家の幸運と子宝を願う歌を歌い、お礼に贈り物を受け取ります。この習慣は1552年にはすでに文献に記録されていて、いまもドナウ川の西のトランスダヌビア地方のいくつかの村に残っています。

12月24日は祝日?

2026年11月3日の国会の議決により、今年から祝日になりました。ハンガリーの労働法典は12月25日と26日を祝日としていましたが、24日は含まれていませんでした。2026年の勤務日に関する省令は、多くの勤労者にとって12月24日(木)を休日とし、12月12日(土)を振替の出勤日にしていました。2026年11月3日、国会は193対0で、24日を2026年から振替なしの祝日にすることを議決し、12月12日はふつうの土曜日に戻りました。商店はこれまでのように14:00までではなく終日休業になり、レストランとカフェ、ホテル、花屋、菓子店、ガソリンスタンド、鉄道駅やバスターミナルや空港の中の店は営業できます。この3日間に首都で何が開いているかはクリスマスの営業時間ガイドを、1年分はハンガリーの祝日ガイドをご覧ください。

ブダペスト以外のクリスマスマーケット

ブダペストにも独自のマーケットとイルミネーションがあり、ブダペストのクリスマスガイド(英語)にまとめています。詳しくはブダペストのクリスマスマーケットガイドとイルミネーションガイドへ。首都の外では、次の街が列車で行きやすく、どこもマーケットと1日分の観光を組み合わせられます。

街 マーケット 会場 2026年の日程 ブダペストからの列車 ガイド
デブレツェン Debreceni Advent コシュート広場とピアツ通り 11月20日〜12月23日(リンクは1月10日まで) 西駅から2時間35分 デブレツェン(英語)
セゲド Szegedi Advent ドーム広場、クラウザール広場、ドゥゴニチ広場 11月27日〜12月24日(正午) 西駅から約2時間半 セゲド(英語)
エゲル Eger Advent ドボー・イシュトヴァーン広場 11月27日〜12月24日 東駅から1時間52分 エゲル
ジェール Advent Győrben 旧市街 11月27日(16:00)〜12月23日 ケレンフェルド駅から1時間12分 ジェール
ショプロン Soproni Advent 旧市街 11月27日〜12月23日 ケレンフェルド駅から2時間13分 ショプロン(英語)
ペーチ アドベントのクラフトとおとぎ話の市 セーチェニ広場(2025年) 未発表(2025年:11月28日〜12月24日) 約2時間半 ペーチ
ヴェスプレーム Advent in Veszprém コシュート・ラヨシュ通り(2025年) 未発表(2025年:11月28日〜12月23日) 南駅から1時間28分 ヴェスプレーム(英語)
セーケシュフェヘールヴァール Advent in Fehérvár 中心部 未発表(2025年:11月30日〜12月21日) MÁVの経路検索で確認 まだなし
ゲデレー ストーリー・オブ・ライツ 宮殿の庭園 2026年10月24日〜2027年1月31日 HÉVのH8線で41〜43分 ゲデレー

ジェールとショプロン行きの列車がケレンフェルド駅から出るのは2026年12月12日までです。その後は全国の時刻表が変わるので、それ以降の日付はMÁVの経路検索で確認してください。

バラトン湖の近くでは、温泉の町ヘーヴィーズ(Hévíz)が、冬じゅう泳げる温泉湖とアドベントのマーケットを組み合わせています。ヘーヴィーズのアドベントガイドをご覧ください。

同じ湖畔ではケストヘイ(Keszthely)とシオーフォク(Siófok)でもアドベントのマーケットが開かれます。3つの町の比較はバラトン湖のクリスマスマーケットガイド(英語)にあります。

スロバキアとの国境では、エステルゴムが大聖堂の下で4回の週末にアドベントの市を開き、中央広場にはスケートリンクができます。エステルゴムのクリスマスマーケットガイド(英語)をご覧ください。

デブレツェン

魅力:デブレツェンのアドベントは、ほかの大きな街より1週間早く始まります。改革派大教会からピアツ通りへ続く車の入らない中心部全体が光で飾られ、主催者は、ヨーロピアン・ベスト・デスティネーションズによる2025〜2026年のヨーロッパのベストクリスマスマーケット投票で5位になったと紹介しています。大教会の双塔の下、コシュート広場のスケートリンクは、2025年にヨーロッパで最も美しいクリスマスのリンクに選ばれました。開幕の夜はとくに見ごたえがあります。夏の花のカーニバルの冬版にあたる氷の花カーニバル(Jégvirágkarnevál)が、2026年11月21日(土)17:00にコシュート広場からピアツ通りへ山車とダンサーを送り出し、その夜にアドベントのイルミネーションがともります。

あわせて楽しみたいこと:改革派大教会(英語)はハンガリーのカルヴァン派の中心です。裏の改革派学院には大図書館があり、デーリ博物館(Déri Múzeum)ではムンカーチ(Munkácsy)の受難を描いた3枚の巨大な絵が並んでいます。トラム1番は大森林公園まで続き、温泉施設アクアティクム(Aquaticum)へ行けます。冬の営業時間に注意して計画してください。11月1日から大教会は平日15:00に閉まり、改革派学院は月〜金曜のみ、デーリ博物館とMODEMは月曜休みです。火〜金曜に行くのが無難です。

行き方:インターシティがブダペスト西駅から毎時出ていて、所要2時間35分です。帰りの最終直通列車は21:04発です。夜のマーケットまで楽しむと長い1日になるので、1泊すると余裕を持って回れます。

2026年の日程と詳細

  • マーケット: 11月20日〜12月23日、コシュート広場とピアツ通り周辺。月〜木曜と日曜11:00〜20:00、金・土曜11:00〜21:00、12月23日は11:00〜19:00。
  • スケートリンク: コシュート広場、2026年11月20日〜2027年1月10日。クリスマス期間も営業します(12月24日は9:00〜16:00)。スケート靴のレンタルは1回2,500フォリント(約1,200円)で、保証金か写真付き身分証が必要です。入場料は10月下旬の時点で未発表でした。
  • 広場のそのほかの楽しみ: バロック風のメリーゴーラウンド、クリスマスのミニトレイン、市庁舎での生きたキリスト降誕の場面、子ども向けの工作コーナー。
  • 支払いはカードで: 飲食の屋台はキャッシュレス(銀行カードかFestiPayカード)です。クラフトの屋台は現金も使えます。

日程、営業時間、内容はdebreceniadvent.huで2026年10月25日に確認。

セゲド

魅力:セゲドのマーケットの会場は、アーケードに囲まれた広大なドーム広場(Dóm tér)で、一方の端には奉献教会の双塔がそびえます。アドベント期間中は、数千個のLEDで照らされたわらの迷路、お話のコーナー、クラフトのワークショップ、閉じたゴンドラの高さ50mの観覧車が並び、ホットワインはクラウザール広場とドゥゴニチ広場で楽しめます。会場は無料で歩けます。

あわせて楽しみたいこと:大聖堂の塔に登り、ヨーロッパ有数の大きさの新シナゴーグや、波打つようなアール・ヌーヴォーのレーク宮殿(Reök-palota)を見て、セゲド名物の魚のスープを味わってみてください。セゲドのガイド(英語)ですべて紹介しています。ほとんどの見どころは月曜休みで、シナゴーグは土曜と2026年12月24日〜2027年1月5日も閉まります。モーラ博物館(Móra Ferenc Múzeum)は11月27日と12月3日、4日、18日は10:00〜12:00だけの開館です。

行き方:インターシティ「ナプフェーニ(Napfény)」がブダペスト西駅から毎時直通で走り、約2時間半、毎時16分に到着します。開幕日は線路工事の期間に重なります。11月23日〜27日と11月30日、12月1日は西駅を毎時42分に出て約2時間34分かかり、開幕の週末当日と12月2日からは毎時50分発です。平日の帰りの最終直通列車は20:44発です。

2026年の日程と詳細

  • マーケット: 11月27日(金)18:00から12月24日(木)正午まで。毎日の営業時間は10月下旬の時点で未発表でした。
  • アドベントの日曜: 11月29日から毎週日曜、巨大なリースのろうそくに火がともります。
  • 主催者が挙げる夜の催し: 金曜のファイヤージャグリングと、最後の2回の週末の光のプロジェクション。

日程と内容はszegedtourism.huで2026年10月25日に確認。

エゲル

魅力:ハンガリーでいちばん日帰りしやすく、内容もいちばん充実したマーケットです。会場は中央広場のドボー・イシュトヴァーン広場で、丘の上には城がそびえます。主催者は2026年に80近いプログラムとクリスマスコンサートを予定していて、2025年は街なかの合唱や子ども向けの氷の宮殿がありました。そして、エゲルといえばワインです。2026年12月12日(土)には、中心部のすぐ外、柔らかい岩をくりぬいたセラーが馬蹄形に並ぶ美女の谷(Szépasszony-völgy)で、アドベントのセラーツアーが開かれます。

あわせて楽しみたいこと:午前中に城を見て、無料の大聖堂とミナレットまで下り、午後はセラーの谷で過ごすか、いまも営業しているトルコ式浴場でくつろぐといいでしょう。エゲルのガイドに試飲の料金と1日のモデルプランがあります。

行き方:列車「アグリア(Agria)」がブダペスト東駅(ケレティ駅)を毎時ちょうどに出発し、直通で1時間52分、座席指定は必要ありません。帰りの20:08発は22:05に東駅に着くので、ライトアップされた広場を見てから帰れます。

2026年の日程と詳細

  • マーケット: 2026年11月27日〜12月24日、ドボー・イシュトヴァーン広場。営業時間とプログラムは10月下旬の時点で未発表でした。
  • 参考までに2025年は: 入場無料で、アドベントリースのろうそくは日曜16:00にともされ、市庁舎の氷の宮殿は金曜15:00〜18:00、土・日曜10:00〜18:00に開いていました。

2026年の日程とプログラムの概要はvisiteger.comとegeradvent.hu、2025年の詳細はvisiteger.comで、2026年10月25日に確認。

ジェール

魅力:ジェールはブダペストから1時間ちょっとのバロックの川辺の町で、アドベントには旧市街全体がマーケットになります。2025年は屋台がバロシュ通りからセーチェニ広場を抜け、ドナウ川の支流に面したドゥナカプ広場まで並び、川沿いのドゥナカプ広場には観覧車とスケートリンク、セーチェニ広場では毎晩数回の光のショー、子どもが探して回る小さな妖精の扉の道もありました。市は2026年の会場について、中心部とだけ発表していて、広場の名前はまだ出ていません。

晴れた12月の午後、ジェールのセーチェニ広場に並ぶアドベントの小屋。背後には白い双塔の聖イグナチオ教会、街灯には雪の結晶の電飾

写真:VitVit、CC BY-SA 4.0、サイズ変更。セーチェニ広場のマーケットの小屋、2014年12月。

あわせて楽しみたいこと:カープタランドンブ(Káptalandomb)の司教の城の塔に登って川の眺めを楽しみ、その下の大聖堂も見学できます。セーチェニ広場のエステルハージ宮殿では2026年12月20日までピカソの版画を展示しています。体を温めるならウォーターパーク兼温泉のRQがあります。バスで行けるパンノンハルマ大修道院は12月は火〜土曜に開いていますが、12月24日〜26日は休みです。営業時間はジェールとパンノンハルマのガイドにあります。

行き方:2026年12月12日まで、インターシティがブダペストのケレンフェルド駅を毎時25分に出発し、所要1時間12分です。帰りは毎時21分発で、最終は20:21発(日曜は21:21発)。それ以降もレイルジェットが東駅まで走ります。

2026年の日程と詳細

  • マーケット: 11月27日(金)16:00から12月23日(水)18:00まで、中心部。会場の広場と営業時間は10月下旬の時点で未発表でした。
  • 参考までに2025年は: セーチェニ広場のクラフトマーケットは月〜木曜14:00〜20:00、金・土曜12:00〜21:00、日曜10:00〜20:00。光のプロジェクションは17:00から毎時ちょうどに行われ、ドゥナカプ広場のリンクはクリスマス期間も営業しました。

2026年の日程は市のイベントサイトhellogyor.hu、2025年の会場と営業時間はgyor.huで、2026年10月25日に確認。

ショプロン

魅力:ローマ時代の土台の上に築かれたショプロンの中世の旧市街は小さく、ほとんど車が入りません。クリスマスには、国内でいちばんこぢんまりとした温かい雰囲気のマーケットが開かれます。2025年は屋台が毎日ヴァールケリュレト(Várkerület)に、金〜日曜は中央広場(Fő tér)に並び、中央広場の巨大なアドベントリースには毎週日曜の夜にろうそくが1本ずつ増え、無料の観光トレインが光に包まれた通りを20分で一周しました。マーケットのあとは、ワインバーで町自慢の赤ワイン、ケークフランコシュ(Kékfrankos)を味わうのも楽しみのひとつです。

あわせて楽しみたいこと:まずは火の見の塔に登って旧市街を見渡してみてください(毎日開いていて、暗くなるとライトアップされます)。それから中央広場の博物館地区、ヤギの教会、中世のシナゴーグへ。2日目があるなら、フェルテード(Fertőd)のエステルハージ宮殿で光のパーク「ファンタジー・ガーデン」が2026年10月21日〜2027年1月10日に開かれます(12月24日・25日と1月1日は休み)。詳しくはショプロンのガイド(英語)にあります。博物館は月曜休みです。

行き方:2026年12月12日まで、直通のインターシティがブダペストのケレンフェルド駅を2時間おきに25分に出発し、所要2時間13分です。ただし帰りの最終直通列車は18:21発(日曜は20:21発)で、イルミネーションがいちばんきれいな時間の前に出てしまうので、宿泊をおすすめします。

2026年の日程と詳細

  • マーケット: 2026年11月27日〜12月23日。会場と営業時間は10月下旬の時点で未発表でした。2025年は24日まででしたが、2026年は23日に終わる点に注意してください。
  • 参考までに2025年は: 屋台はおおむね15:00〜21:00に営業し、中央広場のアドベントのろうそくは日曜18:00にともされました。

2026年の日程はsoproniadvent.hu、2025年の詳細はvisitsopron.comで、2026年10月25日に確認。

ペーチ

魅力:ペーチ(Pécs)には、ハンガリーでいちばん珍しい中央広場があります。セーチェニ広場の上に建つのは、いまはカトリック教会として使われているオスマン朝時代のモスクです。アドベントのクラフトとおとぎ話の市はこの広場に開かれ、2025年は音楽、子ども向けのプログラム、フードコート、光のペインティングがありました。昼間は、パシャ・カーシムのモスク、ユネスコ世界遺産の初期キリスト教墓所、チョントヴァーリ美術館(Csontváry Múzeum)がどれも数分の距離にあります。ペーチのガイドをご覧ください。墓所とチョントヴァーリ美術館は月曜休みで、11月4日から墓所は17:00に閉まります。

行き方:直通のインターシティ「メチェク(Mecsek)」で約2時間半、ほぼ2時間おきに走っています。ブダペストの発車駅は今年何度か変わっているので、MÁVPluszアプリで確認してください。

日程:2026年の日程は未発表です。2025年はセーチェニ広場で11月28日〜12月24日に開かれました。

2025年の日程は政府観光局のガイドvisithungary.comで2026年10月25日に確認。

ヴェスプレーム

魅力:「王妃の町」ヴェスプレーム(Veszprém)は、バラトン湖のすぐ北の細い尾根の上にあります。城地区は1本の通りで、いつでも歩けます。火の見の塔は毎時メロディーを奏で、ヘレンド(Herend)の磁器工房まではバスで20〜30分です。2025年のアドベントの市はコシュート・ラヨシュ通り沿いで、コンサート、料理、クラフトがありました。ほとんどの見どころは月曜休みで、火の見の塔は11月から3月中旬まで事前に電話するよう求めていて、ヘレンドの店は12月24日〜26日は休みです。詳しくはヴェスプレームとヘレンドのガイド(英語)にあります。

行き方:インターシティがブダペスト南駅(デーリ駅)を毎時ちょうどに出発し、所要1時間28分です。帰りの最終は21:32発です。

日程:2026年の日程は未発表です。2025年は11月28日〜12月23日に開かれました。

2025年の日程はveszpreminfo.huで2026年10月25日に確認。

セーケシュフェヘールヴァール

セーケシュフェヘールヴァール(Székesfehérvár)のアドベントは家族向けの規模です。2025年は11月30日〜12月21日に開かれ、アドベントの4回の週末すべてにプログラムがあり、平日のステージには小学校や幼稚園の子どもたちが立ち、毎日午後にはアドベントカレンダーのような小さなサプライズ(詩、お話、歌)がありました。マーケットのまわりには絵本の世界のオブジェが置かれ、小さな汽車が街のクリスマスツリーのまわりを回りました。2026年の日程は未発表です。

2025年の詳細はturizmus.szekesfehervar.huで2026年10月25日に確認。

ゲデレー:ストーリー・オブ・ライツ

マーケットではありませんが、ブダペストからいちばん近いクリスマスのお出かけ先です。光の庭園ストーリー・オブ・ライツは、皇妃エリザベート(シシィ)がハンガリーでいちばん好んで滞在したバロック様式の宮殿、ゲデレー宮殿(Gödöllői Királyi Kastély)の庭園に広がり、光の展示がバロック時代から王室の時代を経て現代まで、宮殿の歴史をたどります。エルシュ・ヴェゼール広場(Örs vezér tere)から郊外電車HÉVのH8線で41〜43分、宮殿の道路向かいに停まります。宮殿そのものはゲデレー宮殿のガイドで紹介しています。

ストーリー・オブ・ライツ(ゲデレー) 2026〜2027年シーズン
期間 2026年10月24日〜2027年1月31日
時間 毎日17:00〜21:00、最終入場20:30
休み 11月1日、12月24日・25日
大人、月〜木曜 オンライン4,300フォリント(約2,100円)、窓口4,800フォリント(約2,400円)
大人、金〜日曜と祝日 オンライン4,800フォリント(約2,400円)、窓口5,300フォリント(約2,600円)
割引(2〜14歳、学生、65歳以上) オンライン3,900フォリント(約1,900円)から
ファミリー(大人2人+子ども2人) オンライン14,800フォリント(約7,300円)から
宮殿と光の庭園のセット 大人 月〜木曜7,900フォリント(約3,900円)、金〜日曜8,500フォリント(約4,200円)
会場の追加アトラクション 観覧車1,000〜1,500フォリント(約490〜740円)、ミニトレイン1,000フォリント(約490円)

オンラインのチケットはInterTicketで販売していて、1枚につき400フォリント(約200円)+3%の手数料がかかります。2歳未満は無料です。

日程、時間、料金はstoryoflights.huで2026年10月25日に確認。

雪に覆われたゲデレー宮殿の中庭。ドームのある中央棟を白いバロック様式の両翼が囲み、入口へ雪かきされた道が1本続く

マーケットへの日帰りの計画

  • 夕方に着くように行く:マーケットは午後から夜まで開いていますが、いちばん美しいのは暗くなってからです。ジェールの光のショーは2025年に17:00から毎時行われ、セゲドはプロジェクションを最後の2回の週末に取ってあり、アドベントのろうそくの点灯は夕方か夜の行事です。昼間は観光にあて、広場には夕暮れどきに着くのがおすすめです。
  • 帰りの最終列車を確認しておく:直通の帰りの列車は、デブレツェン21:04発、ヴェスプレーム21:32発、セゲド平日20:44発、ジェール20:21発(日曜21:21発)、エゲルは無理のない時間に着くなら20:08発です。ショプロンの最終直通列車は18:21発なので、1泊が必要です。
  • 12月12日以降の列車は要確認:全国の時刻表が12月12日以降に変わるので、ジェールとショプロン行きのケレンフェルド駅発の列車は時刻が変わるかもしれません。行く日の時刻をMÁVの経路検索で調べてください。
  • 催しを一通り楽しむなら週末に:週末だけの催しもあります。ショプロンの中央広場の屋台は2025年は金〜日曜、エゲルの氷の宮殿は金曜午後と週末だけの営業でした。
  • 24日ぎりぎりは避ける:デブレツェン、ジェール、ショプロンは12月23日、セゲドは24日正午、エゲルは24日に終わります。デブレツェンのスケートリンクは年末年始も営業しますが、屋台はもうありません。

迷ったときの選び方

ブダペストの外でクリスマスの旅をひとつだけするなら、エゲルがおすすめです。直通列車が毎時あり、午前は城、午後はセラーの谷を楽しみ、帰りの20:08発の前にライトアップされたドボー広場を見られます。12月12日のアドベントのセラーツアーに合わせるのがいちばんです。ジェールも手軽な日帰り先で、デブレツェンは泊まりがけで訪れたい街です。できれば氷の花カーニバルのある11月21日(土)から滞在してください。そして最後はハンガリー流に、24日の夜は家やホテルで静かに過ごすのがいちばんです。ハンガリーのクリスマスは、その夜が中心だからです。

出典:Debreceni Advent、営業時間、マーケット、スケートリンク、氷の花カーニバル、受賞。セゲド:Szeged Adventとプログラム。エゲル:Eger Advent 2026、egeradvent.hu、2025年版。ジェール:Advent in Győr 2026、2025年のプログラム、2025年の実用情報。ショプロン:Soproni Adventと2025年版。ペーチのアドベント(Visit Hungary)、ヴェスプレームのアドベント2025、フェヘールヴァールのアドベント、ストーリー・オブ・ライツ(ゲデレー)。労働法典(2012年法律第1号)と2026年の勤務日に関する省令10/2025(IV. 30.)NGM、12月24日の法案はcontextus.hu(2026年10月15日)、2026年11月3日の議決はtelex.huとinfostart.huで2026年11月5日に確認。ハンガリー民族学事典(Magyar Néprajzi Lexikon)のアドベント、ミクラーシュ、クリスマスの贈り物、ルツァのいす、ルツァの小麦、クリスマス、クリスマスツリー、クリスマスイブの夕食、レゲレーシュの項目。ハンガリー・カトリック事典、アドベント。いずれも2026年10月25日に確認。列車の所要時間は上にリンクした各街のガイドによる。

ハンガリーのクリスマスマーケットに行ったら

日程、営業時間、列車の時刻は毎年冬に変わり、プログラムの発表が遅い街もあります。現地で情報の違いに気づいたら、ぜひお知らせください。ページを更新します。

関連記事

よくある質問

ハンガリーのクリスマスはいつ祝いますか?

12月24日の夜です。ハンガリーではこの夜をセンテシュテ(聖夜)と呼びます。家族はその日にツリーを飾り、暗くなってからプレゼントを開け、クリスマスイブの夕食を囲み、多くの人がそのあと深夜ミサに出かけます。2026年は24日、25日、26日がすべて祝日で、クリスマスイブは木曜にあたります。

ハンガリーでは12月24日は祝日ですか?

はい。2026年11月3日の国会の議決により、2026年から祝日です。労働法典が祝日としていたのは25日と26日だけで、2026年の勤務日に関する省令は24日を休日とし、12月12日(土)を振替の出勤日にしていました。その後、国会が2026年11月3日に24日を今年から祝日にすることを議決したため、その出勤日はなくなりました。商店は終日休業で、レストランとカフェ、ホテル、花屋、菓子店、ガソリンスタンド、駅と空港の中の店は例外です。詳しくはブダペストのクリスマス期間の営業ガイドをご覧ください。

ハンガリーでプレゼントを持ってくるのは誰ですか?

2人います。聖ニコラウスにあたるミクラーシュは12月5日から6日にかけての夜に来て、子どもたちが窓辺に置いたブーツに小さなお菓子を入れていきます。本当のプレゼントは12月24日に、ツリーと一緒に幼子イエスのイェーズシュカが運んできます。トランシルヴァニアのハンガリー系の家庭では、天使が持ってくるところもあります。ミクラーシュはテーラポー(Télapó)とも呼ばれます。戦後、ソ連の影響のもとで広まった呼び名です。

ブダペスト以外でおすすめのハンガリーのクリスマスマーケットは?

2026年の日程が決まっている大きな5つは、デブレツェン、セゲド、エゲル、ジェール、ショプロンです。デブレツェンのアドベントは中心部全体に広がり、コシュート広場には大きなスケートリンクがあります。セゲドは双塔の大聖堂の下のドーム広場、エゲルは城を見上げるドボー広場が会場で、12月12日にはワインの谷でアドベントのセラーツアーがあります。ジェールはバロックの旧市街一帯に広がり、ショプロンはオーストリア国境の中世の街並みを光で彩ります。

2026年のハンガリーのクリスマスマーケットはいつ始まりますか?

最初はデブレツェンで、11月20日から12月23日まで。スケートリンクは2027年1月10日まで営業します。セゲド、エゲル、ジェール、ショプロンはいずれも11月27日に始まります。ジェールとショプロンは12月23日、エゲルは12月24日、セゲドは12月24日の正午に終わります。ペーチ、ヴェスプレーム、セーケシュフェヘールヴァールは10月下旬の時点で2026年の日程を発表していませんでした。

ゲデレーのストーリー・オブ・ライツは行く価値がありますか?

ブダペストから手軽に夜のお出かけをしたいなら、行く価値は十分あります。郊外電車HÉVのH8線でゲデレーまで41〜43分。皇妃エリザベートが愛した宮殿の庭園で、光の展示が宮殿の歴史をバロック時代から現代までたどります。2026年10月24日から2027年1月31日まで毎日17:00〜21:00で、11月1日と12月24日・25日は休みです。月〜木曜にオンラインで買うのがおすすめで、大人は4,300フォリント(約2,100円)、窓口と週末は4,800フォリント(約2,400円)です。

ブダペストから日帰りでハンガリーのクリスマスマーケットに行けますか?

行けます。おすすめはエゲルかジェールです。エゲルは東駅から1時間52分で列車が毎時あり、帰りの20:08発でも夜のイルミネーションを楽しめます。ジェールはケレンフェルド駅から1時間12分で、帰りのインターシティは20:21発まであります。デブレツェンとセゲドは片道約2時間半かかるので、日帰りでは夜のマーケットをほとんど楽しめません。ショプロンは帰りの最終直通列車が18:21発(日曜は20:21発)なので、宿泊をおすすめします。

料金が変わった、閉店していたなど、お気づきの点はありますか?編集部に知らせる

あわせて読みたい